たそがれ〜☆55☆4番目の虹色は何!?☆ミ〜
いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ
落下して消滅してしまう星☆ミ
そんな終わりに向かう星で☆ミ
落下星人の少女『ナツ』と
落下星犬の『ピーちゃん』は、
昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、
今日も一人と一匹で散歩する。
「ワンUo・ェ・oU」
「なぁに?ピーちゃん」
「ワンUo・ェ・oU」
「ん?虹色の話好きだね♫」
「ワンUo・ェ・oU」
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原を歩きながら落下星犬の『ピーちゃん』は、飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。
「ん〜〜、そうねぇ…4番目は…緑色だったかな?」
何時もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座って落下星人の少女『ナツ』は答える。その額には落下星人の証のピーナツと呼ばれる触角がセンターパートの前髪からピョコンと生えている。
「ワンUo・ェ・oU」
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座り落下星犬の『ピーちゃん』は飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。飼い犬の『ピーちゃん』の可愛い額からも落下星犬の証である。ピーナツと呼ばれる触角が生えていて、飼い主の少女『ナツ』を見上げる度に可愛く揺れている。
「キャンU^ェ^U♫」
「❃緑色はねぇ❃」
飼い主の少女『ナツ』は、何時もの黄昏たオレンジ色に染まる土手に申し訳程度に自生している枯れ草を細く白いホワイトアスパラガスの様な華奢な指で指差して、好奇心旺盛な飼い犬の『ピーちゃん』に答える。
「…この枯れ草が元気に生えてた時の色だょ…」
「ワンUo・ェ・oU」
「…そうだねぇ…本当は、もっと鮮やかな色なんだって」
「ワンUo・ェ・oU」
「…ぅん…もぅ。草木も枯れ果てて生えるのを辞めてしまったからねぇ…この土手の草も頑張ってるけど…もぅ…枯れ草だね…昔は…もっと綺麗に生い茂ってたんだって…」
「ワンUo・ェ・oU」
飼い犬の『ピーちゃん』は、飼い主の少女『ナツ』の話を聞き終えると何時もの黄昏たオレンジ色に染まる土手に申し訳程度に自生している枯れ草へとチョコチョコと走って行って短い手足で枯れ草をペシペシとして楽しそうに戯れて遊び始めました♫U^ェ^U♫
「ふふっ♫枯れ草でもピーちゃんは楽しそうだね♫」
枯れ草と楽しそうに戯れて遊ぶ可愛い飼い犬の『ピーちゃん』を眺めて飼い主の少女『ナツ』は囁いた。
そして飼い主の少女『ナツ』は何時もの黄昏たオレンジ色の空を草木も枯れ果て生える事を辞めてしまった晴れる事も雨を降らせる事も辞めてしまったオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されたオレンジ色の空に浮かぶ《118》奇妙な数字の羅列を見詰め囁いた。この奇妙な数字の羅列は、この落下してゆく星の落下する期日を示している。
「…本当にピーちゃんが居て良かった…」
何時も黄昏たオレンジ色の空が楽しそうに枯れ草と戯れる飼い犬の『ピーちゃん』と其れを優しい眼差しで眺める飼い主の少女『ナツ』を静かに見下ろしていた。
この落下してゆく星の大気はオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されつつある。このオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染された空には朝も夜も無く。何時も黄昏、夕暮れ時しか存在しない。そして、この星からは汚染されたオレンジ色に包まれた黄昏た空しか見えない。その黄昏たオレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列…落下してゆく星の落下する期日…それしか見えない。この星がオレンジ色の砂埃(無数のチリ)に汚染されていなかった頃、空からは雨や雪が降ったらしい。そして雨上がりの空には、綺麗に七色に輝くー虹ーと言うものが架かったらしい。ー虹ーは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、の七色に輝いていてとても綺麗だったそうだ。今、現在ー虹ーは確認する事ができない。そして飼い主の少女『ナツ』は飼い犬の『ピーちゃん』には、言わなかったが、この星の古い文献には、ー虹ーは、この星の未来を約束する為に神様と結んだ契約の証……。そう記されていた。つまり。飼い主の少女『ナツ』は、オレンジ色の黄昏た空を見詰め思うのだ。ー虹ーが確認できないと言う事は、もう、この星は、神様から未来を約束されていないのだと。そう『ナツ』は、オレンジ色の空を見詰めて思うのだった。そして、この星の木々は枯れ果て、とっくの昔に果実を実らす事を辞めていた。なので花々も咲く事は無い。土手に申し訳程度に自生している草も枯れ果て、もぅ…この星には…緑豊かな土地は存在していない。
たそがれ〜☆55☆4番目の虹色は何!?☆ミ〜
落下するまで118日☆ミ




