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世界に低い解像度の私

今見ている景色は、他の人からはどう見えているんだろう。俺からしたら唯のフレームレートの低い垂れ流しの動画みたいなものだ。私の世界は解像度が低い。これは紛れもない、哀しみに満ちた事実だ。目が悪い、ただその一つの事象が今、目の前から私に向けてだけ、輝きを失わせている。何を誇ろうか。視力が僕に与えてくれたのは今は壊れたメガネと親からの軽蔑の目だけだった。ただ、目、それについてで人格を否定され続けてきた。でももう僻むフェーズは越えた。この体で生きて行かなくてはならないんだ。目が悪いからなんだ、見えてるじゃないか。解像度が低いからってなんだ、嫌なことは知らないで行きていけるってだけじゃないか。今考えたら、前向きに考える姿勢っていうものを視力の低下は与えてくれたのかもしれない。確かにこれは目が悪くならなくても手に入ったかもしれない。俺はそれでもすべてを誇って生きてやろうじゃないか。くたばれ晩餐会合衆烏合。じゃあ

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