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0話 プロローグ

初連載です。よろしくおねがいします(_ _;)

幸せの日常はある時ほろりと崩れる。

  

俺は菊田(きくた) (らく) 高校二年生だ。俺は日本の高校で苦痛な高校生活を送っていた。

そう過去の話だ。


【学校の教室 休み時間】


ガヤガヤ


はぁ...学校辛いな。

俺は学校に来るのがしんどくなっている

理由は....勉強が辛いからやただたんにだるいわけでもない。


俺はいじめられている


「おい!さっきからウザイ顔するなぁ!!あ、いつもか!」

「もっとやっちゃってくださいよ!!」


と俺の体を蹴り飛ばしながらニヤニヤ笑いながら言う。こいつらは、クラスカーストの上位にあたるやつらだ。なにが原因かは分からないがここ一年虐められている。


こんな教室の後ろで蹴るとはひどいものだ。周りのやつもいじめの対象になりたくないからってか?

くそがっ!!


「おいおい!うずくまっててもわかんねーぞぉ?」


やつの蹴りはヒートアップしていく。ガンガンと背中を蹴られ、ヒリヒリという痛みを超え、骨が痛み出した。

くそいてぇ……こんな生活嫌になってくる。こんなクソみたいな日が終わればいいのに。


「やめろ!」


こんな声が教室に響く。

ん?救済者か!おお!神よ!神は私を捨てなかったんですね?


そう思い、声の届く方を見ると、げっ!クラスカースト上位のイケメンさんじゃないですかぁ〜!

最悪だ。

彼は俺といじめっ子の間に入り止める。周りの女子が「かっこいい」

などと騒ぎ始めた。


「やめろ!痛がってるだろ」

「なんだよ。ただプロレスごっこをしてるだけだろ?」

「度が過ぎてるぞ。お前はいつも」


くそぉぉ!!その言い方ってことは俺がいじめられてるとは言わないんだな!

俺がこいつの評価ポイントアップになるくらいだったら蹴られてたほうがましや!帰れ(けえれ)!この偽善者ズラのイケメンが!

俺は血の涙を流す。まぁ、比喩だけど。てか、俺さ、、、ん?なんだ地面が光って...


「おい!下見ろよ....なんだよこれ。地面が光ってる?」

「みんな逃げろ!」


優男イケメンが言う頃には遅かった。

目の前が真っ白に変わり、目を開けるとローマのような建物内が眼前に広がった。



称号 【異世界転移を獲得】



「おぉ!成功したぞ!」

目の前に黒服の男性や質素なフードを被った老人などだいた。


目の前に広がる景色はまるで100年も昔にタイムスリップしたのではないのかぐらいの昔の西洋さ溢れる空間。そして、その奥に王様がいた。


彼は俺たちを一瞥(いちべつ)したあとに

「すまない。君たちにはこの世界──いや、異世界に転移してもらった。突然だがこの世界を救ってほしい」


俺たちは数秒間あっけにとられていた。無理もなく、先程まで教室にいたと言うのに、ここは夢なのかと疑いたくなる。実際、友達同士で頬をつねりあっていた者もいた。


「どういうことですか?未だに理解が追いつきません」

転移前に俺を助けた偽善男イケメンこと風見 類(かざみ るい)が聞く。


「無理もないこの世界は異世界だ!そう捉えてほしい」

「捉えろって....無理です!この世界はなんなのです?なぜ助けを求めるのですか?僕たちには世界を救う力などありません!」

「わかった。話そうではないか」


そう言い王様が話し始めた。


「この世界は魔法と剣の世界。私達は魔法を使い、剣を振るう。なぜ剣を振るうのか?それはこの世界には魔物がいる。それに対抗するためのものだ、そしてこの世界には魔王がいる。それを君たちに倒してもらいたい」


その話を聞いて、興奮して喜ぶ者や帰りたいと泣き叫ぶ者もいた。しかし、風見は疑問を問いかける。


「しかし、僕らにそれ、いや魔王に対抗する手段など持ち合わせていません。違う世界から来たから魔法も剣すら扱えないと言うのに、どうしろと言うのですか?」

「いや、この世界に来た時点で君たちの中に魔力が宿っている。しかし、宿らないものもおるだろう。この世界は魔法で戦うものと剣を使うものがいる。まぁ人それぞれだということだ」


魔力などそう言ったファンタジーな言葉を聞くと、やはり夢なのではと疑ってしまう。しかし、匂い、肌で感じるジメッとした空気。本物だ───


「しかし、倒す準備をするのに時間がかかるのでは?魔王がいつ襲ってくるかわからないし!僕達が魔法やら剣やらを鍛えてるときに来たら一貫の終わりじゃないですか!」


「大丈夫だ。君たちはこの世界に来るときにスキルと言うものを手に入れただろう。そして、前も異世界から召喚ものは全員強いスキル持ちだったのでな、安心しろ」


「スキルですか...ん?他にも異世界人を召喚したってことですか?」

「ああ。今も戦いのために訓練を積んでいるぞ」

「私達いらないのではないですか?」


クラスカースト上位で清楚美人な(ひいらぎ) 静奈(せいな)が言う。

彼女は俺の幼馴染みだが俺がこんなんだから話しかけてもらうことすら難しい。


「スキルは人によって違う。彼らは勇者の称号を持つ人物の必須スキルである『聖なる加護』を持っていなかった。そのためまた異世界人を呼んだ。ちなみにもう3回は召喚している。そして、我々はこれ以上召喚はできない」

なるほど。俺らが最後の希望ってわけか。


「俺たちは帰れるのか?おっさん!」

「無礼者が!!」



俺をいじめているやつ 荒木 翔(あらき しょう) が言う。すると、その発言に騎士は激怒するが王様は右手で抑える。


「わからない。魔王を倒せば可能性はあるかもしれぬ。彼の所有する魔法具は膨大だ。もしかしたら、その中にあるかもしれんぞ?」


その一言で絶望に満ちた顔に染まるものや、逆に燃えてくる者がいた。俺は後者だった

へぇ〜。スキルかワクワクする話じゃないかぁ〜。魔王を倒す?あんな虐められてたあの退屈な毎日が終わるなんて!!


「さて、諸々の事情は理解しただろう。長話は終わりだ!君たちには今からスキルを鑑定させてもらう。【ステータスボード】と言ってほしい」


俺たちは言うとおりに唱える。

【ステータスボード】

そう言うと同時に半透明のボードが俺の目の前に現れた。


さてと、どれどれ?もしかして、『聖なる加護』のスキルを俺が持ってたりして〜


菊田 楽 レベル1


体力 10

魔力 0

腕力 5

頑丈 2

俊敏 3

器用 20

運   50


スキル

・収集

・鑑定

・分解

・読書 


え!?なんだこれ...俺のスキルなんか弱くね?

不定期になる可能性があるのでそこはご了承ください。


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