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20 美味


 みんなでまったりお茶しながら、スイーツシブマをいただきました。



「美味しかったら残さず食べてねっ」


 もちのろんだよパティシエールマクラ。


 鼻血を噴こうが食べ尽くしてみせるっ。



 う、うめぇ


 よっしゃ、ちゃんと味わっていこうぜっ、皆の衆っ。



「シブマ1号お菓子モードはもちろん美味しいのですが、このお茶と良く合いますねっ」


 いいぞノルシェ、さすがは違いが分かる女騎士。



「このお茶って、もしかして……」


 あらま、アイネ、ちょっと涙目?



「先日ロイ様のお宅に立ち寄った際にリノア様からいただいたお茶です。 あそこではいつもこの銘柄だとか」


 グッジョブ! シジミ。


 そういえば、普通にしゃべれば普通に可愛いメイドなんだね。



「良いねえ、この雰囲気。 これからもちょくちょくお邪魔して良いかな?」


 もちろんさクロ。 嫌だと言っても迎えに行くぜ。チームモノカのお節介パワー、舐めんなよっ。



「お母さん、美味しい?」


 美味しくて楽しくて嬉しくて、


 お母さん、幸せ過ぎてどうにかなっちゃいそう。



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