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欠けし者達の異世界建国記 ~目が見えるとはすばらしい~  作者: othello
第一章 召喚と新たなる国
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閑話:BARカナタ 02

閑話続きです。召喚されて少しあとぐらいの時間と設定しています

 

 話は少し前にさかのぼり、建国を決めてから2週間がたったころの城下町。

 ぼくは、国内の地理を徒歩で歩いて確かめるためまずは街道を歩いていた。

 レべリングを強行しながらの散歩だったのレベルは25まであがっていた。

 これは先のデスナイト戦に置いてあの3体でレベルが12に上がっていたことによる様々な実験結果だ。来週にはほかのみんなもつれて手ごろなダンジョンで戦闘訓練でもしようと思っている。

 神の目にはそのダンジョンの脅威度までわかるので下見も兼ねてい発券おて語らなところを先ほどついでに確認してきたところだ。

 この街に寄ったのは理由がある。

 諜報活動しているダークエルフ依里の報告書に面白い記述があったのだ。

 それがこの店、『クルレ』。昼間はカフェとして、夜は一見さんお断りのbarとしてやっている店である。

 場所はかなりいいが、あまり儲かっているとは思えない店だった。

 何しろここで店を出すなら求められるのは食い物の量と速さ。

 静かにゆっくり少量の食事を味わうカフェには合わないのだ。

 しかしこの店は創業して1年が立とうというのに一向につぶれる気配が無かった。

 中はそれなりにお客がいるがそのほとんどが傭兵だ。キャラバンの護衛の途中で寄ったと言ったところだろう。

 彼らは明らかにイライラしていた。・・・なにしろ店員が一人しかいないのだから。

 僕が入ってくるなり店主である彼は僕の方を瞬間的に見た。

 それに気が付いたのは本当に偶然だ。一人で来ていたことと、店主に興味があったからこそ起こった偶然だった。しかしそれで察するには十分だった。

 ―――なかなかできる。

 それが僕とマスターの心の中の声だった。

 僕はちょっとした理由で相手の動作や歩き方でそういうのを判断できるが、今はより解り易い判定基準がある。

 〈神の目:測眼〉

 ネーム:カゲミツ (二つ名:黒影 元冒険者Sランク) 種族:error

 ジョブ:Error(隠匿+レベル差により読み込み中)

 スキル:Error(隠匿+レベル差により読み込み中)


 神の目をもってしても時間がかかる。それはレベル差が70あることを示していた。


 僕はおどろいたがそれを表情には出さず、そのまま席に座る。

 彼の実力を知りたいと思っていると丁度いい物差しが動いた。

 それは先ほどからイライラしていた傭兵。

 彼らがマスターに文句をつけたのだ。

「おい、ささっとしてくれよ。この店は飯もろくに作れないのか?」

「これからキャラバンの護衛に行くからさ、早くしてくれないと困るんだよね。それに客がむかつくやつでさ、ここでストレス発散しちゃうかも?」

 二人組のおとこはそう言ってマスターをにらむ。

 そう言っていると、メニューの一つであるライ麦パンのサンドウィッチが出来上がった。

 傭兵達はそれでいいから食わせろと言っている中、マスターはそれを端に座っていた大酒のみのドワーフに渡す。

「おう、ありがとさん」

 ドワーフはそう言ってサンドウィッチを食べ始めた。

 それにプツンしちゃった傭兵達は近くの椅子を蹴り、壁にぶつけて破壊した。

「おい、おま―――」

 そう言ってマスターに殴り掛かろうとした椅子を蹴った男は壁をぶち向き、外へと飛ばされた。

「ああ、すみません皆さん。埃立たせてしまって」

 そう言ったのは飛ばされた傭兵が立っていたところからマスターの片足分の距離に立っていたマスターであった。

「貴様、よくもレグウを!」

 そう言って殴り掛かったもう一人の腹にマスターの膝が入る。

「・・・き、きさま―――」

 レグウと呼ばれた男はフラフラで所々から血を出しながらも戻ってきたようだ。

 しかし彼もすべて喋ることなく首に一撃喰らって沈んだ。

「はっ!」

 彼は思い出したように厨房の方を見る。


「おいおい、料理人が火の扱い間違えちゃだめだろう」


 そう言って僕が彼の肩を叩く。

 気づくと各テーブルには料理が運ばれており、出来立てなのか程よい温かさと香ばしいにおいが辺りに漂っていた。

「あ、俺にあのドワーフと同じサンドウィッチを」

 僕はそう言ってカウンターに座り直す。

「お前さんなかなかやるじゃないか?」

 酒飲みのドワーフはそう言いてきたのでぼくは「どうも」と軽く返しておいた。

「あのー、すみません」

 そう言ってきたマスターは先ほどの傭兵のだろうか?鎧にアイテム、金、服全部が彼の腕の中にあった。

「えーっと、それは?」

「賠償金変わりです」

 彼はそう言い切った。

「・・・それで、なんでしょうか?」

「あ、そうだ。先ほどはありがとうございました。」

「いいんですよ、目に余るやつらをスカッと倒すあなたはかっこよかったですよ。まるでSランク傭兵みたいだ」

 すると彼が警戒したのがわかった。

「ああ、それでなんですが。彼らを衛兵の所に突き出してくるので待っていてほしいのです。それともう閉店時間なのでお礼もかなてちょっと豪華の作りますの、いいですか?」

「随分と早く絞めるのですね?」

 今は4時くらい店を閉めるには少し早いようにも感じる。・・・まあ理由は知っているのだが。

「ええ、夜はbarに代わるんです。一見さんお断りの」

「ええ酒がそろっておるから周囲の奴が集まっての、だから威厳さんはお断りにしないと店が回らないいのじゃ」

 酒飲みドワーフはうれしそうにそう言う。

「・・・もしよければ、そちらに少し参加しても?」

「お酒が飲みたいのですか?」

「実は、私こういうもの持ってまして」

 そう言って僕はスルメと蒸留酒を数種類取り出す。

 ・・・これは対ドワーフ用秘密兵器だがこの人ならと思って出してみた。

「お客さんは商人で?」

「一応は、今日は休養がてらこの街の温泉に入りに」

「これ、酒のつまみにいいな!」

 そう言っていつの間にスルメを食べる酒飲みドワーフ。

「あ、すみません。いいですよ。よければ後でお話聞かせてもらえませんか?」

「いいですよ、待つのはなれてますから」

 僕はそう言って下着姿の傭兵を引きづるマスターを見ながら酒飲みドワーフから少しお酒を分けてもらい、秘蔵のビーフジャーキーを食べて時間を潰すのであった。

「おまえさん、そのおいしそうなのわしにも」

 と言って数枚ひったくられた。

 睨み付けるが彼はけろっとした様子でうまいわいと言って酒をがぶ飲みしていた。


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