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9.へたれ改め(2)

 夜の街を、獣が駆け抜けていた。

 ――いな

 遠目から見ればそう思えるだけで、それは獣ではない。一人の人間だ。

 複雑に入り組んだ細い路地をひた走り、曲がり角にさしかかっても壁に手を突き、時には足をかけて速度を落とさない。その動きは二足歩行の獣のようで、顔の上半分を覆い隠すほど伸びた髪の隙間からひとみ爛々らんらんと輝いていた。

 獣の名を、グレンという。この名にもう意味はない。本人ですら自分の名がなんなのか……すでに忘れていた。正確には、忘れているという事実にすら気付いていない。その意味を理解する能力すら残っておらず、全身に刻まれた傷からは今も血が流れ出ている。

 生き延びたいという生物の根本的な欲求すら失い、ただある衝動に駆られてグレンは走っている。

 追っ手の足が止まったことに疑問はなかった。それを不思議に感じる思考も残っていない。理性などすでに振り捨てている。

 今のグレンの体を突き動かしているのは、獣じみた本能だけだ。混濁こんだくした意識の中で、ある一つのことだけを望み、夜の街を疾走する。

 死の間際まぎわの本能を刺激され、獣と化したグレンは血の気のたぎるような壮絶そうぜつな戦いを求めていた。

 ただの弱者では物足りない。望むのは、自分と同等の敵だった。刹那せつな的で、何も生み出さず、むしろ奪い合うだけの闘争――それを成し得るような存在だ。

 自らの血にまみれた姿で、グレンは走り続ける。踏み出すたびに濡れた音がして、その流血の多さをもの語っていた。

 ピタリ――グレンの足が止まった。憶えのある臭いがしたからだ。

 実際にはいくら今のグレンの感覚が鋭くなっていても、とても臭いで嗅ぎとれるような距離ではない。五感を越えた直感めいたものが、グレンにその気配を感じ取らせていた。

 自分と同格の、手強い相手。体は迷うことなく気配の元へ動き出す。

 本来グレンが進むはずだった道を、酒場帰りだろうか、数人の酔った男たちが通り過ぎた。彼らがグレンと遭遇しなかったのは間違いなく幸運だった。興味の外とはいえ、今のグレンは視界に入ったすべてを手にかけていただろうから。

 彼らは自分たちがほんの少しの差で死を免れたことには気付かない。ましてや気付いたとしても、それが偶然ではなくある一人の少女の思惑おもわくによるものだとは到底思いつかないだろう。

 そして――グレンは細い路地から、大きな通りへと飛び出す。そこにいたのは三人。体は自然と、もっとも近くにいる、もっとも手応えのなさそうな獲物に向かっていた。唇が、流血の予想に笑みを浮かべる。獲物が振り返った。握りしめていたままの剣が、その胴体を寸断する軌道を描いた。


 ◆


 振り向けば、剣が目前にまで迫っていた。

 ――なにが――かわす――間に合わな――

 思い浮かべたのは、まとめる暇すらない思考の断片。

 直後に全身に衝撃が走り、目の前が真っ暗になる。気がつけば体が宙に浮いていた。

(え――)

 視界から色がなくなり、ものの動きがスローになって見える。

(これってまさか――)

 例えば車にはねられそうになったりなど、死にいたるような事故などに遭遇した場合にこのようなことが起こるという。色を認識しなくなる代わりに思考の速度が跳ね上がり、時間の流れが遅く感じられるのだ。

 テレビなどで見たことはあるが、実際に我が身で経験するとは――などとコウイチが場違いにも感慨かんがいめいた思いを抱いている間にも、確実に時間は過ぎていた。

 ゆっくりとだが、着実に地面が近づいてくる。体勢を立て直し、着地しようと足に力を入れた。足が地面につき――意志とは関係なく、カクンと膝が折れ曲がった。

 体勢が崩れ、頭の位置が下がった。直後、剣風がコウイチの首があった空間を薙いだ。風圧で上半身がけ反り、コウイチは尻をつく。

 ゾクリ――

 本能の命じるまま、コウイチは地面に横になって転がった。襲撃者から、できるだけ速く、できるだけ離れるように。

 はたから見れば無様だが、結果的にみればその判断は正しかった。起きて逃げようとしていたら、今度こそコウイチの体は真っ二つに分かれていたから。

 転がるのを止めたのは、襲撃者とコウイチの間に小柄な人影が割り込んできたのがわかったからだ。動きを止めて見上げると、追撃を封じるように剣を抜いて立ちふさがるリゼの後ろ姿があった。

「コウイチ。怪我は?」

 顔はまっすぐ前に向けたまま、リゼが聞いてくる。いつの間にか、視界は元に戻っていた。

「……」

「コウイチ?」

 はっと我に返り、自分の体をまさぐる。痛みは……今のところない。出血も。体のあちこちがしびれるだけだ。

「大丈夫……だと思う」

「そう。……もっと離れてて」

 張りつめたリゼの声が、相対する相手がそれほどの存在であることを教えていた。

「危なかったッスね……」

 カセドラの声が、かすれたように聞こえた。その反応から、自分は本当に生と死の境界線にいたことを実感する。いったい、何が起こったのか――

「っ……」

 剣の柄を握っていた手が、腕ごと痺れていた。その剣は刀身の三分の一ほど見える程度に抜かれている。剣を抜いた覚えがないから、無意識にやったことなのだろう。

 偶然にも襲撃者の剣をそれで受け止められたのだ。剣を抜かずにいれば、あるいは完全に抜いていれば勢いを止められず、胴体は両断されていた。もちろん、狙ってやったことではない。

 多少なりとも反応できたのはカセドラとリゼの警告があったからだ。

 ともあれ剣を受けた直後、あまりの衝撃に自分の体は吹き飛ばされていた。そのあと、一瞬だけ意識を失っていたらしい。

 その後の追い打ちをかわせたのは単なる幸運にすぎない。もし首ではなく胴体を狙われていたら、命はなかった。

「ヤロウ……なんでここに」

 レグラスの呻き声に顔を上げ、襲撃者を初めて目にする。

 すだれのような髪から覗ける、あの禍々まがまがしい光を放つ目つき。初めて会った時の、強烈な印象。コウイチにしてみれば一度あったきりだが、忘れようがなかった。館の前で、レイモンと一緒にいた男だ。確か名前は、グレン、とか言ったと思う。

 グレンは長剣を抜いたまま、極端きょくたんな前傾姿勢で立っている。なぜか全身が血だらけで、肩から生えるように刺さった短剣の柄が見えた。立っているのが不思議に思えるほどの重傷に見える。

 なぜ襲いかかかってきたのかしらないが、あきらかに尋常ではない。

「剣を捨てて大人しくするなら、手当てをするけど?」

 満身創痍まんしんそういのグレンを見て、リゼが声をかけた。

「油断すんな、小娘!」

 レグラスが叫び声をあげる。

「その手の奴は追いつめられてからが一番ヤバ――」

 リゼの意識がれた、ほんの一瞬の隙をついたかのように、

「キ……ヒャァっ!」

 奇声をあげたグレンの姿がかき消えた。少なくともコウイチにはそう見えた。

 同時に、リゼの体が横に弾き飛ばされる。コウイチには見えなかったが、一足で踏み込んだグレンの斬撃をリゼがとっさに横に構えた剣で受け止めたのだ。威力を殺すためにあえて自分から飛び、

 トン――

 十歩ほど離れた場所に、軽やかに着地する。

「やるっ……!」

 その一瞬の攻防で、リゼの額に汗が浮かんでいた。目はまっすぐグレンに向けられて、ほんのわずかの動作も逃さないように見据みすえている。

「チィ……!」

 止める暇もなくレグラスが走り出した。不意打ちの時にコウイチが落とした自身の双剣を拾い、横からグレンに斬りかかった。

 ガキキィッ!

 二方向からの斬撃が、グレンの一撃で弾き返された。距離をとって、レグラスが構えをとる。リゼと挟み込む形だ。意図せず共闘する形になったが、リゼはレグラスに一瞬視線を向けただけだった。

「ヒ――」

 グレンがだらりと両腕を垂らす。困惑の表情がリゼとレグラスに浮かんだ。

「ヒャアっ!」

 グレンの姿がブレた・・・。コウイチにはそうとしか見えなかった。直後、その体はレグラスの目前にあった。

「チィ!」

 離れていた距離を一瞬で詰められ、それでもレグラスは反応した。下方向からの斬撃。とっさに受け止めたグレンの体が宙に浮く。

「ク――ぐおっ!?」

 グレンの振り上げた長剣が頭の上で反転し、振り下ろされる。それを受け止めたレグラスの体が沈み、膝をつく。身動きがとれなくなったレグラスを前に、グレンが長剣を振りかぶる。それが再び振り下ろされる直前、飛び込んだリゼが突きを繰り出した。鋭さ、速さ、狙い、どれをとっても申し分ない一撃だった。

 ――が。

「っ!?」

 必殺のはずの一撃は、体をそらしたレグラスにあっさりかわされた。

 ほぼ直角にまでそらした体勢のまま、レグラスがリゼを見上げる。その顔に、狂気の笑みが浮かんでいた。

「ヒヒャハハ!」

 ガギィ!

 全身ごと叩きつけるようなグレンの斬撃に、リゼの体が弾き飛ばされる。

「うおっ!」

 その攻防の間に体勢を立て直していたレグラスが、慌てて飛んできたリゼの体を受け止めた。今度は二人が肩を並べる形になる。

「なんつー戦い方だよ……」

 強ばった顔で、レグラスがグレンを睨みつけた。

「ちょっと異常だね。こんなに強いとは思ってなかったんだけど」

 レグラスから目を離さないまま、リゼも同意した。

「何か裏技でも使ってんだろうよ。昨日やりあった時はここまでデタラメじゃなかった。一日の間に何があったかは知らないけどな。……クソがっ、借りは一人で返すつもりだったんだがよ」

「彼とどんな因縁いんねんがあるかは、後できっちり聞かせてもらうよ」

「その“後”があればいいがな。……で、どうする気だ小娘」

「もちろんここで止める。話が通じそうにないし、放っておいたらどうなるかわからないから」

「その前に向こうが逃がしてくれそうにないがな」

 グレンは動きを止めたまま、どろりとにごった目で二人を交互に眺めていた。どちらがより歯ごたえがあるのか、目移りしているようにすら見える。

 自分の血で赤く染まった唇を、グレンが舌が舐めた。

 コウイチの背筋がゾクリと震えた。今のグレンからは、診療所でレグラスに感じた以上の危うさがあった。

「放っておいたら、勝手に倒れたりしてくれねェか」

「それは期待しないほうがいいね。……合わせるよ、いける?」

「言ってろっ!」

 先手をとって、今度は二人が同時に飛びかかる。

「ヒヒャアッ!!」

「っ……」

「ぐ……」

 二人の即席そくせき連携れんけいを、グレンは膝を曲げ、頭が地面に着く寸前まで上半身をそらすというありえない体勢でかわした。バネ仕掛けのように元に戻りながら、片手で握った剣で二人の斬撃をまとめて弾き、押し返す。そうするたびに自分の血を周囲にまき散し、あたりが赤く染まっていく。もうグレン自身も真っ赤で服も元の色などわからないほどなのに、その動きが鈍ったようには見えない。

「ヒャハッ! ヒャッハハハハッハァ!!」

「バケモンが……!」

 レグラスが悔しそうに表情を歪めた。リゼが苦しそうに口元を引き結んでいる。

 ――苦しそうに?

(……あれは)

 リゼの脇腹に、血がにじんでいた。自分をかばった後に受けた一撃で、傷を負っていたのだ。よく見れば、動きにも精彩せいさいが欠けていた。

 苦しそうなのはレグラスも同じだった。さっき治療してもらったばかりで、血も足りないはずだ。

 無傷なのはコウイチだけだが、三人とは次元が違いすぎた。遠くから見ていても、目で追えない。とてもではないが、あの中に割り込もうなどとは思えない。

 それでも――

 自分がいけば、もしかしたらほんの一瞬でもチャンスができるかもしれない。

「バカなこと考えない方がいいッスよ」

 動き出しそうだった体が、カセドラの冷めた声で止められる。

「あの中に入ったら、兄さんなんて何もできないまま死んじゃうッス。ほら、その剣みたいに」

「剣? ……!」

 腰の剣を見てコウイチは絶句した。

 さやの内側で刃が食い込んでいるのか、抜きかけで固定された剣。その刀身の根本に、深々と亀裂が走っていた。

 これでは使い物にならない。あっても邪魔なだけだ。苛立いらだちをまぎらわすように、鞘を固定している剣帯ごと乱暴に取り外した。腰に痛みが走る。あざになっているのかもしれない。

 熱で浮かされていたような頭が、すっかり冷静さを取り戻していた。

 自分が飛び込めば? どう考えても、何もできずにあっさりと死ぬ未来しか想像できない。

(それなら……)

 カセドラに頼もうとして、すぐに無理だと気づいた。

 あの三人、特にグレンの動きは、暴風に近い。一瞬も止まる時間はなく、下手に近づけば巻き添えにされる。姿が見えても見えなくても関係なかった。

(無理だ……あんなの……!)

 カセドラという手段が失われ、もう思いつく手はなかった。いざという時、いかにカセドラに頼りすぎてきたかを今さらながら実感する。

 自分には、指をくわえて見ているしかできない。何もできないという無力感に、全身が重くなった気がした。

(……)

 いや、じかに手出しをしないなら、できることはある。幸い兵舎はそう遠くない。そこに行って助けを求めることだって可能だ。

 だがそんなことをしている時間はあるだろうか? その間にも、事態は悪い方向へ進んでいくかも知れなかった。

 それでも他にできることは思いつかなかった。自分がここで戦いの行方を見守っていても、何の意味もない。

(結局、他人任せ、か……)

 何かあったら人に頼ることしかできない。これではなんのために鍛えてきたのかわからない。自然と乾いた笑みが浮かんだ。

(いや……)

 自分のチンケなプライドにこだわっている暇はない。

 悔しさと諦めを押し殺し、唇を噛みながら走りだそうとしたその時、

「ひょっとしたら、なんとかできるかもしれないッスよ」

 いつの間にか姿を見せていたカセドラが、まじめな表情で宙に浮いていた。

「なんとか……?」

「オイラの“力”のこと、忘れてないッスよね?」

 唐突とうとつにカセドラが言った。

 忘れようがない。紫色の燐光りんこうを思い出す。角猪つのじしとかいう、角を生やした巨大な猪相手に使ったという幻覚を見せる力だ。

「だが、あれは」

 たしか、動物相手にしか使えないのでは? カセドラが自分でそう言っていたはずだ。

「あそこまで本能むき出しの相手ならいけるかもしれないッスよ。あれならそこらへんの動物と大差ないッスから」

 こともなげに言うカセドラの口調には、確信めいたものがあった。

 だが……なるほど。自分が声を出してカセドラと話していることも気付かないまま、コウイチはグレンを凝視した。何があったか知らないが、今のグレンはとても正気とは思えない。

「なら、カセドラ……頼めるだろうか?」

「ういッス。じゃあ、いくッスよ!」

 カセドラの体が紫色の光で包まれ、燐光があふれ始める。効果はすぐに現れた。

「ヒャ……?」

 グレンの動きが鈍ったように見えた。リゼとレグラス以外の空間にも目をやり、混乱したように足を止める。そのチャンスを見逃さず、リゼとレグラスの二人が反撃をしかけた。元から傷だらけのグレンの体に、さらに傷を増やしていく。

 いけるか? と期待したのもほんのわずかな時間だけだった。

「……あぅ」

 突然、カセドラが地面にぽとりと落ちる。“力”の効果がなくなり、グレンの動きが勢いを取り戻した。

「カセドラ……!」

「う~」

 カセドラはぐるぐると目を回しながら、ゆっくりと浮かび上がった。

「やっぱり……ちょっと無理があったみたいッス。っつーか……」

 薄気味悪そうにグレンを見る。

「あそこまで壊れてると、こっちまで影響を受けそうッスよ」

「もう、一度は?」

「ん~……絶好調の時だったらいけたかもしれないッスけど……今はちょっと」

「そう、か……」

 落胆らくたんしつつ、戦いの様子を見た。カセドラの援護えんごでいくらかダメージを与えたとはいえ、グレンの動きは鈍ったようには見えない。さっきまでと状況はほとんど変わってないようにすら思えた。

「っ……どう、すれば」

「それなら、兄さんがやればいいんスよ」

 こともなげに。ごく当たり前のことを言うような口調だった。

「……は?」

 自分、が? 何を?

 間の抜けた顔をカセドラに向ける。するとカセドラは微妙な表情をしてみせた。

「やっぱり気付いてない・・・・・・んスか?」

「……気付いてない、とは」

「ん~、口で説明するのもめんどくさい……もとい、しづらいッスね」

 パタパタと翼を羽ばたかせ、ぽむっとコウイチの頭の上に乗る。

「カセドラ?」

「オイラも気付いたのはつい最近なんスけど……ま、とにかくやってみるッス。相手があんなのだから、ちょっと心配ッスけど」

 いや、ちょっと待ってほしい。というか、やるって何を? そして心配って何が?

 などという疑問を口にする暇もなく。

 ――それは来た。

 ドクン、と。

 心臓が大きく鳴った後、体が溶けるような違和感に襲われる。

(な……)

 溶ける、というよりも、まるで体の輪郭りんかくがあやふやになっていくように、体の内と外の境界線が薄れてなくなっていく。なぜか、そんな気がした。

 まさかと思い視線を下げてみるが、自分の体は間違いなくそこにあった。うっすらと透けている、などということもない。

 カセドラが“力”を使っているのか、頭上から紫色の燐光が降ってくる。

 何をしているのか聞くよりも早く、違和感に気付いた。

 体を動かしていないはずなのに、視界が前へ前へと進んでいく。それも歩いているときのような上下する映像ではなく、カメラのズーム機能を使った時のような、ブレのない動きだった。

(な……に、が)

 喋ろうとして、言葉も出ないことに気付く。それ以外にも、耳もはっきり聞こえなくなっていた。さっきまでは耳に痛いほどだった剣の弾かれあう音も、今ではくぐもって聞こえる。

 その間にも視界はどんどん前進しており、戦っている三人のすぐそばまで近づいていた。その行き着く先がどこか知り、コウイチは思わず息を呑んだ。

 そして――抵抗する暇もなく、コウイチの意識はグレンの体と重なった・・・・

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