表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☆ミたそがれ☆ミ落下星〜ピーナツ〜  作者: ナロージュ•ピクセル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/39

たそがれ〜㉓どんなお勉強があるの?そうねぇ…例えば数字のお勉強とか…☆ミ〜

 いつかのどこかの遠い遠い星☆ミ

 落下して消滅してしまう星☆ミ

 そんな終わりに向かう星で☆ミ

 落下星人((ピーナツ星人))の少女『ナツ』と

 落下星犬((ピーナツ犬))の『ピーちゃん』は、

 昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。

 夕暮れの黄昏時しか存在しない土手で、

 今日も一人と一匹で散歩する。


 「ワンUo・ェ・oU(ねぇ、ナツ)

 「なぁに?ピーちゃん」

 「ワンUo・ェ・oU(お勉強って)

 「お勉強のお話?」

 「ワンUo・ェ・oU(どんな)

 「どんな?」

 「ワンUo・ェ・oU(お勉強があるの?)


 何時もの昇ることも沈むことも辞めた太陽が照らす。

 夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色に染まる河原に仲良く並んで座り。落下星犬((ピーナツ犬))の『ピーちゃん』は、飼い主の落下星人((ピーナツ星人))の少女『ナツ』に訊ねる。


 「ーそうねぇー沢山あるけど……」


 何時(いつ)もの夕暮れの黄昏時しか存在しない土手のオレンジ色の空を見上げ飼い主の少女『ナツ』は、落下星人((ピーナツ星人))の証のピーナツと呼ばれる触角をセンターパートの前髪からピョコンと揺らして考え込むように呟く……。


 「…例えば数字のお勉強とか…」

 「ワンUo・ェ・oU(数字のお勉強?)

 「…そう…例えば1+1=2……とか」

 「ワンUo・ェ・oU(1+1=2?)


 落下星犬((ピーナツ犬))の『ピーちゃん』が広い(おデコ)からピョコンと生えている落下星犬((ピーナツ犬))の証であるピーナツと呼ばれる触角を揺らして飼い主の少女『ナツ』を見上げ不思議そうに小首を傾げる。


 「ワンUo・ェ・oU(1+1=2なの?)

 「うん。例えば…1+1の式が、私とピーちゃんだとしたら…一人と一匹だから…アレ?…一人と一匹は、一人と一匹だね…2じゃないかも…」

 「ワフU^ェ^U♡(ボクとナツは一つだょ)

 「ふふっ♡二人でピーナツ(・・・・)だもんね♫」

 「ワンU^ェ^U♡(うん♫)


 飼い主の少女『ナツ』は、可愛い飼い犬の『ピーちゃん』を抱き上げて何時(いつ)ものオレンジ色の黄昏た夕暮れ空に浮かぶ《150》奇妙な数字の羅列…この落下してゆく星の落下する期日(賞味期限)をボンヤリと見詰めて囁く。


 「…ピーナツ(・・・・)は、二つで一つ、ニコイチだものね…1+1=2…だけじゃないのかもしれないね…」


 「ワンUo・ェ・oU(ニコチン?)


 「ふふっ、違うよ。ニコイチ(・・・・)二つで一つ、ピーちゃんと私ピーナツ(・・・・)ってことだよ♫」


 「ワンU^ェ^U♡(ピーナツ♫)


 「うん♫ピーナツ♫」


 何時(いつ)もオレンジ色の黄昏た夕暮れの土手の河原で仲良く戯れる『ナツ』と『ピーちゃん』をオレンジ色の空が静かに見下ろしていた。


 たそがれ㉓〜どんなお勉強があるの?そうねぇ…例えば数字のお勉強とか…☆ミ〜

 落下するまで(賞味期限まで)150日☆ミ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ