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1.3人の英雄

スピンオフです

時間軸としては本編第2章8話以降の話になります


連日のように続いていたカセイ国軍壊滅の報道は

「次のニュースです、人が化異物に?政府国で流通していた違法薬物が明らかに」 突如発覚した驚愕の事実によって人々の感心を離れた


バババババババ 高速を走る1台のトラック、そしてそれを追うヘリ


「見えました!」 カメラがトラックに回りリポーターが騒ぎ立てる

「こちら対化異物組合、現在化異人化違法薬物通称:バケモノ液 を乗せたトラックがSN自動車道を走行中…付近の力剣士は至急現場に急行せよ!」


「急行せよって…敵はトラックだろ、タクシーでも拾えってか?」組合のテレビを見てそう嘆く男

「たまたま車乗ってたやつとか脚の早いやつなら行けんだろ、ほら流星とか」

「かぁぁ、やっぱエース様は違うねえ」


「こちら流星、前方にトラックを視認」


「おおっとここで力剣士が合流したようです!どう出るのでしょうか」


「ひとまず足を止めなくては…ん?」

後方から車が来て両脇で並走する


「2つ名:大海原、只今休暇中に急行!」

「そして、2つ名:火砕流参上!」とさらに2人の力剣士が現れた


「お前達、なんのつもりだ?」

「なあに少々先輩様の威厳を見せてやろうと思ってなぁ」

「新参のお前ばかりエースと囃し立てられらのは俺達も面白くないのさ」


「一枚槍はいただくぜ!!」 2人はスピードを上げトラックまで難なく追いつき

「行くぜ!秘技:大海払い!」

「秘技:大地の怒り!」 車から跳び上がりトラック目掛けて技を繰り出そうとする


「ぐうう…なんでバレたんだよ!」 一方トラックでは乗員の男達が焦っていた

「おい!ここで捕まる訳には行かないさっさとやっちまえ!」 運転手の男が命令する

「わ、わかったって」 そう言うと荷台の男は注射を取り出すと、拘束された男に打ち込んだ

「むごー」

「ほれっ」 後ろの扉をを開け、男が蹴り出される


「なっ」

「ええっ」 力剣士達は突如現れた男に驚いて技を空振りさせてしまった

ゴオオオオオオ

男の体に肉が生成され…

「カアァァァァァァァ!」 化異人となった

「ごふっ」

「いだぁっ」 2人の力剣士はふっとび


「アイツらァ!」 化異人がトラックを追って!

「うっ!?うああああああ」 ドガッ ダバーン


そして、化異人は燃え上がるトラックに目を向けたまま立ち止まっている


「一体何をしていたんだ?」 流星は2人の元まで追いついた

「ぐっ」

「あっ、居ましたよ!」

「うわっ化異人がいるじゃないか!?」

標的が止まったことで続々と合流し出す他の力剣士達…


「へっ対トラックは本業じゃねえっての」

「さっきは不覚を取ったが次は無い!」

「まあいい、行くぞ!」

「カアァァァァァァァ」 総勢十数名の力剣士が化異人に打って掛かる


「ご覧下さい、現在多数の力剣士達が果敢にも化異人に立ち向かっています」


「いつ出たんだろうな化異人」

「こりゃまた犯人逮捕は失敗か…この国の未来が思いやられるぜ」テレビを見る一般人の声はそんなものであった


「中でも善戦している力剣士は、かつて大衆に人気を博した大海原に一時期若者の間で流行した火砕流、最近注目されている若手エース流星の姿も見え…」

「あ?急に映像映らなくなったぞ」

「なんだよ全く…」 それもそのはず、背後で実況を続けていたヘリは一瞬にして地面に落下し炎上していた


「は?…なぶうっっっっ」 それに気づいた力剣士が気を抜いていると化異人の攻撃が飛んできた

「お、おい!?ながっっっ」 そして1人また1人と吹き飛ばされ、たちまち消えていく


「な、なんだこいつさっきまで全く動かなかったのにっ」 すかさずガード…したかと思えば

「ぐっ…腕が伸びるとか卑怯だろうがっ」 腕に巻かれて身動きが取れなくなってしまった

「大海原!」

「つっ」 すかさず流星が腕を斬ろうとするも

「ぐっ、」 キンキンキンキンキンッ 指まで伸びて攻撃を阻害される


「ええいっ秘技:大地の怒りりいいい!」 火砕流が攻勢に出るも

「カアァァァ」 大海原を抱えたまま飛び上がった化異人…

「ひっ秘技…どばぁぁぁっ」 着地と同時に大海原を近くにいた力剣士共々叩きつける

グチャア

腕が離れる時、一瞬見えて消えた肉塊は他の者の戦意を削ぐには十分だった


バシュッ バコーンッ 棒立ちとなった力剣士達が無慈悲にふっとばされ、残った者は流星と火砕流を除けば3人程度


「だからってぇぇぇぇ!」 それでも倒さなければならないと躍起になる2人の思いは

ドスッ ドガララ ドカンッドガッドガッドガッダンッ 粉々に砕かれた


「も、もうダメだ…おしまいだ」

「きっ…」

「ああああああ」 動かなくなった2人を見て、残された者達にできることは絶望しかなかっただろう


「もろば斬りぃいいいいい!」 ドガァァァァァンッ 激しい衝撃で土埃が辺りに広がり晴れた頃には目の前に化異人はいなくなっていた


「痛ってえええ…5%ぐらいのつもりなんだがなあ思った以上に痛いもんだなぁ」 かと思えば頭上から降ってくる化異人

「再生封…」 「連続18斬んんんんんんん!」

激しい突きで態勢を崩し、横に落下する化異人

「っておい烈血!そこは俺の出番だろ、横取りすんなよ」

「キェイw月壊、お前の剣の威力じゃ今頃酒井は押しつぶされてたぜ?再生封じしか取り柄のないやつがでしゃばんな」

「ぎいい…でもなあ!」

「まあぃぃでで じゃないかっ月壊、これから見せ場があるかも…」 化異人の腕は切られたままだった

「やっぱお前出番ねえは今日」

「うっせえ!」


突如現れた3人組に困惑する2人

「うおお、キター英雄の登場だぜ」 1人だけはしゃぐ力剣士

「えっなにあんた彼らを知ってるのか?」

「知ってるも何も彼らは英雄だぜ?

一撃必殺の酒井に、天下無双の烈血、そして月壊さん、この3人は敵なしなんだ」


「おいおいちょっと待て、俺はなんもないのか?」 月壊が反応すると

「あっえーと…あっ全裸露出の月壊!」 と言う力剣士に

「いや待てあれは…てかなんでその事知ってんだよ!」

「しょうがないでしょ月壊、あの時あれだけの人間に見られたんだか…」

「ああっおいおいやめろ掘り起こすな」

「ったく、誰かさんのせいでしまらねえな」 嘆く烈血だったが

「だがよっ」 シュキンシュリシャキシンシインッ 見事な剣捌きで化異人の指はボロボロと崩れ落ちた


「ちょうどお誂え向きの相手がいるもんだぜ、だろ?」

「ああ!始めようか」

酒井と烈血が飛び出す


「キェェイ!腕を切っても肩が伸びるなら世話ねえよなあ」

「月壊!2人は無事か?」

「片方はまだ自然治癒できそうだが…もう片方はまずいかもな」 と火砕流の方を見て言う月壊


「なら、即決着と行こうか!あとは任せたぜ月壊!烈血」

「あいよお!」

「ったく…しょうがねえな」

化異人が全身の肉を伸ばし襲いかかる

「カアァァァァァァァ!」

「絡め手か、なら…普通に斬る!」

「マジか、秘技を使わずに!?」 烈血が回転しながら切り刻んでいく


「通路は取った!今だ酒井」

「おう!秘技:もろば斬りぃぃぃぃぃ」 酒井の体中に大きな傷が開いたかと思えば

衝撃と共に化異人は消し飛んでいた


「勝った…」

「勝ったぜぇぇぇやったー流石英雄!」

「あああ?」


「じゃあ俺らはこれで失礼する、怪我人は任せたぞ!」 そう言って立ち去ろうとする3人

「ちょっと待ってください、今回のことちゃんと処理しないと…」


「いやあそれがだな…」 黙りこむ酒井に変わり月壊が説明する

「俺達は今日引越してきたばかりでなんの手続きもしていない、組合員に見つかるとまずいんだ」

「てことでオサラバさせてもらうぜっ」 そうして3人はその場を去った


数分後、組合の車両が到着しことを収めだした

「ああ…あ?」 「傷が核まで達している…急げよ!」

「ほら、流星さん乗ってください」

「ま待て…やつを倒したの、は」 かすれた声でそう尋ねる流星

「はいはい、そう言うの後にしま…」

「英雄です!英雄!俺達を救ったのは英雄でぇーす」

「おいコラ声でけえよお前、状況考えろ!」


〜酒井達の新居〜

「はぁぁ、ここまで長かったなあずっと月壊の家を間借りさせてもらって」

「そうそう、オレ達家買えるほど金なかったからよォ」

「全く…手を貸すとは言ったが養うとは言ってないってのに」

「キェェイ!月壊の手料理意外と美味かったがな」

「ああもう…あの生活を思い出すだけで気が滅入る、お前ら服もゴミも脱ぎっぱなし散らかしっぱなしで到底人とは思えなかったよ」


「だが今日でそれともおさらばだ」

「その通りぃ!」

「ここまで頑張って金貯めてやっと首都に建てた一軒家!ここから俺達の新生活が始まるっ」

ガチャ ギィーーー


「ポリポリポリポリ」

「ん?ああ、遅かったな英雄ご一行さん」

するとそこには菓子食ってる女とテレビ見てる男が…居た。


「だれだてめえらあああああああ!?」

次回予告!

酒井達の新居に何故か居た謎の男と女

食ってかかる烈血に相対する女

一方で男の話に頭を抱える酒井と月壊

そして動き出す何か

次回 第1章 2.依頼内容:殺人

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