たそがれ〜☆52☆虹色の色んな色教えて☆ミ〜
いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ
落下して消滅してしまう星☆ミ
そんな終わりに向かう星で☆ミ
落下星人の少女『ナツ』と
落下星犬の『ピーちゃん』は、
昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、
今日も一人と一匹で散歩する。
「ワンUo・ェ・oU」
「なぁに?ピーちゃん」
「ワンUo・ェ・oU」
「ん?虹色の話?」
「ワンUo・ェ・oU」
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原を歩きながら落下星犬の『ピーちゃん』は、飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。
「ん〜〜、そうだねぇ…一番上が…赤色だったかな?」
何時もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座って落下星人の少女『ナツ』は答える。その額には落下星人の証のピーナツと呼ばれる触角がセンターパートの前髪からピョコンと生えている。
「ワンUo・ェ・oU」
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座り落下星犬の『ピーちゃん』は飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。飼い犬の『ピーちゃん』の可愛い額からも落下星犬の証である。ピーナツと呼ばれる触角が生えていて、飼い主の少女『ナツ』を見上げる度に可愛く揺れている。
「キャンU^ェ^U♫」
「♡赤色はねぇ♡」
飼い犬の少女『ナツ』は隣りにチョコンと座る飼い犬の『ピーちゃん』をセーラー服の胸元まで抱き上げて『ピーちゃん』の円な瞳の先で夕陽のように輝く赤いスカーフの先を摘んで「コショコショコショコショ♫」と『ピーちゃん』の茶色いお鼻を擽りながら言う♫
「このセーラー服のスカーフの色だょ♡」
「キャンU^ェ^U♫」
そして、飼い主の少女『ナツ』は、何時もの黄昏たオレンジ色の空を…晴れる事も雨を降らせる事も辞めてしまったオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されたオレンジ色の空に浮かぶ《121》奇妙な数字の羅列を見詰め囁いた。この奇妙な数字の羅列は、この落下してゆく星の落下する期日を示している。
「…そして夕日の色かな…」
オレンジ色の黄昏た空に浮かぶ夕日を見詰めて飼い主の少女『ナツ』は、ポツリと呟いた。
「キャンU^ェ^U♡」
「ふふっ♡そぅだねぇ♡」
オレンジ色の空と赤色の夕日を見上げる飼い主の少女『ナツ』と飼い犬の『ピーちゃん』をオレンジ色の空と赤色の夕日が静かに見下ろしていた。
この落下してゆく星の大気はオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されつつある。このオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染された空には朝も夜も無く。何時も黄昏、夕暮れ時しか存在しない。そして、この星からは汚染されたオレンジ色に包まれた黄昏た空しか見えない。その黄昏たオレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列…落下してゆく星の落下する期日…それしか見えない。この星がオレンジ色の砂埃(無数のチリ)に汚染されていなかった頃、空からは雨や雪が降ったらしい。そして雨上がりの空には、綺麗に七色に輝くー虹ーと言うものが架かったらしい。ー虹ーは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、の七色に輝いていてとても綺麗だったそうだ。今、現在ー虹ーは確認する事ができない。そして飼い主の少女『ナツ』は飼い犬の『ピーちゃん』には、言わなかったが、この星の古い文献には、ー虹ーは、この星の未来を約束する為に神様と結んだ契約の証……。そう記されていた。つまり。飼い主の少女『ナツ』は、オレンジ色の黄昏た空を見詰め思うのだ。ー虹ーが確認できないと言う事は、もう、この星は、神様から未来を約束されていないのだと。そう『ナツ』は、オレンジ色の空と赤色の夕日を見詰めて思うのだった。
たそがれ〜☆52☆虹色の色んな色教えて☆ミ〜
落下するまで121日☆ミ




