神話級!?!?
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宜しくお願いします。
ペルと一緒に出口まで来たレイ。
「やっとたどり着いたねペル」
「そうですね。マスター」
そんな2人の会話に割り込んでくる人影が現れた。
「おにい様、おかえりなさい。とても心配でした。如何でしたか?」
と少し不安そうな顔をするエリー。
「うん、無事契約できたよ。この子と! 剣精霊のペルだよ」
と横にいるペルの頭をなでるレイ。
「くすぐったいですよ、マスター。エリー様ですか? よろしくお願いします。私は剣精霊のペルセフォネ。ペルとお呼びください」
「わかったわペル。私はお兄様の妹のエリー。私のこともエリーって読んでくださいまし。でもベルが人型の精霊って事は高位精霊なのですか?」
と疑問をぶつけるエリー
「それがわからないんだ。ペルは自分の名前すら覚えてなくて……」
とすこし暗い顔をするレイ。
「そーなのですか?ならおにい様がお名前をつけてあげたのですか?」
「うん、そ〜なんだ。なんか、びびっと来たんだ」
と胸をはるレイ
「そーなのですか。良いお名前だと思います」
「私も気に入っています。マスターありがとうございました」
「良かった。気に入ってくれて僕も嬉しいよ。そんな事よりとりあえず屋敷に帰ろう」
「「はい」」
2人の返事と同時にレイたち一行は、家に向かって歩き出した。
「おにい様、これでお父様に認めて貰えますね」
「そうだと良いんだけど……」
少し暗い面持ちなレイ。
たわいもない話をしながらしばらく歩くと、とても高い塀が見えてきた。
「見えてきましたよ。おにい様、ペル」
とてもウキウキしているエリー。
「そうだな、エリー!。ペル、ここが僕たちが住んでいる都市エルダンテだよ。ひとまず門まで行こう」
「はいっ」
門まで辿り着いたレイたち一行。
「そこの者たち止まれ。身分証を呈示せよ」
門番はとても高圧的な態度を取る男だった。
それに対しレイは
「はい、どうぞ」
エリーは
「こちらでございます」
と身分証を提示する。
「うむ、ランベルト家の落ちこぼれと、エリー様?!?! これは大変失礼しました」
急に慌てだす門番。
別に権力とか興味ないけど僕も一応四大貴族なんだけどなぁ……
そんなレイの気持ちを知ってか知らずが門番が話を進める。
「ところでそちらの女性は?」
「彼女は僕の精霊です。」
「な、なに!、人型の精霊だと?まさか神話級の精霊なのか?」
と、驚愕を露わにする門番。
「いえ、本人が記憶を失っているので何とも言えません」
「わかりません」
とそれぞれ答えるレイとペル。
「そうか、、、まあよかろう入りたまえ」
と促す門番。
門をくぐって町に入っていく一行であった。