第十七話 魔物討伐
俺は朝から早起きをし、すぐに冒険者ギルドへ向かった。
最近早く寝るから調子いいんだよなぁ。生活習慣って大事なんやな〜異世界で学ぶのも癪やけど。
「おはようございます。今日は朝早いですね」
「はい!この依頼を受けることは可能ですか?」
「できますよ。キラーウッドの討伐ですね?期限は今日の昼までです。失敗すると1週間森への立ち入りを禁じられますのでご注意を」
「分かりました!」
レベル上げとキラーウッドを倒すためにすぐに森へ向かった。
「朝の森って涼しくてマイナスイオン感じれるから最高やな。アイツらがいなければね」
俺が遠目で見ているのは、ゴブリンだ。
ウギャウギャしやがって、もうちょい見た目可愛くなれなかったのかよ。できれば美少女、、、いや倒せないから逆に脅威だわ、、、
俺はゴブリンが集まっているとこまで静かに近づき、隙をついて奴らの目の前に現れる。
「来いよ、ゴブリン!俺が一振で、、、ぶべっ!?」
俺はゴブリンが力任せに振り回した棍棒に当たり、吹き飛ばされる。
そういえば、俺まだゴブリンに勝てるほど強くないかもー!?
俺は体を起こしすぐさま走り出し、逃走する。
また死ぬわこれーー!
後ろを振り向くとゴブリン達も走ってこちらへ向かってきていた。
「いや、俺は勝つ!死ねぇぇぇ!【スラッシュ・I】」
足を止め、件を引き抜き体を前にして構える。
スキルを使い剣を一振し、斬撃が飛ぶとゴブリンの首が飛ぶ。
「強っ!!グロっ!!」
残りもスラッシュで倒す。
そして2つ気づく。
俺これキラーウッドに勝てるのか?調子乗ってEランクの魔物依頼しちゃったけど。
あと、レベル上がってんのかこれ?ステータスにレベル表示されなくなったんやけど?
スキルポイントは貰えてるぽいし、いいか!
とりあえず、キラーウッド倒して依頼期限ギリギリまでレベル上げよう。
ゴブリンのドロップ品を回収し、キラーウッドを探すため再度歩き始めた。
「そういや、前に混合スキルとかいう新しい探索スキル持ってたけ?あった!よっしゃ、【鑑定波】!あれ?つ、使えない?なして?スキルポイント不足?」
ステータスボードを即刻確認する。そこに載っていたのは【スキルポイント不足:0/100】
そんなに使ってたっけな?スラッシュって消費激しいんか。
「まじかー、戻るに戻れねーしな、、、」
ガサガサ
ゴブリンの生き残りか?
俺はそう思い音がした草むらに向かって剣を構え、警戒するが出てきたのは可愛いツノが生えた兎だった。
「可愛いな!お前…..」
俺は悟った、これ魔物じゃね?『鑑定』したいけどスキルポイントが、、、
待てよ?最初から持ってたスキルだし使える可能性あるだろ。
「『鑑定』!おぉ!?できたぞぉ!」
【ホーンラビット】・・・鋭い角を持ち、その角で獲物の首を突き刺し殺す。ラビット系の種類で1番俊敏。ほとんどは個々で生活するが、群れで生活する個体も存在する。個々:ランクE 群れ:ランクC
物騒過ぎない?俺、、、殺される?
ホーンラビットの眼光が鋭くなるのが分かった。
俺は咄嗟にしゃがむと背後からドスッと聞こえた。
「木に刺さってる。マヌケやなこいつ」
木に刺さったまま体をジタバタさせていた。
絶好のチャンスだ!
俺はすぐさま剣を振り、ホーンラビットを倒す。
「ラッキーやな!」
ホーンラビットがドロップした素材を確認する。
ホーンラビットの角・・・ホーンラビットは春になると自分の角を研ぐ。研ぎ後が多い個体ほど長く生きており、最長の個体ではその角で岩をも砕く。
ホーンラビットの皮・・・ホーンラビットは季節によって皮の毛量を調節しており、その毛皮は高値で売れる。
ほうほう。この素材たちは高く売れそうだね!
俺は素材をカバンにしまい、森を探索することにした。
「なんか、魔物というか動物が少なくない?さっきまで歩いてれば鹿とかゴブリンとかいたのに?」
そんなことを思っていると、辺りが暗くなった。
雨か....?などと思いながら、空を見上げると。
顔が掘られた木が居た。ニタニタ笑ってた
「キラーウッドじゃねーか!!」
俺が走ろうと、足を踏み込むと俺の足は奴の根っこに縛られ転んでしまった。
「ぐギャ!?」
やば!殺される!
足に絡まった木の根っこを切り落とし、逃げる。
どう倒すか考えてねーや!
俺は走った。隠れた。しかし、この森は奴のテリトリーであるため、すぐバレてしまう。
まずい、まずいまずいまずい!!
「流石にスキルポイント回復してるだろ!!ステータスオープン!」
スキルポイント30/100
6回は使えるのか、いや十分だ!
「【探知波】!周りはこんな感じか!ここなら!!」
形勢逆転できる策を見つけたぞ。
「ウゴォォォ!!」
巨木が大きく叫ぶと、俺との距離を一気に縮めてきた。
間に合うか!?これ、、、間に合わせるね。
《称号:【強き意志】を獲得。これにより【身体強化】、【精神強化】のスキルを獲得》
JUST IN TIME!!
「【身体強化】、うぉ!走るの速っ!!」
俺は一気に距離を離した。
負けじと奴もスピードを上げる。
その行動が命取りだとも知らずにね。
俺は走るスピードを維持し、そのまま大きく飛んだ。
真下には大きな穴が空いていた。
そのままキラーウッドは穴に落ち、身動きが取れない状況になる。
「これで終いじゃぁぁぁ!!【スラッシュ・I】」
「ウガァァァ!!」
「討伐完了だぁ!」
俺はすぐさま穴に滑り込み、キラーウッドから魔石と素材を採取した。
てか、よくこんなでかい穴あったな。ラッキーだったわ。
「ん?もうお昼になるくね?俺の腹時計が言ってやがる!」
身体強化をまた使い、穴から出る。
「便利やなこれ。あ、急げー!!」




