聴覚障害者の日常 〜筆談?〜編
聴覚障害者とのコミュニケーションはさまざまあって、手話がわからなくて、口話もダメとなると筆談という方法もある。
アタシは、一応、発語はできるのだが、手話をつけて話すと、聞こえる人は『聞こえない人と話ができない』という先入観からか固まってしまうようで、一回で通じたことがあまりない。
だから、手話をつけないではっきり話すか、あるいはメモ帳とペンを持参でメモを書いて渡すかのほうが多かった。
数年前に、ふと偶然に有川浩さんが書いた『図書館戦争』を読んだ。その中で、聴覚障害をもった女子高生と携帯電話をつかって筆談をするシーンがあった。
携帯電話でも、筆談というのかな?
ともかく、「なるほど〜!」とひざをうちたくなったくらいだ。
携帯電話は肌身離さず持っていて、寝ているときですら身に付けているくらいだ。(目覚まし時計編参照)
これならペン、メモ帳も携帯電話に任せちゃえばいい。
早速、お店で携帯電話を使って筆談をしてみた。
そうすると、相手は、たいていわざわざ紙とペンを持ってきて書いてくれる。
この間のDVDレンタル屋の若い店員さんは、そのまま携帯電話に書き込んでくれた。きっと彼は『図書館戦争』を知っているんだろうな。
以来、有川浩さんの書いた本はほぼ読んでいる。そのお陰か、甘い恋愛モノに目覚めたようで、そんな本を探したら携帯電話で小説がよめると知った。
そうして行きついたのがこの『小説家になろう』で、いつのまにか自分も書いちゃってる。
恐るべし、携帯電話。
『図書館戦争』に『レインツリーの国』という本がちらっと登場するのですが、その本も番外で単行本になっています。『レインツリーの国』も聴覚障害をもった少女がでてきます。
実はその本から『図書館戦争』を読み始めたクチなんですが…。
有川浩さんの『図書館戦争』は昔に(…って何時なのか知らないのですが)アニメ化されていてDVDもあります。レンタルでも販売でも残念ながら字幕はついていません。だから、私はみていません。
現在も漫画で連載中だし、確か6月に、映画で上映されます。
一応、前売りのペアチケットは買いましたが、こちらも字幕はないようなので、子供たちが見ることになるでしょう。