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11 朝


 朝、みんな思い思いにまったり乙女。


 私はバルコニーから見下ろして、街がちょっとずつ目覚めていく様子をぼんやりと眺めている。


 どっかに鍛錬向きの広場は無いかなと見回していたら、ノックの音。


 ドアを開けたのはアイネかな、こしょこしょ話し声が聞こえる。


 ドアが閉じて、


「モノカ、ちょっと」


 部屋のテーブルにみんな集合、アイネは渋い顔、マクラが怖がってる?



「あのマダムシスレとかいう人が、マクラを連れて来いって、一階ロビーで」


 ほう。


「駄目ですよモノカ、朝からそんな殺気出しちゃ」


 すまんなノルシェ、マクラの返答次第でどうなるかわからんよ。


「マクラは、どうしたいのかな」


「マクラは、行きたくない、かな」


 このまったりとした良い朝に、マクラにこんな顔をさせたやつが、すぐそばにいる、と。


「大丈夫だよマクラ、お母さんがちゃんとお話ししてくるからね」


 こくこくうなずくマクラに、にっこりと微笑んで、


「ごめん、ひとりで行かせて」


 みんなに、お願い。



 槍は、いらない、かな。



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