たそがれ〜☆46☆寒いと雨は❅雪❅になるって☆ミ〜
いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ
落下して消滅してしまう星☆ミ
そんな終わりに向かう星で☆ミ
落下星人の少女『ナツ』と
落下星犬の『ピーちゃん』は、
昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、
今日も一人と一匹で散歩する。
「ワンUo・ェ・oU」
「なぁに?ピーちゃん」
「ワンUo・ェ・oU」
何時もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原を歩きながら落下星犬の『ピーちゃん』は、飼い主の落下星人の少女『ナツ』を見上げて訊ねる。
「うん、あるよ」
「ワンUo・ェ・oU」
何時もの夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色の空を見上げ飼い主の少女『ナツ』は、落下星人の証のピーナツと呼ばれる触角をセンターパートの前髪からピョコンと揺らして呟く……。
「❅雪❅」
「ワンUo・ェ・oU」
落下星犬の『ピーちゃん』が広い額からピョコンと生えている落下星犬の証であるピーナツと呼ばれる触角を揺らして飼い主の少女『ナツ』を見上げ不思議そうに小首を傾げる。
「寒いと雨は❅雪❅になるって」
「ワンUo・ェ・oU」
「うん、昨日話た雲はね氷の粒とかでできててね。前に季節の話したでしょ?夏とか春とか秋とかは氷の粒が雲から降ってくる途中で溶けて雨になるの。だけど冬になると寒くて冷えてるから上空の氷の粒が溶けずに落下して雪になるんだって❅雪❅もね雲みたいに白くてフワフワしてたりするんだって❅」
「ワンUo・ェ・oU」
「そう❅白くてフワフワ❅」
「キュンU^ェ^U」
「そうワタアメ♡」
「キュンU^ェ^U」
「ふふっ♡雪も食べれないけどね❅とても冷たくて綺麗な形をしてたんだって❅」
「キュンU^ェ^U」
「❅そうだね❅」
『ピーちゃん』と『ナツ』は、晴れる事も雨を降らす事も辞めた。オレンジ色の黄昏た空を見上げて仲良く見た事の無い❅雪❅に想いを馳せていた。
《127》オレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列は、この落下してゆく星の落下する期日を示している……。
この落下してゆく星の大気はオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されつつある。このオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染された空には朝も夜も無く。何時も黄昏、夕暮れ時しか存在しない。そして、この星からは汚染されたオレンジ色に包まれた黄昏た空しか見えない。その黄昏たオレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列…落下してゆく星の落下する期日…それしか見えない。この星がオレンジ色の砂埃(無数のチリ)に汚染されていなかった頃、まだ季節が巡っていた頃、冬になると雨は❅雪❅へと変わり降ったらしい❅雪❅は、とても冷たく綺麗な形をしていたらしい❅現在❅雪❅は確認する事が出来無い。
たそがれ〜☆46☆寒いと雨が❅雪❅になるんだって☆ミ〜
落下するまで127日☆ミ




