4話ー説明
クラスメイト達が固まる中、明らかにリーダー格の中年の男は、静かにこういった。「きみたちは、隣の世界からこの世界に引っ張り込まれたのだ。」ふたたびざわつくクラスメイト達。「それ、うそですよね。わたしたちは家に帰れるんですよね?!」と先ほどのダメージから復活した気の強い女子、ちなみに学級委員長がそういった。「しかし本当だ。我々の世界と君たちの世界の法則は違う。この世界に引きずり込んだ時、君たちはその世界のエネルギーを持ったままこの世界に来た。これは、自然に起こる現象を再現したものだ。もちろん私たちの世界から人がそちらに行くこともある。君たちは聞いたことがないかね?魔法や錬金術、超能力と君たちの世界で言われているものの存在を。」「まず、わたしはロイズ・フォレスト46世といい、フォレスト王国の国王を12年前から務めている。この国は、ネピア聖国という国と400年間戦争をしている。」ここでクラスメイト達のうち、大部分は話についていけなくなったようだ。「そして、聖国についている国が3国ある。ミディ公国、メイル帝国、ロッキー連合国だ。ほかにも国はあるが、主な国はこれだけだ。そこで君たちをこの世界に引っ張り込んだというわけだ。」「話が見えてこないのですが…」男子の一人が言う。「つまり、君たちに聖国と戦ってほしいということだ。」なんですって?