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おまけ

※旧あとがきは別にして投稿してあります。

 非公開ですので、閲覧の際はシリーズ一覧からジャンプしてください。

~おまけ~

「あ、かもちゃんだ! ボクもしょうせつ書いてみたーい!」

「ひえっ」

「こうやって、キーボードっていうのを叩けばいいんだよね?


 ばん! ばん! ばん!


「やめろー! そんなことしちゃいけなーい!」


「えっへん。こずえちゃんに教えてもらったんだ!」

「そうだけど! そうだけど、そうじゃない!」

「えー? わかんないよ! 叩くんじゃないの?」

「たすけてこずえちゃん!」


   *


「ねえねえ、あひるちゃん。かにかまって、何でできてるの?」

「気づいてしまったか……」

「うみゃ?」

「きっとフェイクミートだから、問題ないはず」

「うーん、よくわかんないよ……?」


   *


「あのー、かもさん。僕たちのお話の続きはありますか?」

「うーん。宝探し編なんてどうですか。おなじみのけもみみコンビに加えて、ディエスさん、キャンパスさん、リコリスさんも交えて、黄金のりんごをさがしに行くお話です。まあ気が向いたらで。ちなみに序盤のプロットはもうできています」

「あれっ。僕たち、けもみみコンビなんですか? 僕は、けもみみじゃないですよ?」

「朝目覚めると頭に違和感が……」

「ひえっ」


   (中略)


「ボクたちの活躍を楽しみにしていてね!」

「今作については、エロなし・グロなし・露骨な王道外しに加えて、非ハイファンタジー・非エッセイ・非恋愛・非純文学の時点で、ほとんど人気が出ないことと評価がつかないことを想定済みです。今作において作品の方向性を変える気は一切ありません。けれども、あまりにもあんまりな結果なら次回作を書かなくてもいいのではないかと思います」

「うみゃあん……」


   *


「あと、以前に『猫の鼻はさほどよくない』とあとがきで書きましたが、あくまで動物基準……というより、犬ほど鼻はよくないという意味です。ヒトと比べたら数十倍~数十万倍の嗅覚があるとされています。したがって、ヒト基準でいえば、猫の嗅覚はいいほうです。また、メディアちゃんのもととなった動物はイエネコだけではなく……これは別掲載のあとがきで書くことにします」


「メディアちゃん、お鼻が利くんだね」

「うん。森の香とか、こずえちゃんの香りとか、ぷんぷんしてるよ」

「えっ」

「こずえちゃん、とってもいい香りだね! あまーいりんごみたいな香りがするよ」

「うーん、そうかな……僕にはわからないや」

~おまけ2~

「あの、ディエスさん。質問いいですか?」

「えっ。あたし? 急にそんなこと聴かれても……」

「すみません。どうしても気になって」

「まあ、いいか。一応、話してみなよ」

「はい。どうして、僕は記憶がないのに、知識はあるんでしょう」

「ん? どういうこと?」

「実は……まるで、いままでの自分の人生が、赤の他人のもののように見えてしまって。記憶があるのに知識があるって、なんだか、ちぐはぐしていませんか?」

「うーん。ほかに思い当たることは?」

「あとは……、はじめから持っていた手帳には、僕のいまの名前が……『麦野こずえ』と書いてあります。もしかしたら、僕の手帳ではないかもしれませんけれど……」

「こずえはヒトとしての自覚があって、でも過去の記憶が知識に限定されていて、経験的なことは身体が覚えている、と。こんな感じ?」

「はい、そんな感じです」

「でもって、何故か、手帳にはこずえの名前がある。となると……。いや、まさかね……」

「あのっ。何かわかりましたか?」

「いや……その……ぶっちゃけよくわからん。すまないな」

「いえ、お話を聴いて下さってありがとうございます」

「れ、礼には及ばないよ、なんにも解決してないし。……それで、こずえはどう思うんだ?」

「うーん。まだ、確証は持てませんが……でも、僕はヒトで……あれ……ヒト、なのかな?」

「見たところ、こずえは生物学的にはヒトだと思うから、安心しなよ。出生に関してはわからないけど。でも、まあ、地面から生えてきたわけじゃあるまいし……」

「ひえっ。もしかして、僕って、実は、植物なんでしょうか……」

「あはは、冗談だって。たまたま生き残って、一部の記憶がふっとんだだけなんじゃない?」

「そうですよね。……たぶん」


   *


「で、そこの家鴨。じっさいのところはどうなんだ?」

「ひみつです」

「ええー……」

「ちなみに短編あとがきのほうも、あらゆる情報について、肝心なところをぼかして書いてあります。脳内プロットの覚書みたいなものなので、無理して読まなくてもいいです。また、まだ投稿していない#2の裏話まで入っているので……」

「わかったよ……。で、続きはまだかい?」

「プロットが破綻していないか気になってしかたないので、最終話までのシナリオを最初から校正しています。あまり戦闘描写ばかりだと『けもみみさん』らしくないですし、かといって、主人公を持ち上げるだけの意味不明な作品にはしたくありません。ギスギスせず、不自然すぎず、動物性を欠かさないように結末への道筋を描く……」

「えっと……。あたし、創作はまったくわからんから、なんとかがんばってくれ!」

「はい」

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