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14 抱っこ


 意識は戻ったけど、目を開けたくなかった。


 なんか後頭部が良い感じに柔らかい。


 薄目を開けたら、ノルシェと目が合った。


 鼻をつままれたけど、そのまま動けなかった。


「マクラちゃんを心配させたおしおきです」


「お"こ"って"た"?」


「心配してたっ、です。怒るわけないじゃないですか」


「は"な"つ"ま"み"、や"め"て"」



 鼻は開放してもらえたけど、ひざまくらのままでぎゅってされた。


 なんだよノルシェ、またお胸が成長したってこと自慢したいのかよ。


「ちゃんとみんなに、ぎゅってされてきてくださいね」



 やらかしの罰を受け入れるために、馬車から降りねば。


 野営地には、チームモノカ集合。



 マクラが胸に飛び込んできた。


 私、柔らかエアバッグ無いから勢いつけて飛び込んでくると顔が痛いって、マクラ。


 そのまま抱き上げると、マクラが密着して、温かい。


 このお互いのお胸を密着させる抱っこって、正式名称なんて言うのかな。


 後でアランさんにでも聞いてみよう。



 アイネがぎゅっとしてくれた。


「お疲れさま」


 うん、さすがに疲れたよ。


 今までのどんな強敵よりも、きつかったです。


 でも、さすがはアイネ、リノアさんの娘。


 すでに癒しハグマスターの片鱗が現れてます、この気持ちよさ。



 後ろから抱きついてきたそこそこ気持ち良い感触は、


「おはようございます、モノカ、さん」


「さんもいらないよ」


「私の変な語尾属性を取らないでください、モノカっち」


「変な語尾禁止、マスター権限で」


「モノカがいじめるのですよ、みなさま」


「先生が前よりも甘やかせって言ってるから受け入れてね、シジミちゃん」



 先生?



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