たそがれ〜☆47☆❅雪❅は傘差す?☆ミ〜
いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ
落下して消滅してしまう星☆ミ
そんな終わりに向かう星で☆ミ
落下星人の少女『ナツ』と
落下星犬の『ピーちゃん』は、
昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、
今日も一人と一匹で散歩する。
「ワンUo・ェ・oU」
「なぁに?ピーちゃん」
「ワンUo・ェ・oU」
何時もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原を歩きながら落下星犬の『ピーちゃん』は、飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。
「うん、指すね」
「ワンUo・ェ・oU」
何時もの夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色の空を見上げ飼い主の少女『ナツ』は、落下星人の証のピーナツと呼ばれる触角をセンターパートの前髪からピョコンと揺らして呟く……。
「❅うん、差すよ❅」
飼い主の少女『ナツ』は、何時も何気にさり気なく持っていた青いスクールバッグの中から折り畳まれた短い棒の様な物『傘』を取り出して、徐にーーバッ!!と。オレンジ色の空に向かい開いて飼い犬の『ピーちゃん』に見せて言う。
「キャンU^ェ^U♫」
「ふふっ♫傘だね♫」
飼い主の少女『ナツ』は、落下星人の証であるピーナツと呼ばれる触角をセンターパートの前髪からピョコンと揺らして、傘を差してークルクルー踊る様に回って見せて歌う様に言う♫
「傘を差すと雨にも雪にも濡れないんだって♫」
「キャンU^ェ^U♫」
「ふふっ♫傘スゴイよねぇ♫」
「キャンU^ェ^U♫」
晴れる事も雨を降らす事も雪を降らす事も辞めた。オレンジ色の空の下で、今や骨董品となった。ー傘ーを再び差して、ークルクルー踊る様に回る♫『ナツ』と『ピーちゃん』をオレンジ色の黄昏れた空が見下ろしていた。
「私が持ってる傘は、透明なビニール製の傘だけど。まだ空が雨を降らすのを辞めて無かった時には、紙とか布とか色んな材質で色んな色や柄の傘があったんだって♫」
「キャンU^ェ^U♫」
「ふふっ♫傘スゴイよねぇ♫」
「キャンU^ェ^U♫」
「ピーちゃんは、どんな傘を差してみたい?」
「キャンU^ェ^U♫」
「ふふっ♫ピーナツ柄!?面白ぃねぇ♪♪」
「キャンU^ェ^U♫」
「ふふっ♫相合傘って奴だね♫」
「キャンU^ェ^U!?」
「ふふっ♫相合傘については、また明日お話するよ♡」
「キャンU^ェ^U♡」
《126》オレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列は、この落下してゆく星の落下する期日を示している……。
この落下してゆく星の大気はオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されつつある。このオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染された空には朝も夜も無く。何時も黄昏、夕暮れ時しか存在しない。そして、この星からは汚染されたオレンジ色に包まれた黄昏た空しか見えない。その黄昏たオレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列…落下してゆく星の落下する期日…それしか見えない。この星がオレンジ色の砂埃(無数のチリ)に汚染されていなかった頃、空からは雨や雪が降ったらしい。その雨や雪を凌ぐ為に作られた道具をー傘ーと言うらしい。空が雨や雪を降らすのを辞めてしまったのでー傘ーは、今、現在は骨董品とされている。そしてー傘ーがまだ現役で使われていた頃。この星がオレンジ色の砂埃(無数のチリ)に汚染されていなかった頃、まだ空が雨や雪を降らすのを辞めて無かった頃。ー傘ーには紙や布や色んな材質で色んな色で色んな柄の物が沢山あったらしい。ー傘ーが骨董品となった今、現在は透明なビニール製の傘しか残っていない。
たそがれ〜☆47☆❅雪❅は傘差す?☆ミ〜
落下するまで126日☆ミ




