傭兵ギルドゲットだぜ!06
テストがー始まってしまたー!
なのに、投稿―!
こうして無事、ギルドに認められてギルドマスターとなったサラにあの日の裏話をし終えると彼女は首を傾げ僕に聞く。
「教王国が本当に…確かにまだあの時の私に戦争に光景は少しきついものはあるから、ごめんね。けど、あのロノクという男は…日本人だったんだよね?」
「ああ、それは少し違う。あれは過去の日本人。かつて魔神と創生神の主である初代創生神がかつてこの大陸であった種族差別を根絶させるために送り込んだ日本人。そして彼らが作ったのが教王国だ」
これらはホシカに与えられた(巫女姫のスキルの中にいつの間にかあったらしい)スキルによって創生神と週に一回だが連絡ができるようになった。
そこから聞いたことで創生神もそのことを聞くと何かを懐かしむように話してくれたらしい。
「ロノク、逆から読んで黒野。昭和の戦前の大正の人間だったようで、かなりの正義感の持ち主だった。ただそこを魔神にいいようにいじられたようでな、魔神に与する者は誰であろうと何をしようと正義とされ、女神や創生神は敵・・・だはなく警戒すべき相手となっていたようだ」
「警戒すべき相手?」
「教王国は表向きは創生神を敬っている。つまり創生神を信奉する者が表向きとはいえいる中ではあそこはロノクにとって敵地のど真ん中に等しい。また魔神に心酔している者も反抗勢力〈レジスタンス〉の対抗力としてそうしたほうが都合が良かったのではなかと考えたと僕は思っているよ」
「他にも同じような人はいますかね?」
サラは心配そうな顔をする。しかし、僕は首を横に振った。
「弱っている中、魔神があんなことをなんどもできるとは思わない。それにあれは復活のための時間稼ぎのようだったしね・・・」
僕はそれと同時にその魔神が復活した際の恐ろしさを懸念していた。それが表情出ていたのかサラが心配そうな顔でこっちを見ていたので話をそらそうと話題を探す。
「しかしあの人形という死霊技術はすごかったな、ミチカゲjokersの初陣にはちょうどよかったけど」
「あれ、ミチカゲ君いました?」
今回はクレイジーフォースとjokerが頑張ってくれた。
今回話に名前は出てこなかったがエバンとデルツにクナイを投げたのは他ならないカゲミツだった。
あの登場は想定どうりであり、あの後散会させた人形を使った実地訓練をしていたのだ。
それはミチカゲの下についた新人ながら、裏路地の戦闘の素質ある者の中で密偵系に向いてるメンツを(ミチカゲよりは厳しく)教え育てた。…と言っても『正面から戦えば』精々Bランククラス冒険者くらいにしかできなかったが。
そしてミチカゲに合わせて戦闘させると彼は膝から崩れて、涙を流していた。
うん、いい部下ができて嬉しいのだろう。…『俺の今まではなんだったんだ』とか聞こえないよ。ほら、また訓練付けて一ヶ月の子に頬に傷付けられたって気にするな。
・・・本当になだめるの大変だった。
※※※
「そう言えばギルマス特権で満月教のバックアップ準備できてますよ」
「そうか、サクラ商会の件もそっちでにらみきかせてもらって悪かったな」
今僕たちはギルドの攻略と並行して商会の建設を計画していた。
その名もサクラ商会。代表はレライトにサブ代表として僕にしてもらい、この大陸一番の大手の商会〈レメント〉と兄弟の杯を自分が交わした。
扱うのは主に薬品類の消耗品。
武具、農具など鉄鋼類の品質や値段の駆け引きは創業からの年季も入ってあちらさんが上だ。
それはブランド力として大きないてとなると同時にアルノ―は自分の賛同者でもあった。
ちなみに紹介を開くと彼に言いに行ったとき彼はレライトの卓越した詳細を瞬時に見抜いた。
しかし彼としては杯は5分5分で交わしたいらしく、僕が副代表となることで僕が杯を交わした。
先ほど述べたようにレメントは鉄鋼系の道具類には強いがそれ以外は少し品質や目利きにばらつきがある。
もともとドワーフである彼が仲間と共に冒険者や傭兵に武具、防具を作ろうと始めたのきっかけらしいのでこればかりは仕方ないのだが、その点をこちらでカバーする。
こっちとしてはすでに複数の薬品店、服飾店、魔道具店などを抑えている。
それらを再教育してサクラ商店として開いている。
警護には傭兵ギルドに加入させた後適性を調べて戦闘に向いていたやつ(密偵以外)に傭兵の一部を優遇してもらって指導をつけさせ鍛えてもらった。
また詳細や知恵の働くやつはしっかり調ky…ではなく教育したうえでサクラ商会をより大きく悪しき商会を潰すように教えておいた。
ミチカゲのところの弟子やこれから店の護衛についてもらう戦闘系の才を持った子供達に野営訓練&野外密偵訓練ついでにモンスター狩りに薬草集めを。
それをエルドアや巫女に教育された子供達が作り、レライト配下の商人魂たくましいエルフによって関西弁に染まってしまった元店主さんや店員さん、商才を認められた子供達が売りさばくという手法を取った。
これにより靡かなかったライバル店や市民に悪事をはたらいていた店お軒並み閉店。その店の人達をせんの・・・教育して商会他国進出の先兵とさせた。
これが意外とうまくいく上手くいく。
この大陸で第2位の規模の商会まで上り詰めた。
それにこれから興業商会としても展開させるつもりである。
主に地球のイベントをこっちで起こすのだ。
悪いがここは政府としても動かさせてもらおうと思っている。
それに満月教は基本イベントをする宗教だ。・・・まあそれがむこうの世界での流行のきっかけだったのだが。それをここで起こすためにもギルドの協力は不可欠であり、事前準備はとうに済ませてある。
ホシカ配下の巫女さんたちも薬作りの合間にまだ満月教を広めないのかとわくわくしていたくらいだ。
これで宗教侵略と経済侵略を行う。
この国の最大の弱点は食料自給率が5割弱しかないことだ。
ならば、これを弱点と取られる前に経済侵略を行うことを決めた。
ギルドを手に入れたことによって新国家設立の下準備の第一段階は終わった。
これから他国への根回しを行い、新国家設立を認めざる状況へ持っていき、勇者という圧倒的武力に目を瞑ってもらい、『仕方なく』自分達の理想の国を建国へと持っていく。
決して今の教王国のようにしないために。
僕らは作るのだ――――
――――――――――法治国家ヤマトを
ブクマ、評価お願いします。
ちなみにこの先もう少し閑話を広げるか2章に進むか迷っているので少し更新止まるかもしれません。
何か意見有りましたらどんどん寄せてください。




