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落ちこぼれ精霊使いの英雄譚  作者: 朧月
第1章勇者の目覚め
10/30

ココ

いつも短いです。しかし今回はされに短いです。すいません。


部屋に戻り、2人でベットに腰を掛けているレイとペル。


「マスター、シェリーという人をどう思いましたか?」


唐突にレイに尋ねるペル。


「どう、というと?」


イマイチその質問の真意が理解できず、逆に聞き返してしまうレイ。


「というのも、彼女が突然私たちに敵意を向けてきたりしたということです」


「うーん…多分ペルの事を自分の敵と見間違えたんだよ」


その答えに納得のいかない様子のペル。


しかしペルは、


「そうですね、私の気にし過ぎですよね。すいません、少し考え事したいので剣になってその机の上にいますね」


突如ペルが発光したかと思うと机の上に漆黒の長剣が現れた。


そうだペルが剣だってことをすっかり忘れていたよ


レイがそんな事を考えていると突然、


コンコンっと扉をたたく音がした。


「はーーい」


「お湯をお届けに参りました」


そうだ、お湯注文してたんだった


「はーーい」


ドアの鍵を開けて扉を開くレイ。


「どうぞ」


桶とタオルを2人分渡そうとしてくる受付の女の子。


「ありがとう、今日は良く会うね。僕はレイよろしくね」


手を差し出すレイ。


「私はココと言います。こちらこそよろしくお願いします。」


差し出された手を握るココ。


「では私は仕事があるのでこれで。失礼します」


「うん、お湯どうもありがとうね」


ココを見送ると扉を閉め再度ベットに座るレイ。


さてペルも考え事があるって言ってるから一人で先に身体を綺麗にしておこう


タオルを桶に入っているお湯で濡らし身体を拭く。


こうやってお湯でタオルを濡らして身体を拭くのは初めてだ


レイの元実家は四大貴族の一角である。


必然とお風呂には浴槽なるものがあった。だからレイはお湯でタオルを濡らして身体を拭くのが始めてなのだと普通なら考えるはずだ。


そうではないのだ。レイはタオルを水で濡らし身体を拭くのは初めてではないのだ。そして浴槽などというものには入った事もない。


要するに毎日タオルを水で濡らし身体を拭いていたのだ。


もう家を追放されたんだ。忘れよう


と、この事考えるのを無理やりやめささっと身体を拭いて寝てしまったのだった。

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