表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

第四回目《繰り返しの【牢獄】の中で》

いや本当に遅くなりましたが、今日中に完結します。

■□■



ここは地獄だ。本当にそう思う。

俺がどう足掻いても、足掻かなくても、ユキは死ぬ。

時には恐ろしく呆気なく、時には末恐ろしいほど残酷に。何もしなくてもユキは交通事故で死ぬ。


確かに願いボーナスのおかげで、ユキは死んでいないだろう。それで死んでいたら、俺の努力が水の泡だ。

俺は現世から消えたけど、それでも守りたい物を守れたから満足だ。そう思っていた。

だがこの牢獄の様な世界は、地獄だった。

ユキが死ぬと、始業式の日までタイムリープし、戻り、またユキが死ぬと戻る。それが永遠と続くといったものだった。

それにこの世界のユキは何故か分からないが、決して笑わない。


俺にとって、それは拷問だった。

何故ならこの世でもっとも愛した少女が幾度となく死ぬのだ。

見たくなかった。それでも俺は永遠にその光景を見せられた。


どれだけ、距離が離れていても、例え何をしていても、ユキが死ぬ瞬間には必ず、ユキの側に転移され、ユキが死ぬ様を必ず見ていた。

いつかのトラック、殺人鬼、自殺。

ここはきっとユキが死んで進む正常な世界なんだろう。


ただ、それが世界にとって正常でも俺にはとても受け入れられないものだった。


そして俺はその絶望の光景を見続けた余り髪はドンドン白くなっていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ