<2P> was conected / (1)
side2P:
私は、傍観者。
気が付いた時から、一人の人生を見ていた。
小夜は、気づいていないだろう。
意識が生まれてから、ほぼずっとただ視界を眺めるだけだった。
でも、小夜は本やらゲームやらにかける時間が多いから、見ていて楽しめた。
たまに代わりに体を動かせるときもあった。
それは、小夜が危険にさらされていて、気を失っている時だ。
なぜかはわからない。でも、立ち上がれと必死で祈った時に、初めて体が動かせた。
そのときは、危険なんて小さなものだった。
だから、襲われているなら、気絶したと思っている体を私がこっそり動かすことで、不意を突いて逃げたり攻撃したりして、安全を確保すると、また元にいつの間にか戻っていた。
でも、今回は、本気で、あきらめそうになった。
異世界なんてとこに来たと思ったら、絶対危険な「緊急クエスト」などに連れていかれ、初めて見る生物と戦って、圧倒的な数の弾におそわれ、本人には逃げるすべがない。
イライラしていると、そういえば、私にもステータスってあるんだろうかと思い、「ステータス」と心の中で念じた。すると、小夜の感覚からでなく、自分の?頭?(ないはず)の中で声がした。
「2P Lv.1/Lv96
Atk:95
Def:92
Spd:75
HP:0.1/83
MP:0/99
スキル:[[事件魔法lv.1]][チェンジ・ブレイン][人特攻lv6][カウンターパート](不意打ち)(捨て身)」
いやいやスペックつよ。
普段動けない私への当てつけかよ?
まあいいや
詳細を見たいと思うと、詳細が聞けた。
「[[事件魔法]] LV1 [密室に連れ込まれた被害者はなぜかなすすべもなく殺される。] コスト:HP20% 条件:自身、目標が論理的、物理的を問わず1つの密室に入っていること 対象に1撃だけ攻撃がどのような状態からでも必中する。
LV2で[マーダーウエポンズ]がアンロックされる。
推理小説の世界に並々ならぬ憧れを持つ者にのみ習得できるスキル。」
「カウンターパート コスト:使用中、ステータスの任意の値を、合計で自分のLvと同じ数字消費する。 条件:武器を手に持っている。 効果:持っている武器の複製を作る。両手持ちの武器は不可。」」
「[チェンジ・ブレイン] コスト:なし クールタイム:1日
効果:一時的に1Pと交代。
解除はいつでもできる。
これは...小夜が気絶したときにおこることをいつでも起こせるってこと?
だったら、今使えるなら使おう。
私のほうがステータスは強いから。
とりあえず、念じよう。
(「チェンジ・ブレイン」)
あれ、何も起こらないんだけど?ドユコト?
やっぱり、わたしは自分からは何もできないの?
そんなあ。
...眠くなってきた。
小夜が寝るときは私も寝てるけど、もしかして疲労?
オワタ。
次に目を覚ますことはあるだろうか?
まあ、意識が寝たまますっと消えるのもいい死に方なのかな。
......................また、目が覚めた。
でも、いつもと視界が違う。
まるで、
これは、
「私が体を動かせるとき?」
..えっ....声が出た。




