私の誕生日ってだけなのに大事になりそー(小並感)
え~、お久しぶりです。思ったよりも間が空きました。
申し訳ないのですが作者は大学生なもので、7月は期末テストにレポートありなんで投稿はあんまりできません。来週はかろうじて出来るかな?という程度です。単位は必要なのでね。
はい。年末年始は家でだらだらしていたい私です。
それはある日の事。そう、年末年始も近くなってきたの日の事である。ふと、私は思い出しました。
「もう年の瀬かぁ…。ん、そういえば私、そろそろ11歳の誕生日ですね。…うん、言ってみたけどなんの感慨もないですわ。」
そう呟いたが後の祭り。ミチルちゃんとリーデが誕生日パーティーしようと盛り上がっている。そして遊びに来てくれたニコラちゃんにも同じこと言ったら、すぐにとんぼ返りしてしまった…人の話は聞いてほしい。なんなら話題が私の誕生日なんだから。我、主役ぞ?主役の話くらい聞こう?いや、別に良いんですけどね。……拗ねてないですよ?そんな子供じゃあありませんからね。ま、そんな冗談はさておいて…本当に話聞かないじゃん。何?その私の誕生日パーティーに掛ける情熱は。リーデもミチルちゃんもちょっと怖いよ?
誰も話聞かないから不貞腐れついでに本心を呟いておく。
「……別にお祝いの言葉だけで良いんだけどなァ…それよかいつも通りに一緒にいられればそれでいいんだけどなァ……」
まぁ、誰にも届きませんでしたよ?なんの反応もなかったので。良いけどね。こんなこっ恥ずかしいこと皆に聞かれたくはないですし。
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ひとまずパーティー云々は落ち着いたみたいですね。まぁ、まだ2~3週間先の話だし。年越しもしてない今話し合うことじゃないです。そういえば、新年と言えば年越しそばと年末年始の特番ですよね。あー、ガ〇使見てぇ~。最後に見たの何てもう何十年も前の事ですけど。うちの村では新年は皆で集まって一晩中子供も大人も老若男女問わず食って騒いでのどんちゃん騒ぎするのが通例でしたねぇ。エクレシアだと何かやんないのかな?
「リンちゃんただいま!聞いて聞いて!お母さんたちもリンちゃんの誕生日パーティーに参加したいって!…良いかな?」
さっき飛び出していったニコラちゃんが戻ってきた。顔にキッラキラの笑顔を携えて。…なんだろうな…たかが誕生日なのになんか大事になる気がしてきた。てかなってる気がする……やめよう。私は当日ただ誕生日を祝われるだけの客人。うん。
「ん~、私は祝ってもらえるならだれでも好きなだけ呼んでくれていいよ。私はね。私は。主催じゃないからどの程度の人を呼ぶのかとかはリーデ達と話し合って?パーティーの準備は手伝うけどね。」
「やったぁ!……って違うよ!そういえば私、今日ここに来た目的を果たしてなかったんだよリンちゃん!」
せっかくだし、都合があえば、フェルンさんとかサリアさんとかギルドの人たちとか、アルドさん達とかも呼んじゃいますかね。そうなるとセレナちゃんも一応招待しなければいけないのでは?来てくれるかは分かりませんけど…招待状、用意しておきますかね。おっと、今はニコラちゃんとお話し中でした。
「目的?いつもの雑談とかじゃないの?」
「違うよ!今日はね、リンちゃんをお誘いに来た「行く!」…判断が早いよリンちゃん!?まだ何にも話してないからね!?」
「?美少女のお願いとお誘いは全てにおいて優先されるんだよ?知らないの?それも大切な友達からのお誘いなんだから死んでも行くに決まってるよ。」
「それは嬉しいけど話は最後まで聞こ?…リンちゃんって綺麗な女の人とかに簡単に騙されそうだよね…私、ちょっと心配だな~。…将来の事を考えると(ボソッ)」
最後に呟いた言葉はどういう意味なんでしょうね?きっとニコラちゃんは優しいから友達である私が将来悪い大人に騙されないか心配してくれているんだね!最高か?はぁ~、好き。結婚しよ。
「って違うよ‼もしかしてリンちゃん、わざと話逸らしてる?」
「いや全然。」
「こほん。それじゃあ、改めてリンちゃん、今度の新年祭一緒に回らない?」
「いいよ。この先の予定白紙だから。断る理由ないもん。」
ところで新年祭……?いや、想像は付きますけどね。知らないけど一応知ってる風に装って見よ。
「あれ、リンちゃんは新年祭知らない?これまでの一年を振り返って新しい一年を気持ちよく迎えるために一年の最後にみんなでどんちゃん騒ぎするんだよ!もちろん屋台も出るんだぁ~♪だから、当日はリンちゃんと一緒にお祭りを回りたくて。っていうお誘いに来たの。即座に承諾されたけどね。」
「えへへ、それほどでも。」
「褒めてないよ…」
とりあえず大みそかの予定が決まりましたね。
「当日はどうするの?私が宿まで迎えに行こうか?というか仕事は大丈夫なの?」
「うん、大丈夫だよ。一年の最後だからね。もちろん、屋台の人たちは働いているし、冒険者ギルドの人たちなんかも一応お仕事あるみたいだけど、皆お仕事はお休みなんだよ!少なくとも働いて一日が終わるなんてことはない…と思うな。」
まぁ、一年の最後くらいギルドも休んでも良いと思いますけどねぇ…日本ならいざ知らず。ですがここは魔獣蔓延る危険な世界。ギルドを完全に休みにはできないんでしょうね万一に備えて。
「とにかく、当日は私、朝の時間だけはお客さんたちの朝ごはんもあるからお仕事しなきゃだけど、それが終わったらあとは自由なんだよね。それで…本当は待ち合わせとかしたいなって思ってたんだけど…人が多いしお祭りとはいえ何かあるかもしれないからね。お仕事終わったらリンちゃんの家に行くよ!それから一緒に回ろう!」
「ま、その方が安全かな。分かった。じゃあ、当日…楽しみに待ってるね?」
「うん!私も楽しみにしてるね!」
イエーイ、大晦日デート決定~!クリスマスはこの世界ないからクリぼっちもくそもないけど、年越しボッチ免れましたわ~。もちろん、身内であるリーデやミチルちゃん、マリーちゃん、ライムちゃん、ピーネがいるから完全ボッチなんてことはないんですけども。…前世の私もとい俺~見てるか~?私はデートに行くことが出来るリア充になれたぞ~♪なんてね。
歳月の設定をかな~り適当にしたのを今になって後悔している……今からがっつりと変えてもバレへんか。どうせ滅多に出てこないし……と思ったので月日の設定を追加しました。そう、この作品TSタグつけてなかったんですねぇ…まぁいっか。TS要素ほぼないようなもんだし。




