いい経験ですね!
意外と長くなってしまった(作者基準で)
はい。私の意志が介在していない今の状況に心底戸惑っている私です。
何故かは知りませんけど、王都の冒険者の…オ…オツル?さんじゃなくて…そうだ、オルグさんでしたか。と決闘する流れになってしまいました。私は一回も頷いていないんですけど…サリアさん、私が何か言う前にさっさと結論付けてさっさと退散していきましたね。おかげでどうにも出来ず…挙げ句セシーさんにはほんのちょっと同情するような目で見られましたし…まぁ、こうなってしまったものは仕方ないです。切り替えていきましょう。
さて、降りてきましたよ。ん?なんかまだ冒険者の人たち騒いでますね。てか余計に騒がしくなってません?あれ、もしかして…もう話が広まって…⁉話が早くないですか…⁉
「なぁおい、ゴブリン殺しの嬢ちゃんと王都の冒険者とが決闘するらしいぞ?どっちが勝つと思う?」
「いやぁ〜、順当にいくなら野郎だろ。アイツラのパーティはCランクはあるんだろ?」
「い〜や、俺は嬢ちゃんが勝つに一杯賭けるぜ。」
なんて会話も聞こえてきます。人を賭けの対象にしないでもらいたいものです。晒し者みたいで嫌。てかもう既に酔ってますよね?他の人達ももう完全にどっちが勝つか賭けてますよ…
「ばかか!オメェはよォ!嬢ちゃんが勝つに決まってんだろォがよォ!俺は嬢ちゃんに今日の酒代賭けてんだからよォ!」
「いやいや、嬢ちゃんは魔法使いだろ?流石に接近されたら負けるんじゃねぇか?王都の奴に賭けるほうが堅実だろ。」
だの、なんなんですかね…さっきまでは決闘を受ける理由もなくてやる気もなかったんですけど…こうも好き勝手言われると腹立って来ましたよ…!やってやろうじゃないですか!私を見世物にした人たち後悔させてやりますからね…!
さて、修練場にたどり着いたわけですけども…野次馬がぞろぞろ着いてきます。来ないで?
お相手は…ああ、もう既にスタンバイしてますね…
「来たな…準備はいいか?」
「その前に決闘広めたのはあなた達ですか?」
「いや、むしろお前だろその状況的に…」
「勝手に着いてきた酔狂な人たちですよ…それで、ルールはどうするんですか?」
「相手が降参と言うか気絶するまで、殺しは禁止で武器は木剣のみ。それ以外の制限なし、どうだ?」
「魔法も制限なしですか?」
「そうだな。実力の証明だしな、そこは問題ねぇ。じゃあさっさと始めるぞ、いいな?」
あ、サリアさんも来た。手続きは終わったんですね。
「いいかしら2人共?審判は私が務めるわ。ルールは聞いていたわ。武器は木剣、降参or気絶で終了、その他制限無しね。あと、リンちゃんが魔法使いということを考慮して、今回は周囲に私が結界を貼っておくわ。だから遠慮なしで戦って大丈夫よ。」
「そのルールで問題はないな。」「私も、魔法が使えるなら正直言うことはないですね。」
「それでは…始め‼」
合図と共に双方が武器を構えます。と言っても私はあんまり剣術スキルは高くないんですけどね。突っ込んでこないですね…魔法の警戒をしているのでしょうか?…と思ったらオルグさんが挑発的な笑みを浮かべて喋りかけてきます。
「嬢ちゃん、折角だ。初撃は譲ってやるよ。一発で終わっちまったらつまんねぇからな。」
舐められているのか、それとも秘策があるのか…どちらにせよ、乗らない手はないですね。
「そちらこそ、一発で終わらないでくださいね。一発で終わったら…すっごい恥ずかしいですよ〜?」
言いながら突っ込みます。え?魔法はどうしたって?まぁ、身体強化掛けてますし…一応剣術スキル上げたいんですよ。
「ハッ!言って…‼おいおい、バカ正直に突っ込んで来んのかよ!」
今の私は前傾姿勢で突っ込んで剣は上段袈裟斬りで反応を見たいんですけど、流石に身体強化くらいは使えるんですね!無事に反応されました。反射神経もいいらしいですね。
「フッ!」
「チッ!やるじゃねぇか。まさか鍔迫り合いになるとは思わなかったぜ…?」
〈浮遊〉!同時に剣を引いて跳びます。あとはすれ違いざまに一撃!
「なかなかやるじゃねぇか…ホントに魔法使いかよ?お前。」
「ええ、魔法使いですよ?今だって使ってますしね。」
「詠唱も無しに…かよ!」「答える義理があります…かねッ!」
うん。オルグさん不敵な笑みを浮かべてますね。恐らく私も同じような笑みを浮かべているんでしょうね。自分でも分かりますよ。私は身軽なヒットアンドアウェイスタイル、オルグさんは王道の剣士スタイルで戦っているんですけど、私とオルグさんの経験の差でほぼ互角に打ち合い続けましたし…そろそろいいですかね?魔法を本格的に解禁していきますか!
「どうしたよ?魔法は使わねぇの…かッ!」
「そろそろ小手先の魔法じゃなくて、本格的な魔法をお見せして差し上げますよ!」
今回使うのは…竜巻でいってみましょう。〈魔法創造《複合魔法ファイアトルネード》!〉
「頑張って避けてくださいね!本領発揮のお時間です!《複合魔法ファイアトルネード》!」
炎を纏った竜巻がオルグさんに襲いかかります。これで勝負が決まるのか否か…申し訳ないですけど見ものですね。まぁ、相殺でもしない限り結構長い時間残るように創造したんですけど…
「うおおおおお⁉クッソ!ふざけやがって!詠唱してねぇじゃねぇか!しかも、避けた瞬間から向きを変えてこっちに迫ってきやがる⁉」
まだまだいきますよーお次は…〈魔法創造《複合 サンダートルネード》〉大丈夫!狙いは敢えて外してますから!焦らなきゃイケるイケる!
「お次はこっちに《サンダートルネード》!」
「おわああああぁぁ⁉追加だとォ⁉しかもまださっきの残ってるしよォ⁉理不尽の塊か⁉」
そうなんです。魔法使いは理不尽の塊なんですよ^知りませんけど。
〈魔法記憶により、魔法 《ファイアトルネード》並びに《サンダートルネード》が登録されました。いつでも呼び出しが可能です。〉
「クッソ!こうなりゃ一か八かだ!オラァ!〈ソードストンプ〉!」
ありゃ、出力弱めにしたのが仇となりましたかね、剣を地面に突き立てた衝撃で魔法が消えちゃった…
「どうですか〜?オルグさん。まだまだやれそうですか〜?息が上がってきてますけど?負けを認めても良いんですよ〜?」
「ハハッ…!おもしれぇこと抜かすじゃ…ねぇか…ハァ…ハァ…だが…疲れが出てきたのは事実だぜ…だからよ…次がラストだ。行くぞ!」
「受けて立ちますよ。理不尽の塊が。」
これでお終いですか…理不尽の塊とは言いましたが…ここは正々堂々受けて立ちましょう。
「〈ホリゾンタルブレイク〉!ウォラァ‼」
オルグさんは最初に私がやったように突撃しながら剣を水平に構えて来ますね。
そうそう、私実はキ○ト君にね、憧れた時期ももちろん有ったわけですよ。男子だったので。なので、ソードスキルをね無理矢理にでも再現したい!それで迎え撃ちます‼
左手を前に構えてから発動する突き技、《ヴォーパルストライク》そのまま言うわけにはいきませんけど…
「〈リコイル・ストライク〉!」
ぶつかり合う木剣…響く轟音。どちらの得物が先に折れるかの耐久勝負になっている…ことはなく、先に折れたのはオルグさんの剣でした。この勝負…私の勝ち…ですね。危ない…寸止めが間に合って良かったです。
「ッはぁ〜。流石に武器が折れちまったからな…俺の負けだわ。それに、最後意図的にあたらないように加減されたみてぇだしな。完敗だ。」
「そこまで!降参宣言により、勝者、リン!」
ふぅ…いい経験になりましたね。何よりなんだかんだ楽しかったですし。
「強いな、お前。これならゴブリンスタンピード単独で潰したのもうなずけるかもな。」
「ありがとうございます。オルグさん。でも、スタンピード殲滅した魔法は使ってないですよ?あれはちょっと規模が大きい大技なので…」
「ホントに恐ろしいやつに喧嘩売ったもんだな、俺は。ま、お前がいつか王都に来ることがあったら声かけてくれよ。ま、これなら調査も終了で問題無さそうだわ。あんがとな。」
「いえいえ。すぐに帰るんです?」「んにゃ、こっちにちょいと滞在してから帰るわ。おら、お前ら、今日はもう宿に行くぞ〜。そういうわけで、じゃな。リン。」
「ええ。」
「うおおおおおおおおおお‼スゲェぜ!嬢ちゃん!」「おしッ。賭けはお前の負けな!酒奢れぇ!」「ちっきしょ〜。賭けに負けた!あの嬢ちゃん強すぎだろォ!」
あ、何人か野次馬が崩れ落ちてる。残念でしたね。さて、私もリーデを迎えに行って、美味しいものでも食べにいきますか〜
そうです。ミーハーです。ちょくちょくこういうアニメやら漫画のネタも出します。今回はS○O以外にも某海賊王目指す海賊漫画っぽいのも入ってます。そうです。残留してちょっと指向性のある竜巻です。
あと、真面目に久々の登場です。魔法創造くんと魔法記憶くん。
次回は平和にいきましょうかね。そういうことで次回もよろしくです。m(_ _)m
あ、そうそう。もしかしたらコレの息抜きに新しい作品投下するかも。出来たらお知らせするんで、其の時はよろしく。




