たそがれ〜☆41☆オレンジ色の空は夕方なんだって☆ミ〜
いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ
落下して消滅してしまう星☆ミ
そんな終わりに向かう星で☆ミ
落下星人の少女『ナツ』と
落下星犬の『ピーちゃん』は、
昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。
夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、
今日も一人と一匹で散歩する。
「ねぇ。ピーちゃん」
「Uo・ェ・oU?」
「昨日、夕暮れがオレンジ色の話したでしょ?」
「ワウUo・ェ・oU」
「オレンジ色の空は夕方なんだって」
何時もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に座り落下星人の少女『ナツ』は呟く。その額には落下星人の証のピーナツと呼ばれる触角がセンターパートの前髪からピョコンと生えている。
「Uo・ェ・oU?」
「そうオレンジ色の空…太陽が沈む前の空の色なんだって…夕方って言うんだって」
「ワウUo・ェ・oU?」
「うん、夕方になると…みんなお家に帰るんだって…」
「ワウUo・ェ・oU?」
不思議そうに飼い主の少女を見上げ訊いてくる落下星犬の『ピーちゃん』にも同じ様に広い額から落下星犬の証であるピーナツと呼ばれる触角が生えてて小首を傾げた拍子に揺れている。その『ピーちゃん』の広い額を優しく撫で、そして飼い主の少女『ナツ』は、答える。
「…そうだねぇ。太陽が昇るのも沈むのも辞めてしまったから。良くわからないけど。夕方に近いんじゃないかって言われてるみたぃだね…」
「ワウUo・ェ・oU?」
「…帰っても…パパもママも…いないしなぁ」
「キュンU^ェ^U」
「ふふっ♡そうだね♡ピーちゃんが居るね♡」
「キュンU^ェ^U」
「うん♡一緒に、お家に帰ろう♡ピーちゃん♡」
《132》オレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列は、この落下してゆく星の落下する期日を示している……。
この落下してゆく星の大気はオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染されつつある。このオレンジ色の砂埃(無数のチリ)により汚染された空には朝も夜も無く。何時も黄昏、夕暮れ時しか存在しない。そして、この星からは汚染されたオレンジ色に包まれた黄昏た空しか見えない。その黄昏たオレンジ色の空に浮かぶ奇妙な数字の羅列…落下してゆく星の落下する期日…それしか見えない。このオレンジ色の空は、太陽が、まだ昇るのも沈むのも辞めていなかった頃の夕方と言う時間帯に近いと言われている。
たそがれ〜☆41☆オレンジ色の空は夕方なんだって☆ミ〜
落下するまで132日☆ミ




