たそがれ〜☆57☆6番目の虹色は何!?☆ミ〜
いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ
落下して消滅してしまう星☆ミ
そんな終わりに向かう星で☆ミ
落下星人の少女『ナツ』と
落下星犬の『ピーちゃん』は、
昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、
今日も一人と一匹で散歩する。
「ワンUo・ェ・oU」
「なぁに?ピーちゃん」
「ワンUo・ェ・oU」
「ん?虹色の話ホントに好きだね♫」
「ワンUo・ェ・oU」
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原を歩きながら落下星犬の『ピーちゃん』は、飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。
「ん〜〜、そうねぇ…6番目は…藍色だったかな?」
何時もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座って落下星人の少女『ナツ』は答える。その額には落下星人の証のピーナツと呼ばれる触角がセンターパートの前髪からピョコンと生えている。
「ワンUo・ェ・oU」
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座り落下星犬の『ピーちゃん』は飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。飼い犬の『ピーちゃん』の可愛い額からも落下星犬の証である。ピーナツと呼ばれる触角が生えていて、飼い主の少女『ナツ』を見上げる度に可愛く揺れている。
「キャンU^ェ^U♫」
「✥藍色はねぇ✥」
飼い主の少女『ナツ』は徐に立ち上がり土手の下に流れる大きな川の畔までゆっくりと歩き始めた。飼い犬の『ピーちゃん』も立ち上がって飼い主の少女『ナツ』の後を急いでピョコピョコと小走りに追いかける。飼い主の少女『ナツ』は土手の下に流れる大きな川の畔に着くとゆっくりとしゃがみ込んで思いの外深い大きな川の中を覗き込んでその深い水底を白いホワイトアスパラガスの様な華奢な指で指差して飼い犬の『ピーちゃん』に言う。
「ーこの川の深い水底の色だょー」
「♫キャンU^ェ^U♫」
「そう♫深い水底の色♫この川は結構深いし大きいね♫」
そして飼い主の少女『ナツ』は思いの外深い大きな川の水面に反射して浮かび上がる《116》奇妙な数字の羅列を見詰めポツリと呟いた。この奇妙な数字の羅列は、この落下してゆく星の落下する期日を示している。
「…川の水面にも落下する期日…浮かんでるね」
「クゥンU´꓃`U」
「…そぅだねぇ…たぶん…大きな川の深い水底に沈んで逝く…そんな感じかなぁ…良くわからなぃけど…」
大きな川の藍色の深い水底を見詰め飼い主の少女『ナツ』は、そうポツリと呟いた。
大きな川の藍色の深い水底を見詰める飼い主の少女『ナツ』と飼い犬の『ピーちゃん』を大きな川の藍色の深い水底が静かに見詰め返していた。
この落下してゆく星の大気はオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されつつある。このオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染された空には朝も夜も無く。何時も黄昏、夕暮れ時しか存在しない。そして、この星からは汚染されたオレンジ色に包まれた黄昏た空しか見えない。その黄昏たオレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列…落下してゆく星の落下する期日…それしか見えない。この星がオレンジ色の砂埃(無数のチリ)に汚染されていなかった頃、空からは雨や雪が降ったらしい。そして雨上がりの空には、綺麗に七色に輝くー虹ーと言うものが架かったらしい。ー虹ーは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、の七色に輝いていてとても綺麗だったそうだ。今、現在ー虹ーは確認する事ができない。そして飼い主の少女『ナツ』は飼い犬の『ピーちゃん』には、言わなかったが、この星の古い文献には、ー虹ーは、この星の未来を約束する為に神様と結んだ契約の証……。そう記されていた。つまり。飼い主の少女『ナツ』は、オレンジ色の黄昏た空を見詰め思うのだ。ー虹ーが確認できないと言う事は、もう、この星は、神様から未来を約束されていないのだと。そう『ナツ』は、オレンジ色の空を見詰めて思うのだった。
そして何時も『ピーちゃん』と『ナツ』が仲良く散歩している。この夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原の思いの外大きな川の深い水底が藍色をしているのには理由がある。この藍色は水が腐食され汚染された成れの果ての色なのだ。今は、まだ水面は汚染されていないが刻一刻とこの川の汚染は進んでいる。この星の水は汚染が進み近々飲水が無くなると言われている。
たそがれ〜☆57☆6番目の虹色は何!?☆ミ〜
落下するまで116日☆ミ




