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欠けし者達の異世界建国記 ~目が見えるとはすばらしい~  作者: othello
第一章 召喚と新たなる国
7/48

№7 それぞれ欠けし者

 

 女性陣から盛大な仕返しを喰らった僕は、ヤイチとミチナガに話した内容と同じことを彼女たちにも伝えた。彼女たちはそれぞれ違う反応を見せた。

 それからもう一度自己紹介をした。

 初めに元気よくあいさつしたのは黒髪短髪のボーイッシュな女の子 空凪 沙羅。

 プレイヤーネームはレイ。

 それを聞いて全員驚いた。その名はゲームでは真逆の印象を持つ、〈静寂の超刀士〉と呼ばれる寡黙にしてハイビーストの種族特性である肉体に加え刀術を極めたともいわれる新撰組の服装を着こなす戦士だ。その戦闘に音は無く、最高の肉体を使い、刀を最速・最小限の動作で振う超戦士だからだ。ちなみに彼女は両足が使えなかったが神の足により走ることができ喜びを感じていた。ちなみの2つ年下。

 国は治めていないが、聖獣の住処と呼ばれる僕と同じ異次元界の一つを所有していた。

 次にあいさつしたのは黒髪ロングを後ろで一つにまとめる月見里 星加。プレイヤーネームはシズク。彼女は倭国と言う島国の巫女姫であり、近距離格闘の名手にして強力な回復系と神聖属性魔法と薙刀(槍に分類される)を使う〈無双の巫女姫〉であった。彼女の事は知っており、同じ病室だった女性だ。年は同い年で向かいのベットのためよく話をしていたが彼女がシズクとは知らなかった。

 ちなみに声が出せなくなった病気だったがその声を神からもらったらしい。

 そして次は銀髪を型にかかるくらいまで伸ばしたヨーロッパ系の顔つきの少女だった。

 彼女はレライト・ユグドラシル。プレイヤーネームはアクリア。二つ名は大樹の精霊。

 ハイエルフであり、Select・gardenの有名観光都市である世界樹の1本を守護する承認魂がたくましいエルフの里の長である。

 なんと世界的化粧品メイカーのお母さんと西洋の魔王とも呼ばれる統合企業財団ユグドラシルの会長の孫にして社長の娘だった。(まあこの世界では関係ないけど)僕は彼女の事も知っており、同じ病室だった。彼女はよくボードゲームを一緒にしようと誘ってくれるので同じ病室であるヤイチと僕とホシカとレライトはかなり仲良くなかった。彼女は脳に障害を持っていて記憶力があまりなかったがそれを補助されたうえに演算能力向上などかなり優秀な力であると言える。

 次に挨拶したのは双子。右の目を髪で隠しているショートの子がスー・チャオ。

 左目を髪で隠しているロングの子はテン・チャオ。中国人らしいが日本語ペラペラ。

 ・・・と言うかオタクであった。アニメのセリフめっちゃいう。まあ、楽しかったけど。

 ちなみに二人は14歳。このなかで最年少となる。

 ちなみにスーのプレイヤーネームがテンリュウ。テンはコウリュウ。

 Select・gardenにおいて広域殲滅を最も得意とした変身するプレイヤーである。

 二つ名は〈双頭の破壊龍〉略して双龍。・・・ちょっとかっこいい。

 元々、龍が退化、人と交わることでできた竜人、ドラゴニュートなどの戦闘種族を収めていた。(武者修行で長老を殲滅したのでそうなったが、管理はしていない)

 二人は現実で片腕が使えないらしく、使えない腕が動くようになって喜んでいた。

 ちなみに僕とは浅からぬ因縁があるらしい。

 詳しく聞くとそれは、ぼくが数量による制圧タイプのプレイヤーだからだ。

 それで一度プレイヤー間でどちらが強いか話し合われ、それを聞きつけた二人は僕の領域である森を責めてきたので眷属に森の防御を徹底させ、僕単体で空中戦を挑み返り討ちにした記録を持つのだ。

 まあ、因縁と言っておきながら弟子にしてほしいと言ってきたのだが・・・。

 こうして自己紹介が終わったところで一息入れて全員とこれからを話し合うことになった。


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