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冒険者生活の開幕です

まだ毎日投稿が続いていますがいつまでやる気が持つのやら…

あ、後半視点が変わります。今までコレを書き忘れていたのか(納得)

はい。思わず衝動買いをして銀貨4枚と大銅貨2枚、日本円にして4.2万円も散財して意気消沈中の私です。リンちゃんです。

朝です。とうとう冒険者活動を開始する日がやってきたということですよ…!( ー`дー´)キリッ


私の朝のルーティーンはまず、顔を洗うところから始まります。最初に土魔法で桶のようなものを生成しまして、お次は水魔法で温水球を出して、桶に入れたら顔を洗います。流石に朝は肌寒いので冷水で顔を洗うのはきついです。洗い終わったら次は身だしなみのチェック!生活魔法の《クリーン》で服を含めた汚れを落としまして、水魔法の《ミラージュ》で鏡を出して汚れの有無をチェック。問題なし。ですね!これで朝のルーティーンは完了です。


私が起きた時間は大体5時くらいですね。ほぼ日の出と同じくらいに目が覚めるので。流石に日の出に1階に降りても朝食は出来ていないでしょうけど、もし、ニコラちゃんが起きていて暇なようなら早速声を掛けてみましょうか。


1階に降りてきましたが、やはり静かですね。まぁ大体の人は6時以降に起きるのが普通みたいですし、冒険ギルドも7時からしか開いていないので、ゆっくり出来ますね。あ、ニコラちゃんが厨房から出てきましたね。声をかけましょう。


「おはようございます、ニコラちゃん。」

「わひゃあ⁉ってリンさん?びっくりしたぁ…こんな朝早くにどうしたの?何か困ったことがあった?」

「いえ、ただいつもこの時間に目が覚めるので。もしもニコラちゃんの都合がいいなら昨日の約束を早速果たそうと思いまして…つまり、仲良くなりたいなっていうお誘いです。」


「ホント⁉」

ニコラちゃん、すごい食い気味に反応してきましたね。よっぽど嬉しいんですかね。こちらとしても嬉しい限りですが…

「はい。でも、宿の手伝いはいいのですか?」

「うん!大丈夫。朝のお手伝いはお父さんのお手伝いが終わればおしまいだから、お客さんが降りてくるまでは暇だよ!」


「それじゃあ、改めて自己紹介しますね。私はリン。昨日冒険者になりたての新人、10歳です。よろしくね。」

「あたしはニコラ!…ってリンさんあたしと同い年なの⁉話し方とか丁寧だからもう少し年上なのかと思ってたよ。あ、じゃあじゃあ!リンちゃんって呼んでもいい?」

「はい。気軽に呼んじゃってください。これでお友達ですよ、私達。」

「友達…!うん!友達!なら、リンちゃんもその丁寧な言葉づかいやめてみて!」

「分かり…分かった。これでいいかな?ニコラちゃん。」

「うん!やったぁ!同い年の同性の友達初めて出来た!」

「初めてって…今まではいなかったの?」

「うん。年下か、年上かのどっちかだったから。」


以外に珍しい環境…なんですかね、ニコラちゃん。まぁでも、私もこの世界では同い年かつ同性の友達なんて初めてなんですけどね。

それからもニコラちゃんと楽しく会話をして、朝食の時間になったのでニコラちゃんはお仕事。私も朝ごはんを食べてギルドに向かいがてら、散歩をしに外出です。ちなみに…朝食は黒パンとコーンスープでした。おいしかったです。


さて、時間も潰したしそろそろギルドに向かいましょう。

ということでやってきました冒険者ギルド開店したてですし人は少ないですね。えーと、常時依頼は…あ、コレですね。


ヒール草を最低10束納品と、ゴブリン駆除最低でもゴブリンの耳を20個納品ですね。場所は…西門から出た先にある白鞘の森ですって。常時依頼は特段受付をする必要はないですけど、フェルンさんとも話したいので一応お知らせしときましょ。初心者なので帰ってこなかったら、多少の心配はされるでしょ、知りませんけど。


西門の人はアレですね。生真面目というかなんというか…業務的対応しかしなかったですね。おかしいことはないですけどね。


ふぅ…ヒール草はまぁ、アイテムボックスからでもいいので集めるのは控えめでも問題ないんですけど、ゴブリンはその場で討伐しなければいけないからちょっと大変ですねぇ。…と、思っていた時期が私にもありました。さっきからゴブリンとの遭遇数が予想よりも多いんですよね。ほら今も向こうから…


〈魔法呼び出し 《エアー・スラスト》!〉広範囲殲滅魔法ってほんとこういう状況下だと楽でいいですね。スプラッタになりますけど。おや、気配察知に大量の反応がありますね?この感じからして、もしかして…()()ですかね?だとしたら、正直イヤなんですけど…(´Д`)


〜〜〜

冒険者ギルドに向かって数人の冒険者が必死に駆け込もうとしている。なにやらあったらしい。


バン‼「大変だ!はぁ…西の…森に…」

「おい、そんなに慌てて一体どうしたってんだよ?一旦水飲んで落ち着け。」

「す、すまない…助かった。」


「落ち着いたか?それで、西の森がなんだって?」

「あ、ああ。西の森の奥地でゴブリンの集落を発見した!クイーンは未確認だが、少なくともキングは誕生してやがる!」

「‼おいおい。まさか、スタンピードの前兆ってことかよ。」

「ああ。俺たちが確認しただけでも100匹はいやがった。俺たちは依頼帰りだったんでそれを確認してさっさと逃げてきたんだ。」


「ご苦労だったな。お前らは休んでいてくれ。おい!今、西の森に行ってる初心者はいるのか?」

途端、一人の受付嬢の顔色が悪くなる。

「昨日登録したばかりの女の子が今薬草採取にその森に行っています…‼」

「おいおい、そいつぁマズイぜ…しゃあねぇ!お前ら聞いたな?ゴブリンスタンピードを阻止するのと同時に森に向かった新人の回収も追加だ!準備しろ!」リーダー格が指示をした。

「おおおおおお!やってやるぜ!新人つったら昨日のあの子だよなぁ?尚更見捨てられねぇぜ!」

すると、そこにいた冒険者の大半が声を上げたのだ。どうやら新人には甘いらしい。


「では、皆さん。ギルドからの緊急クエストです!内容はゴブリンスタンピードの阻止と新人の子の回収。

報酬はギルドからたんまり出させていただきます!」

「そうこなくっちゃな‼」


「…アルドさん。彼女を、りんちゃんを…どうか。」

「へっ。任せろ。俺たちもあの嬢ちゃんは気に入ってんだ。絶対に無事に連れ帰ってやるから待ってろ。」

「お願いします…」


そして、数分後…大量の冒険者がスタンピード阻止に向かっていったのだった。

なんか不穏な感じかもしれないけどそんなことはないです。主人公は強い。彼らは無駄足にならなければいいですが…

それでは次回もよろしくです。m(_ _)m

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