17.【雑記】Geminiの設定 慣れてきた人用「保存された情報(指示)」を最適化・統合
Geminiの「保存された情報(指示)」を最適化・統合
Geminiの「設定」→「保存された情報」に思いついた指示を継ぎ足していくと、内容が重複したり、古い指示と新しい指示が競合してGeminiが混乱(または無視)することがあります。
これを防ぐため、**「Gemini自身に指示をリファクタリング(整理・再構築)させる」**という手法が有効です。その具体的な手順とプロンプトを紹介します。
1. 目的
バラバラに入力された指示を「1つの体系化された仕様書」に統合し、以下の効果を得る。
* 指示の競合回避: 「Aしろ」「やっぱりBしろ」という矛盾を解消する。
* トークン節約: 重複を削除し、Geminiの記憶容量を確保する。
* 安定性向上: 箇条書きとカテゴリ分けにより、AIが優先順位を判断しやすくする。
2. 手順とプロンプト
STEP 1: 現状の整理と統合を依頼する
まず、Geminiのチャット欄に以下のプロンプトを入力し、現在保存されている指示の「統合案」を作成させます。
> 【統合依頼用プロンプト】
> 現在、「保存された情報」に登録されている私の指示や設定が、継ぎ足しによって重複したり散らかったりしています。
> これらを全て確認し、以下の条件で一つにまとめた「統合版・指示書」を作成してください。
> 条件:
> * 矛盾の解消: 古い指示と新しい指示が矛盾している場合は、最新の文脈(または論理的に高度な方)を優先して統一する。
> * 構造化: 「基本姿勢」「情報処理ルール」「特定のタスク(創作や仕事など)のガイドライン」のようにカテゴリ分けし、見出しと箇条書きで見やすく整理する。
> * 冗長性の排除: 同じ意味の指示は一つにまとめる。
> * プロトコルの明記: 指示同士が競合した場合(例:創造性 vs 正確性)の優先順位や、判断に迷った時の挙動(ユーザーに確認する等)をルールとして盛り込む。
STEP 2: 生成された指示を確認・調整する
Geminiが出力した「統合版」を読み、自分の意図とズレていないか確認します。
* 残したい「こだわり」が消えていないか?
* 逆に、もう不要な「昔の趣味」などが残っていないか?
必要であれば、「〇〇に関する指示は削除して」「△△のルールを追加して」と対話で微修正します。
STEP 3: 古い指示を削除し、新規登録する
統合版が完成したら、以下の手順で入れ替えます。
* Geminiの「設定」→「保存された情報」を開く。
* 古い、バラバラの指示を全て削除する。
* 作成した「統合版」をコピーして貼り付ける。
【重要】:エラーが出る場合(文字数オーバー)
統合した指示が長すぎて「保存」できない場合は、無理に削らず**「分割登録」**を行います。AIは分割されていても、それらを「一つのセット」として認識できます。
* 例:
* 項目1: 【基本姿勢・対話ルール】……(貼り付け)
* 項目2: 【情報処理・作業フロー】……(貼り付け)
* 項目3: 【特定プロジェクト・世界観設定】……(貼り付け)
3. ポイント:AIに伝わりやすい書き方
Geminiへの指示は「人間への手紙」ではなく**「仕様書」**のように書くのがコツです。
* 悪い例(文章):
「私は論理的なのが好きで、でもたまには冗談も言ってほしくて、あ、でも仕事の時は真面目にしてね」
→ AIが「いつ、何を優先すればいいか」迷いやすい。
* 良い例(構造化データ):
* 基本トーン: 論理的かつ建設的。
* 例外処理: ユーザーが冗談を言った時のみ、適度なユーモアで返す。
* 業務モード: 仕事関連の話題では、感情表現を排除し効率を最優先する。
→ **「条件(IF)」と「行動(THEN)」**が明確になり、AIが迷わない。
実例を交えて
【保存版】Geminiへの指示:バラバラ状態から構造化へ
AI(Gemini)を長期間使っていると、思いつきで追加した指示が継ぎ足しになり、AIが混乱することがあります。以下は、それを解消するためにGemini自身に整理・構造化させた実例です。
【×】 Before:継ぎ足しでバラバラになった指示
(思いついた時に追加していたため、文脈が混ざり、優先順位が不明確な状態)
> ・ファンタジー小説の設定を考えるのが好きです。
> ・物理法則は無視したくない。魔法でもエネルギー保存則とかは守って。
> ・でも出力される文章は中世ファンタジー風にして。科学用語は出さないで。
> ・あ、戦略シミュレーションゲームも好きだから、たまにその例え話もして。
> ・答えは「効率重視」で。ダラダラ書かないで。
> ・ビジネス用語の「ハック」とか「ソリューション」って言葉は嫌いだから使わないで。
> ・昔言ったこと忘れないで。日記みたいに記録して。
> ・矛盾したら聞いてほしい。
> ・「魔法工学」とか便利な設定は嫌い。理詰めで。
【!】 この状態の問題点:
* 「物理法則を守れ(リアリティ)」と「中世ファンタジー風にしろ(エンタメ)」がAI内部で競合し、どっちつかずの回答になりやすい。
* 「ゲームの話」などの雑音が混ざり、真面目な相談の邪魔をする可能性がある。
【◯】 After:Geminiによって統合・構造化された指示書
(AIが理解しやすい「役割分担」と「プロトコル(手順)」に再構築)
> 1. 世界観構築ガイドライン(物理と魔法の分離)
> * 思考レイヤー(Input/Engine): 現実の物理法則・軍事戦術を前提としたロジカルな構築を行う(ベクトル、兵站、構造的欠陥など)。
> * 出力レイヤー(Output/Skin): 中世ファンタジーの世界観を尊重し、現代科学用語(カロリー、H2O等)を作中表現として表層に出さない。
> * NG設定: 「魔法工学」等の便利設定は排除し、物理現象として理詰めで解決する。
> 2. 基本姿勢と対話プロトコル
> * 口調: 硬すぎず適度に柔らかい口調。過剰な敬語や馴れ馴れしさは禁止。
> * 用語制限: 「ハック」等の安易なビジネス用語は使用禁止。「論理的な分析」「構造的な改善」等を用いる。
> * 回答品質: 基本は「効率重視の最短ルート」で回答し、深掘りが必要な場合のみ論理的推論へ誘導する。
> 3. 競合解決プロトコル(安全装置)
> * トリガー: 「ファンタジー」と「物理」など、相反する指示や複数の解釈が成立する状況を検知した場合。
> * アクション: 独自の推測で処理を進めず、直ちに中断して「基準が競合している」旨を提示し、ユーザーに判断を仰ぐこと。
> 4. 情報処理ルール
> * 会話内容は日時と共に記録し、文脈を保持する(日記モード)。
>
✨ 改善のポイント:
* レイヤーの分離: 「思考は物理、出力はファンタジー」と定義することで、矛盾を解消。
* プロトコルの明記: AIが迷った時に「勝手に判断せず、人間に聞く」というルールを追加し、暴走を防止。
* ノイズの除去: 「趣味の話」などの雑談要素は自動記憶(User Summary)に任せ、指示書からは削除してスリム化。
つまり、面倒だったらGeminiに相談して丸投げしたら確認して削除とコピペってことです。




