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百鬼絢爛(骨組み版)  作者: 赤良狐 詠
真夜中に踊る

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後日談 黒木紗理奈の証言

 この事件も美鬼ちゃんと先輩の活躍で終息したんです。この時から、少しずつですけど、美鬼ちゃんは変わってきていたのだと思います。


「なるほど、三つ目に操られていた男性はどうなったのですか?」


 瑠美ちゃんから聞いた話ですけど、男性は警察署の前で見つかってすぐに病院に運ばれたそうです。何も異常はなかったみたいですが、数日の記憶がないとのことでした。


 えっと、二日間検査入院して、無事に家族の元に戻ったそうです。美術館の夜間警備のバイトは辞めっちゃったらしいですね。


「イペタムはどうなったのですか?」


 麗さんがイペタムをお祓いしようとしましたが、相当な力が籠っているらしく封じ込めるのだけで精一杯だとか。封印されていた力が解放されてしまったためだと言ってました。それでイペタムを美術館に返すことができないそうです。


「妹さんとココはどうなったのですか?」


 この後の事件でお話しします。あの、実はこの時、お年寄りの失踪事件が隣町にまで広がってきたのです。事件は拡大していったのです。


「では、次の事件を見せてください」


 解りました。続いても私になります。


「お願いします。さぁ、鏡を覗き込んでください」


 はい。


 ――紗理奈が鏡を見つめていると、鏡の表面が水面のように揺れ始めた――。

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