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見切り発車で書いてみました。
ギャグメインかな~と考えていますが、まだわかりません。前の小説もいずれ完成させます、いずれ。
「あ、いったっ!」
痛い。指逝った。
あれ、なんか頭も痛いんだけど……。
私は、更科真乃。三十路。
アニメやアイドルの顔面に惚れ、長年二次元、三次元関係なくオタクをやってきた。
もう十五年程経つか……。
今日はずっと好きだったアイドルのライブのチケットが取れ、行ってきた。推しのファンサも受け、ハイタッチもして、幸せの絶頂。本当に実在していて、同じ息を吸っていたという感動が、ライブの余韻が、残っている。二次元と違って三次元は自由に動いてくれているのが良い。勿論二次元もいいけど。それにしても、もう推しは四十路手前か……全く顔面は劣化していくどころか、色気が溢れてきて素晴らしいのだが、自分の老いを感じるところである。
そうだ。
あのとき、私は幸せだった。頭からドーパミンというんだろうか、それがドバドバ出てきて、興奮しながら、ライブで歌われた曲を思い出していたとき、体に衝撃が走った。確か、交通事故。じゃあ、私は死んで……でも、私は生きて、あれ?両親に育てられ、十五年生きてきたというのに、ってあれ?もしや?
急いで、鏡の元へ走る。
映るのは、灰色の髪の少女。
といっても、くたびれた冴えない顔ではない。ハリのある若い肌、小さい顔に、鼻に、薄い唇。そして、大きなピンク色の瞳。
美少女がいた。私好みの。
私はシャロン。
どうやら、前世から憧れていた、異世界転生をした。
前世と今の性格が良い感じに混じって、キャラが安定してきた。
この異世界。顔の整った人がいっぱいなんだもの、楽しむわ!!!