表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【設定試行錯誤中】節約家バッファーは鍛冶屋になりたい  作者: bismas65


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/9

<1> 

まとめて改稿!

 私は齢石小夜(よわいし さよ)。N県S市に住む高校2年生。そんなに頭がいいほうでもなくクラスではほぼ空気。今通っている高校は、今年の初めに転校してきたところだ。趣味はクラシックを聴くことと、推理小説を読むこと、そしてRPGゲーム。

 12月になって、文化祭も終わり、寒くなってきて、のんびりした雰囲気になったころ、そのある日のことだった。

 12月15日の昼休み、いつも通り退屈な一日が半分過ぎようとしていたころ、クラスのお調子者な男子たち約6人ほどが、先生がいないのをいいことに黒板に落書きをしていた。最近テレビで会っている異世界物のアニメに出てくる魔法陣を書いて遊んでいるようだ。もうすぐテストがやってくるというのに。文化祭の直後にテストをするのもどうかとは思うが、先生たちによると「だらけた気持ちに喝を入れる」ためらしい。

 そうした風景を本から目を少し上げて見ていた私は、私は「そし誰」と呼んでいる、アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」の496週目の続きに目をもどした。

 面白いと思った本は200週は読む、それが私だ。ほかに同じくらい読んでいるのは、たまたま家に前からあって気に入った、「人工臓器の歴史」ぐらいな気もするけど。

 45分ある昼休みがあと5分で終わるので、クラスには生徒全員が集まっていた。「次は国語か。いやだなー。」や「今日こそは寝ないように気をつけないと。」といった声が聞こえてくる。授業が始まる前にこの本を読み終えよう、と思った時、急に眠気が襲ってきた。夜9時間寝てて、運動もしていないのに。なぜだr...

 寝てしまっていたようだ。国語科の先生は指導が激しくて有名で、よく問題になっているのに。どうしよう。とりあえず目を開けた。煉瓦の壁が見えた。

...え? 煉瓦の壁が見えた。...え?教室は!?

一度目を閉じて開けてみた。また同じレンガの壁が見えた。...よくみると天井だった。体を起こした。特に不調はなさそうだ。今いるのは全面レンガの部屋で、窓はない。金属製のものと思われる扉が一つある。足元にはクラスメイトが全員倒れていた。薄暗いけれど、光源は、天井に埋め込まれているようだ。

 そして、石の破片みたいなものや、机の上側などの教室の残骸らしきものが落ちている。私のリュックは無事のようだ。というか、椅子は結構残っている。なのでだいたいリュックは無事だ。

 教卓は倒れている。そして、周りには黒板やチョークの破片のようなものが。

クラスメイトは誰も目を覚ましていないようだ。

 ...誘拐かな?学校に催眠ガスを流して生徒を誘拐する。さすがに非現実的では?隣には民家もあるし、第一この学校は公立の学校で、金持ちの息子、娘ばかりというわけでもない。身代金目的でないとすれば、人体実験や、海外への売却が考えられる。でもそうだとすれば拘束もされず、スマホなども奪われていないこの状況に説明がつかない。...

 それに、破片が転がっていることも説明がつかない。

 なら、教室の床が抜けた先に、秘密の部屋があったとか?

 いや、教室は3階だぞ。

 ポケットには、スマホが入っており、体のすぐ横には読んでいた「そし誰」

 スマホがとられていれば、推理小説のクローズドサークルみたいなのにな~。

 スマホ?そうだ!おじいちゃんに連絡してみよう。

 スマートフォンを開くと、圏外と表示されていた。これでは連絡が取れない。とりあえずクラスメイトを起こそうとすると、足音が聞こえた。急いで元と同じように寝ているふりをすると、ドアが音を立てて開いた。そして声が聞こえた。

「おお!

素晴らしい。成功だ。奴らもたまには成功するのだな。」

 聞いたことがない発音だったが、なぜか理解できた。


つまり、

ここは

行ったことがない



…鹿児島か?(絶対違う)



その入ってきた人から、光が浴びせられた。「フラッシュI。」(厨二か?)クラスメイトの一人が起き上がった。「すみません、課題忘れま...」黒板に落書きをしていた一人だ。

 「だれ?!」

ほかのクラスメイトも、むにゃむにゃ言って目を開けているようだ。困惑の声が部屋中で起こる。私もここらでいいかと起きた。クラスの気が強い女子の一人がその声の主...中年の人とその周りの防護服?を着ている人に食ってかかる。「こんなところに連れてきて何をするつもり?警察をよぶわよ!」「とりあえず話を聞いてからにしてくれ。」その声の主が手を上げると周りの10人ぐらいいる大人の防護服?を着ている人のうち、2人が彼女を取り押さえ、私たちがいるほうに押し戻した。クラスメイト達の大部分は震えている。私は固まっている。しかし、目を輝かせているものもいた。

 「もしかして...これって...異世界召喚!?」

 (なわけあるか。)


 クラスメイト達がキョドる中、明らかにリーダー格の中年の男は、静かにこういった。「きみたちは、隣の世界からこの世界に引っ張り込まれたのだ。」

ふたたびざわつくクラスメイト達。

「ふざけるな!」

「冗談にしてはやりすぎだぞ!」

「あんまり、面白く、なかったのですがwww」

(おまえは喜んでるだろ)

「それ、嘘ですよね。わたしたちは家に帰れるんですよね?!」と先ほどのダメージから復活した気の強い女子、ちなみに学級委員長がそういった。

「しかし本当だ。隣接世界のうち、この部屋と重なる空間から物を取り寄せる実験をしていてな。正直人が来たのは幸運な事故だった。私たちとしては、適当な機械でもこっちに来れば、技術力が上がるからな。これは、自然に起こる現象を再現したものだ。

もちろん私たちの世界から人がそちらに行くこともある。君たちは聞いたことがないかね?魔法や錬金術、超能力と君たちの世界で言われているものの存在を。」

(錬金術なら粒子加速器でできそうだけどね。)

「まず、わたしはロイズ・フォレスト46世といい、フォレスト王国の国王を12年前から務めている。この国は、ネピア聖国という国と400年以上戦争をしている。」

ここでクラスメイト達のうち、大部分は話についていけなくなったようだ。

「そして、聖国についている国が3国ある。ミディ公国、メイル帝国、ロッキー連合国だ。ほかにも国はあるが、主な国はこれだけだ。そこで異世界の物を引き込もうとしたのだ。しかし、幸運にも人間が来てくれた。そこで、私は君たちに聖国と戦ってほしい。」

いやなんで?

我ら戦闘未経験者よ。


 「戦いたくなんかありません!家に帰してください!」一人がそういうと、ほかのクラスメイト達も「そうだそうだ!家に帰せ!責任を押し付けるな!」と口々に言い始めた。そのとき、フォレストさんが口を開いた「すみませんが帰したくとも帰せないのです。私たちはてっきり自然に起こるとき同様大人が来ると思ったのです。そしてこの技術は未完成。今回が[召喚]を初めて行ったのです。」つまり、私たちは帰ることは無理なようだ。...


 「えっと...つまり...」

 まさか、好きなRPGの新作できない?

 せっかく来年発売だったのに。

 (tryanglEsignを返せ!)


そう思いながら話を聞いていると、話は個々の「能力」の話になっていた。「この世界では必ず一人一つ独自の能力「ユニークスキル」を持っていて、ほかには先天性のスキルと後天性のスキルがある。後天性のスキルには、努力すればだれでも獲得できるものと、スキルを使い続けて手に入るものがあり、例を挙げると、天性のスキルの「鑑定」の弱化版として1つのものを観察し続けることで手に入る「観察眼」、体を鍛えることで手に入る「筋力強化」などがある。ユニークスキルは似たものがあっても、完全に一つしかないもので、強さの違いも大きい。」そうか、こういう系の十八番の「鑑定」使えないのか。「スキルには常時適用されるものと魔力を使用して発動するものがある。能力値を数値化する道具があるので来なさい。」

壁に半透明の黒い板がはまっている。のっぺりしてすべてを吸い込んでしまいそうな黒色の板。しかしたまにノイズが走るみたいに一瞬だけ一部が透明になる。「これは君たちの世界から来た人物が作った、わかりやすくその者の能力値を示す道具だ。この世界のどこの町に行っても置いてあるぞ。一度測定すれば頭の中で見たいと思うだけで、これが浮かんでくるぞ。作ったのは日本の人物でな。自然転移で運ばれてきたのだ。元の世界にあったものを参考にして作ったと言っていたので見覚えがあるのではないかな?」その瞬間!フォレストさんの従者Aがその板に手を触れると、その板に文字が表示された。


「ジョー・クレイ Lv.452/∞

 Atk:286

 Def:304

 Spd:120

 HP:635

 MP:540

 スキル:[筋力強化Lv55] [観察眼] [切断強化Lv12] [[守護者]] [絶対防御] 」


クラス全体から驚きの声が上がった。この人、なかなか強いのかな?

「これで分かっただろう。順番にこの板で能力を測定しなさい。」


「香川 康 Lv.1/666

Atk:30

Def:55

Spd:15

HP:200/200

MP:30/30

スキル:[[夢想詠唱(生)]][オーバーヒールLv1][ヒールマジック] 」

「相川 蒼良 Lv.1/199

Atk:255

Def:1

Spd:10

HP:200/200

MP:30/30

スキル:[[即死クリティカルLv1]][ブーストLv1]」

「中曽根 藍子 Lv.1/99

Atk:99

Def:99

Spd:9

HP:99/99

MP:99/99

スキル:[[ルーラー]] 」

「小田川 白治 Lv.1/∞

Atk:1

Def:20

Spd:1

HP:88/88

MP:0/0

スキル:[[クールダウン40%]][クールダウン1][多段攻撃Lv1]」

「博土 学 Lv.1/99

Atk:100

Def:10

Spd:10

HP:999/999

MP:999/999

スキル:[[ワールドブック]][鑑定の眼] 」

「柴山 裕理 Lv.1/999

Atk:30

Def:30

Spd:10

HP:60/60

MP:30/30

スキル:[[マジック・クリティカル]][火魔法Lv3] 」

主なやつらのはこんなものだ。

一人ずつ測定していくと、みんなどれかの項目が三桁はいっている。そして私の番が来た。

自分はどうなるのか、とてもワクワクする。まともに死ななそうな能力ならいいな。

そして手をついた瞬間、こう表示された。

「齢石小夜 Lv.1/Lv4

Atk:5

Def:8

Spd:25

HP:17

MP:1

スキル:[[節約家]][アタックアップ][ディフェンスアップ][スピードアップ] 」

え?弱くない?」

室内にずっといたとはいってももう少し体力があってもいいだろ。

それに、MPが1って、スキル使えないのでは?

それと変なのが[[節約家]]の部分。何を節約するんだよ。買い物が安くなるとか?

クラスメイト達もフォレストさんたち一行も唖然としている。えっ。これダメな感じ?

数十秒して、やっとフォレストさんが口を開いた。「この世界にはもうおそらくバッファーはおらん。どんなバッファーもMPがマックスのところから10回しかバフをかけれないのに、そうして使うバフも対象の能力を1上げるだけのもの。最大でも10しか上がらないとなっては、誰も活躍のしようがないから仕方ないだろう。そしてLvの上限が4では、Lvの意味が全くない。なぜなら、新しい先天スキルを覚え、ステータスポイントを得るのは、Lv5おきだからな。努力や特殊条件、スキル進化もあるが、それだけでは活躍の仕様がないだろう。」

へー。ソウデスカ。

 (じゃあ、私が戦いに行ったら、すぐに死んでしまうだろうし、戦闘職にならなくて良いヤッフー)と思った。その安心の気持ちは、そのあとの言葉に打ち砕かれた。「今この国に戦力にならないものを養う余裕はない。よって、自力で生きて行ってもらおう。」なるほど、戦力になるやつしか投資しないのね。まあいいんじゃない。合理的判断だし。「それではロイス、フォー、この子を城外に案内しなさい。」


 地下室の外は中世風のお城だった。かなり広く、THE・イメージのお城みたいなところだった。しかし、いたるところが少しくすんでいて、すれ違う人もどこか元気がなさそうだった。そもそも歩く時間のわりに人に全然出会わない。

お城から出ると、町があたり一面に広がっている。きれいに家々が並んでいる。「ここらでいいだろう。好きなとこに行きな。」兵士っぽい人が言った。「あの~これからどうすればいいんでしょうか?。」そういうと、「まずはどこかで仕事を見つけることだな。冒険者になるのもいいし、どこかで下働きして、技術を身につけるのもいいだろう。...当面暮らすのに1文無しじゃかわいそうだし、少し銅貨を上げるよ。大事に使えよ。」18枚の銅貨をもらった。この人の好感度が1アップした。いくらぐらいなんだろ?「じゃあな。元気に暮らせよ。」

...まあ、とりあえずこういう系定番のギルドを探そう。


ギルドはどこか探そうと思って、しばらく歩き回って町の中心の繫華街みたいなところについた。ちょうどよく、地図が書いてある立て看板がある。{冒険者ギルド―初心者、採取だけも歓迎}ここに向かっていこうかな?...30分ぐらい歩いてようやくそれらしき建物についた。とても疲れた。もう少し運動しておくべきだった。4階建ての木造建築で、横には倉庫らしき場所がある。日本史で習った弥生時代の高床式倉庫の豪華増築版みたいだ。壁にギルドの受付はここからー>と書いてあるのでそのドア―両開きの木製で、薄いけれど頑丈そうな年季が入ったドアをそろそろ開けた。思ったより中は明るく、まず階段、そして大きなカウンターとその奥にこれまた大きなドアがあり、その周りにはバーカウンターみたいなとことたくさんの簡素な木のテーブルとイスがあり、そこで数人の大人や若者たちが話していた。


「ここが受付です!!!

 登録、退会、依頼はこちら!」

って書いてある受付にいる、とても影が薄い人に話しかけた。「すみません、ここで登録とかってできますか?」「登録ですか?できますが、条件があります。」間髪を入れずそういわれた。「条件って何ですか?」「この町の外でスライムを狩ってくることです。この瓶の中に、スライムの中にある「マジックゼリー」を入れて、持ってきてください。自分で倒したものでないと、ゼリーの記録でわかりますからぎそうはやめてくださいね。」そう言われたので、瓶をもらった。「古着を活動用に貸し出していますが、銅貨2枚でありますよ。」「貸してください。」金が溶けてゆく。今まで着ていた服を預けて、さっそく町の外にやってきた。町の外とを隔てる城壁は大きく、門には甲冑に身を包んだ門番が目を光らせていた。途中でスリが捕まっているところを見たりしたが、それ以外は油を売らずにまっすぐ来た。別に異世界だからと言って、別に治安が悪いとかはないようだ。スリいたけど。密室殺人事件の一つや二つ起きててもいいじゃないって思っていたのにな。

町(かなり広い)を出ると、ただっぴろい草原に出た。草原の草や地形は日本と同じような見た目だけども、遠くを見ると、富士山くらい高そうな、山が、5つ連なっているのが見えた。そして、その山の上を、巨大な影が飛んでいる。「やっぱり、ここって異世界なのか~。」

町を見失わないようにしながら、スライムを捜すことにした。

...思ったより見つからないな。ゲームだったら、3回ぐらいエンカウントしてるのに。

試しに、前後にくるくる回りながら横移動してみたが、当然意味なかった。そういえば、これってエンカウント率上がるわけじゃなかった。

草原をさらにしばらく―75分ほど歩いていると、少し高めの丘みたいなところを見つけた。なので、5mくらいの高さまで坂を上って地面を見渡すと、遠くに丸くて青いものがかすかに見えた。ここからだと500mくらいかな?(あてにならない目分量)

スライムってこれか?

とりあえず、どこかに行かないうちにさっさとエンカウントしよう。現実はシンボルエンカウント性のようだ。

その方向に歩いていくと、地面に、何か棒のような物が15㎝ほどほぼ横倒しで顔を出していた。せっかくだから持っていこうと思って引っ張ると、思ったより深く埋まっているのか、硬かった。全力で引っ張っていると、「いて。」急にすぽっと抜けた。勢いあまって後ろに倒れちゃった。「これは...剣?」立ち上がって見ると、それはおそらく素材が銅っぽい、ぼろぼろに錆まくった剣だった。かなり年季が入っていそうだけど、ただの棒よりは使えそう。まあこれを持っていこう。

数分剣を引っこ抜こうとしていたから遅れたが、スライム?はほぼ移動していなかった。そこには、確かに動いている青い塊がいた。某ゲームとは違い、目や口はついておらず、来た方向に体を引きずっている。

「なんかデザインびみよーだな...」


その丸いスライムであろう物はこちらには気づいてはいないようだった。(これならいける。)そう思ってそこらへんに落ちていた錆びた銅の剣を振りかぶると、その丸い奴に振り下ろした。...かわされた...のか?全然動いたのが見えないスピードでかわされ、「いった!」そのまま体当たりを食らった。その丸っこくてぷよぷよしたからだからは想像できないほど痛い。「メタスラかよ!」(やばいやばい!スライム舐めてた!死ぬ死ぬ!.....そうだステータスのHPどうなってる?)って考えてステータスをみた。

「齢石小夜 Lv.1/Lv4

Atk:5

Def:8

Spd:25

HP:2

MP:1

スキル:[[節約家]][アタックアップ][ディフェンスアップ][スピードアップ] 」「鰯石小夜子 Lv.1/Lv4

Atk:5

Def:8

Spd:25

HP:2

MP:1

スキル:[[節約家]][アタックアップ][ディフェンスアップ][スピードアップ] 」


スライムのHPは60くらいらしいから...12発攻撃を当てればいいのか。難しいけれど、やるしかない。今度は剣を当てることだけを意識して振る。しかしスライムには当たらない。そして、また体当たりを食らった。前よりはましな痛みだと思ったけれど、体に力が入らない。ステータスを見ると、HPは0.1だった。いやいやおかしいだろ!

スライムはまた体当たりをしようとしている。このまま死んでしまうの?何かできないかステータスを見て確認する。


「[[節約家]]LV.1 [ライフバンキング1] コスト:なし パッシブ 致死ダメージでHPの前借りが発生する。上限は1000 LV.2 で[複利攻撃]、[割引Ⅰ]がアンロックされる。 」

 (0.1HPはこれか)

「[アタックアップ]コスト:MPの10% 1時間Atkを1アップさせ、与えるダメージを増加させる。」

「[ディフェンスアップ]コスト:MPの10% 1時間Defを1アップさせ、受けるダメージを減らす」

「[スピードアップ]コスト:MPの10% 1時間Spdを10アップさせ、移動にかかる体力・を一時的に減少させる。」

スピードアップ強くない?

できるかはわからないけれど、実行してみる。「[スピードアップ]」思った通り体が少しだけ軽くなった。今なら攻撃が当たるかもしれない。しかし12発は無理だ。そこで思いついた。

「[スピードアップ][スピードアップ][スピードアップ][アタックアップ][アタックアップ][アタックアップ][アタックアップ][アタックアップ][アタックアップ]」

あの偉そうな人が「10回しか使用できない」と言っていたということは、つまり、10までならステータスを上げられるということだ。上限回数使って何があるかわからないが、出来るだけやろう。

今後は早口言葉の練習が必要になりそう。


「齢石小夜 Lv.1/Lv4

Atk:5+6(11)

Def:8

Spd:25+40(65)

HP:0.1

MP:1

スキル:[[節約家]][アタックアップ][ディフェンスアップ][スピードアップ] 」


「さあ、これからが勝負だ。(スライムに向けて)」

我ながら、むなしいな。


スライムに向かって剣を振ると、すっかり勝った気でいるスライムは、ぎりぎりでよけてこちらをあざ笑っている。

しかし、スピードが今までとは違う今、よけられることも考えてあった。そのまま、剣をスライムに突き刺す。スライムは驚いているのか、少し固まった。そして、刺さっている剣を抜こうと身をよじる。しかし足で押さえつけて、この隙に剣を抜き差しした。「EXPを1獲得しました。レベルアップ!HP上限が25になった!」そんなシステム音を聞きながら、私は今にも倒れそうだ。そして倒れた。しばらくして、起き上がってみると、寝ていたようで、辺りはもう暗い。倒した証明である、スライムの中にあったマジックゼリーっていうこれこそスライムみたいな黄緑色のゼリー瓶ヨカッタ-に入れて、大事に持って、体を引きずりながら街に戻った。門番の人がボロボロの私を見てどうしたのか聞いてきたが、笑ってごまかす。そのままギルドに行った。ミチオボエテテヨカッタ-


ギルドの人たちがドアを寄りかかるようにして開けた私を見て何事かと声をかけてくる。「大したことじゃ。ありま、せん、スライムと戦ってきただけです。」「何とだ?」年配の冒険者の人が聞きなおした。「スライムとです。」そう言うと、「無印のスライム?本当に?」や「そうじゃなかったら変異種か上位種か?」などと言われた。唖然としている冒険者たちの間を抜けてカウンターに行った。「これで、入会の条件はクリアですか?」そう聞くと、例の影が薄い受付の人は、「はい、これで登録可能です。」といい、1つ付け足した。「ギルドに登録している冒険者は緊急クエストの時は強制招集になりますが、よろしいですか?」「はい。もちろん。」壁に書いてある規約的なやつはスライム狩りに行く前に読み込んである。「では、カードをお渡ししますので手を出してください。」出した手の上に四角い木の箱がかざされた。「もういいですよ。」そう言われて、手の上に、金属のカードが乗せられた。


異世界生活2日目。ギルドのハンモック素泊まり(銅貨5枚)で夜を明かした私は、早速、寝てた建物の1階に下りて行った。ザ・ギルドな感じのコルクボードから、簡単そうな薬草採取を選んで、カウンターに示し、古着を借りるのではなく倍額で買って、建物から出て、昨日行った草原に向かった。

「薬草採取 難易度 J

 西の草原で赤いハッシュポピーをとってくる。茎の色は白で、花弁は6枚。合弁花。

 (花の精巧な絵)

 50本は必要。花の部分に痛みがなければ報酬増額。

 数が50本を超えても増額。

 報酬:銅貨20枚                         」

簡単そう(スライム(名前詐欺)にさえ会わなければ)だからこれにした。

どこぞの四角いマイワールドかっていう広い草原を歩いて1時間。それらしい花が見つかった。それはいいものの、やばそうな狼っぽいやつが、そのこんもりと生えている一株の花の周りに2匹いる。

岩陰からこそっと100mほど先を見る。

こういう時、LVが低いゲームの序盤ならどうする?

逃げる。

しかし日銭を稼ぎたいのでそのためには花をとることが必要だ。

ディフェンスアップをかけて攻撃を耐えながら摘むのは無理。リスキーすぎ。

スピードアップをかけてこっそりとって逃げる?数が取れない。

アタックアップをかけて倒す?それこそ無理。

何かで気をそらせばいい。でも何で?そこで思いついた。別の獲物を渡せばいいんだ!

ちょうどよく少し遠くにスライムがいる。ディフェンスアップとスピードアップを半々でかけ、近ずくと、昨日と同じように体当たりをしてきた。そこを容赦なく切りつける。少しダメージが入っただろう。危なそうだけど抱きしめて、暴れるスライムを持ちながら狼?の近くにそろりと近づいていく。その時、オオカミが二頭ともこちらに走ってきた。やべ。スライムを狼のほうに投げて逃げる。擦ると、オオカミがスライムにかみついて二頭でむさぼり始めた。おいしいのかな?

さっさと視界の外に逃げて、離れたところから大きく回っていき、オオカミが離れているすきに、花を摘もう。近づいてみても、これであっていると思う。しっかり根元から銅の剣で切り取っていく。

撫でても切れないほどさびているけれど、草ぐらいは切れるようだ。ふう。すべて取って、ギルドで渡されていた麻袋に入れ終わった。よし、逃げるぞ。


ひどいめにあった。スライムを食べ終わった狼から30分ほど追い掛け回されてくたびれた。たまたま通りかかったスライムのほうに、狼が獲物を切り替えなければ、危なかった。

やっとギルドについた。

ドアが滑らかに開きすぎて倒れた。「いて。」

「今日はどうしたんだよ。またスライムか?」

昨日ボロボロで入ってきてスライムにやられたといったことがネタにされているらしい。某号泣する議員の気持ちを少し味わった。まあいいか。「あいにく今日はオオカミっぽい何かです。」

「どんな?」

「新人だから知らないよ。」

よし、カウンターについた。これで話しかけられないはず。

「依頼できましたか?」

「この通りです。」

袋を差し出した。ふう終わり。

「これは、、違うのも交じってますけれど依頼は達成ですね。」

「よし。違うのって何ですか?」

「このハッシュポピードレイナーですね。大丈夫だったんですか?これはLV10以上の人のLVを吸い取る毒草です。」

「私lv2なんで。。。」

「あ。。そうでしたか。これは買取でいいですか?」

「もちろんです。」

「では、銅貨45枚をどうぞ。」

「ドレイナーって草高すぎませんか?」

「採集難易度Ⅾなんで。この草。」

「ほえー」

臨時収入だ。

町を回ってなんか買って食べよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ