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☆ミたそがれ☆ミ落下星〜ピーナツ〜  作者: ナロージュ•ピクセル


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53/64

たそがれ〜☆53☆2番目の虹色は何!?☆ミ〜

  いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ

 落下して消滅してしまう星☆ミ

 そんな終わりに向かう星で☆ミ

 落下星人((ピーナツ星人))の少女『ナツ』と

 落下星犬((ピーナツ犬))の『ピーちゃん』は、

 昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。

 夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、

 今日も一人と一匹で散歩する。


 「ワンUo・ェ・oU(ねぇ、ナツ)

 「なぁに?ピーちゃん」

 「ワンUo・ェ・oU(虹色の)

 「ん?虹色の話?」

 「ワンUo・ェ・oU(2番目の虹色は何!?)


 夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原を歩きながら落下星犬((ピーナツ犬))の『ピーちゃん』は、飼い主の落下星人((ピーナツ星人))の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。


 「ん〜〜、そうだねぇ…2番目は…橙色だったかな?」


 何時(いつ)もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座って落下星人((ピーナツ星人))の少女『ナツ』は答える。その額には落下星人((ピーナツ星人))の証のピーナツと呼ばれる触角がセンターパートの前髪からピョコンと生えている。


 「ワンUo・ェ・oU(だいだいいろ?)


 夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座り落下星犬((ピーナツ犬))の『ピーちゃん』は飼い主の落下星人((ピーナツ星人))の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。飼い犬の『ピーちゃん』の可愛い(オデコ)からも落下星犬((ピーナツ犬))の証である。ピーナツと呼ばれる触角が生えていて、飼い主の少女『ナツ』を見上げる度に可愛く揺れている。


 「キャンU^ェ^U♫(だいだいいろ教えて)」 


 「◇橙色はねぇ◇」


 飼い主の少女『ナツ』は、何時(いつ)もの黄昏たオレンジ色の空を細く白いホワイトアスパラガスの様な華奢な指で指差して、好奇心旺盛な飼い犬の『ピーちゃん』に答える。


 「…このオレンジ色の空の色だょ…」


 「ワンUo・ェ・oU(オレンジと同じ色?)


 「…呼び方が違うだけで本質的には同じ色なんだって…」


 「ワンUo・ェ・oU(同じなら食べれる?)


 「流石(さすが)☆ミ食いしん坊探偵ピーちゃん☆ミだね♫うん♪橙はオレンジと同じで果物なんだって♪」


 「キャンU^ェ^U♫(食べてみたい♫)


 「ふふっ♫そうだねぇ…食べてみたぃねぇ…木も実るのを辞めてしまったからねぇ…橙…食べてみたかったねぇ」


 飼い主の少女『ナツ』は、何時(いつ)もの黄昏(たそがれ)たオレンジ色の空を…橙色の空を…木も実る事を辞めてしまって…晴れる事も雨を降らせる事も辞めてしまったオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されたオレンジ色の空に浮かぶ《120》奇妙な数字の羅列を見詰め呟いた。この奇妙な数字の羅列は、この落下してゆく星の落下する期日(賞味期限)を示している。


 「…たぶん夕日みたいな果物だろうね…」


 オレンジ色の黄昏(たそがれ)た空に浮かぶ夕日を見詰めて飼い主の少女『ナツ』は、ポツリと呟いた。


 

 「キャンU^ェ^U♡(夕日美味しそうだね♡)


 「ふふっ♡そぅだねぇ♡」


  オレンジ色の空と橙の果物の様に丸い夕日を見上げる飼い主の少女『ナツ』と飼い犬の『ピーちゃん』をオレンジ色の空と橙の果物の様に丸い夕日が静かに見下ろしていた。



 この落下してゆく星の大気はオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されつつある。このオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染された空には朝も夜も無く。何時(いつ)も黄昏、夕暮れ時しか存在しない。そして、この星からは汚染されたオレンジ色に包まれた黄昏た空しか見えない。その黄昏たオレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列…落下してゆく星の落下する期日(賞味期限)…それしか見えない。この星がオレンジ色の砂埃(無数のチリ)に汚染されていなかった頃、空からは雨や雪が降ったらしい。そして雨上がりの空には、綺麗に七色に輝くー虹ーと言うものが架かったらしい。ー虹ーは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、の七色に輝いていてとても綺麗だったそうだ。今、現在ー虹ーは確認する事ができない。そして飼い主の少女『ナツ』は飼い犬の『ピーちゃん』には、言わなかったが、この星の古い文献には、ー虹ーは、この星の未来を約束する為に神様と結んだ契約の証……。そう記されていた。つまり。飼い主の少女『ナツ』は、オレンジ色の黄昏(たそがれ)た空を見詰め思うのだ。ー虹ーが確認できないと言う事は、もう、この星は、神様から未来を約束されていないのだと。そう『ナツ』は、オレンジ色の空と橙の果物の様に丸い夕日を見詰めて思うのだった。そして、この星の木々は枯れ果て、とっくの昔に果実を実らす事を辞めていた。オレンジも橙も…この星には…もう実る事は無い。


 たそがれ〜☆53☆2番目の虹色は何!?☆ミ〜

 落下するまで(賞味期限まで)120日☆ミ


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