これが衝動買いの魔力ですか
まさかの本日3本目。投稿遅いとは?
総合評価30pt超えていました。正直読んでいただけると思ってもいませんでしたので非常にありがたいです。
はい。感動の再会が果たせて満足した私です。只今教会から帰っている真っ最中です。私今日そこまで活動していないんですけど、意外と時間が過ぎるのが早いですね。もう夕方に差し掛かっていますよ。太陽の位置から見て、大体午後の3時か4時あたりですかね、今は。日本と時間の進み方自体は同じですし。
ふむ、そうすると後の時間は宿に戻ってポーションの調合でもして、スキルレベル上げつつ資金の節約に努めましょうかね。明日は常時依頼の薬草採取とついでにゴブリン討伐を達成できればいいなと思っているので、一応ポーションを持つに越したことはないですね。確かに私魔法で回復も治癒もどちらも一応出来ますけれど…常に魔法が使えるとも限らないですし、備えておいては損はありません。死にたくないなら準備にこそ時間を掛けなきゃですよね。
いくら私の資金が300万円超えているにしても、湯水の如く使ったらすぐになくなってしまいます。お金は儚いものなんですよ。増えるのは時間かかるのに消えるのは一瞬ですよ。一瞬。なのでポーションを部屋で調合してお金は別のことに使えるようにしておきたいです。
おや、この露店アクセサリーショップのようですね。少ーし覗いてみますか。もしかしたら自分で作るときの参考にできるかもしれませんし。予算は大銅貨5枚までで行きましょう、日本円で5千円くらいですからね。何かしらは買えるはず…
「おっ、嬢ちゃんいらっしゃい!何かお探しかい?」
「少し覗いてみようと思いまして…大銅貨5枚までしか予算出せないのであまり買えないですけど、いいものはありますか?」
「んー、それならこれはどうだい?〈紅のブレスレット〉だ。軽く重量軽減の効果も付与されているし、冒険の邪魔にはならねぇだろうぜ。大銅貨3枚でどうだい?」
「私、鑑定スキルがあるので鑑定してみてもいいですか?」
「鑑定を持ってんのかい。もちろん構わねぇ。疚しいことなんぞないからな、いくらでも鑑定してくれや。」
「ありがとうございます。」
《鑑定》を早速してしまいます。一応商品なので勝手に鑑定するのはモラル的によろしくないかと思って控えていましたが許可も出たことですし。ちなみに、この世界では鑑定は珍しくはないみたいです。商人なら大抵所持しているみたいです。まぁ冒険者では珍しいかもですが…変に隠さないでいいのは気が楽ですよ。(*'▽'*)♪
【紅のブレスレット】ルベライト鉱石から作り出された一品。
丁寧な意匠が施されており製作者の心が込められている腕輪。
【品質】良
【効果】重量軽減:少(気持ち軽いかなと感じる程度)
【製作者】ローガン・アノマリク
「おお、これを作ったローガンって人はほんとに金細工がお好きなんでしょうね。細かいところまで作りこまれています。」
「おっ、分かってくれるかい、嬢ちゃん!いや〜、作品のこだわりを理解してくれるやつがいるってのは気持ちがいいな!」
「え、もしかしてコレを作ったのって…」
「そう。俺なんだよ!俺がローガンだ。久しぶりにこんな気持ちのいい褒め方をされたぜ。だからちょっとばかしまけてやろう。嬢ちゃん、大銅貨2枚と銅貨5枚でどうだ?」
「うーん、もう一声!」
「くっ!分かった!大銅貨2枚でどうだ!」
「…よし、買います!」
「まいど!代わりに今後もこの店を贔屓にしてくれよな!」
「結構商売上手ですね。逞しいというか…」
「おうよ!そんくらいでなきゃやっていけねぇからな。」
「大変なんですねぇ…それではローガンさん失礼しますね。」
「おう。嬢ちゃんも余裕ができたらまた来いよ?安くしとくぜ?」
ふぅ…大変快活なオジサ…あ、いやお兄さんでしたね。買ったブレスレットは早速装備しておきましょう。宝の持ち腐れになっては勿体ないですし、ローガンさんにも失礼ですからね。
よし、今度こそ宿に戻ってポーション作りに励むとしましょう。これ以上私を誘惑するようなものはないはずです。いやいや、フラグじゃないですよ?私、たしかに刹那主義的な感じで生きようとしてはいますけど、前世では成人済みですよ?当然、自制することなんて造作もないんですよ。_(꒪ཀ꒪」∠)_
―――おかしいですね。なぜ、こうなったのでしょうか。手には明らかに必需品ではないだろうものばかり…
そう。無駄遣いをしたのだ。自分では自制が効くと言っておきながら、衝動買いをしたのだ…!
そうは言っても一応大銀貨4枚、銀貨3枚は残ってはいるが…
まぁ、反省するのは後にして、今はやどでの食事を楽しみましょうか。結局無駄遣いしましたけど、今は〈銀の猫亭〉にて夕飯なうです。私の料理スキルは確かにカンスト済みですが、それは置いておいて、少なくとも1回は地元の人が作った料理を味わうっていうのが私の旅をする上でのポリシーなのです。
ちなみに大荷物抱えて遠い目をしていた私を見て看板娘ちゃんが心配するという一悶着がありました…そこで正気に戻ったわけですよ、私は。
「お姉さん!おまたせ!今日のメニューはオークのステーキセットだよ!」
運ばれてきたのは、オークのステーキとキャベルツ(キャベツ)が乗ったプレートに、湯気を猛烈に放っているスープ、そして黒パンですね。まぁ定番のメニューというやつですね。
「ありがとうございます。美味しそうですね…!いただきます。」
「お父さん自慢の料理なんだよ!ところで、それは何をやっているの?」
「コレは食前の祈りですよ。手を合わせて恵みに感謝しているんです。動物さんありがとうという感じで。」
「へぇ〜、いいねそれ!あたしも今日からやってみる!ねぇ、お姉さんお隣に座ってもいい?」
「私はいいですけど…お仕事は平気なんです?」
「あ〜、流石に駄目かも…でもあたしお姉さんと仲良くなりたいなと思って。」
「奇遇ですね私もですよ!私はリン。気軽にリンちゃんって呼んでください。」
「分かった!リンちゃん!あたしはニコラだよ!よろしくね。あ、そろそろ仕事に戻らないと怒られちゃう!今度ゆっくりお話しよっ!」
「はい、楽しみにしてますので、お仕事頑張ってください!」
「うん。ありがとう!」
ニコラちゃんは明るいいい子ですねぇ、ほんとに。陰キャには眩しいコミュ力してますよ。誰がコミュ障かって?私しかいなくないですか?童貞のまま人生終えてるんですよ?前世は陰キャだったに違いありません!それにしても、ニコラちゃんのお父さん料理上手ですね。オークステーキは歯ごたえはあるけどスッと溶けていきますし、スープもトマ卜の酸味もあって、ステーキの口直しにぴったりです。まぁ、黒パンは…正直お察しですね。
美味しい食事も楽しめましたし、ポーションをいくつか調合して、切のいいところで私は寝ることにしました。おやすみ、世界。( ˘ω˘ )スヤァ…
おかしい。どこからともなく露店のおっちゃんが生えてきた…誰だよ、ローガンさん(困惑)
想定外の自体ですね?これが気ままに暮らしているリンちゃんの力…なんですかねぇ?
それはさておきここまでお読みくださりありがとうございます。ヾ( ˃̶⺫˂̶。)ノイーッ!!!
こんなグダグダな作品ですが、次回もよろしくです。m(_ _)m