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私、何かやっちゃいました?(定期)

おはようございます。皆様。評価がどんどん上がってて恐ろしいですわ…ありがとうございます。

この作品も記念すべき10話目です。

あらすじの要素1個回収できたな。これで最悪失踪しても詐欺ではない。

はい。芸術点高い爆発でゴブリンの集落を陥落させて気分のいい私です。リンちゃんです。

無事に無血開城(?)を果たせましたね。おや?人の集団が近づいて来ていますね。なるほど、つまり私の他にも冒険者の方がいたということですね。気づきませんでしたよ。そう考えると、おそらく今日発見の報告がギルドにいって、即座に対応に動いた…ということですかね。さすが冒険者。フットワークが軽いのですね〜。きっと討伐隊でしょうけど、私、彼らの仕事を完全に奪い去ってますね…恨まれない…ですよね?流石に。


「おーい!嬢ちゃん!どこにいる〜?」

この声は…アルドさんですね。わざわざアルドさんたちのパーティまで出張ってきたってことですか。

それは私を助けに来たのか、討伐がメインなのか…後者でしょうね、おそらくは。

「いたら返事してくれ〜!」

こっちはグエスさんの声ですね。

「どこにいるんだいー?皆心配してますよー。」

……ロリコン(ラッチ)さんですね。絶対この声には反応したくないです…


いい加減出てった方がいいですね。でも、視界に変態(ラッチ)さん入れたくないので上手いこと彼だけ死角になる場所はないですかね?うーん。…数秒の熟考のあと、私は対策なしでアルドさんたちの前に姿を見せることにしました。ロリコンに目をつけられるのホントはすっっごい嫌ですけども。


「お?なんだ嬢ちゃんじゃねぇか。びっくりさせないでくれよ。てかどこにいたんだよ?」

「あ、すみません。驚かせる気は一切ありませんでした。少し前から皆さんが私を探しているのは気づいていたので、様子を伺っていました。」

「?なんでそんなことをしたんだ。気づいていたならすぐにでてくりゃあいいだけだろう?」

「…だって、ラッチ(変態)さんの視界に入りたくなくて…それでそうしようかなと…」


うん。空気が凍ったのが分かります。反省はしませんが。ラッチさんがロリコンなのが悪いです。なんならアルドさん絶句してますね。


「ブハハハハ‼お前もう本格的に嫌われてるなぁ!ラッチ!wwww」

「グエス、黙って…?割と今本当に凹んでるからね…?」

「ロリコン疑惑を回避しなかったオメェがわりぃよ。それは。」

「…僕は嘘は言っていないですが?」

「もうやめとけラッチ。嬢ちゃんのテンションがだだ下がりだ。どんどん目が冷めてってる。」


ラッチさんが縋るような目でこっち見てきたので、ニッコリスマイルでも返してあげましょうか。ヾ(๑╹ヮ╹๑)ノおよ?ラッチさんなんかorzしそうな顔してます…はて?


「嬢ちゃん…目が。目が笑ってねぇよ…微塵も。」

「あり?そうでしたか?ラッチさんごめんなさい。」

「まぁあれであいつはメンタル強いからほっとけ。それより、ゴブリンスタンピードの発生の前兆が現れてな。それでこの森に入ったっていう嬢ちゃんを保護することが俺たちの目的だった…訳だが…平気そうだな。」

「はい。まぁ薬草採取をメインにしていたので…あんまりゴブリンにも遭遇しませんでしたし…」


「ウソつけ。薬草採取ならもっと浅い位置で問題ねぇだろ?でも嬢ちゃんは森の中央の方から出てきたよな?つまり()()()()()()()()()()()は通らねぇ。」

…鋭いですね。冒険者の経験値はすごいでしょうし…隠し通せるとも思いませんけど。


「で?ホントは何したんだ?ここまで俺たちは一体たりともゴブリン見てないこととも関係ありそうなだな…?それにさっき森の中心部ですごい爆発が起きていた。その後に嬢ちゃんが出てきた関連を疑わなんわけにゃいかんぞ。」

「そうですね。森にいたゴブリンは全滅させましたよ。あと、この先に王族ゴブリン大集結してたので魔法で殲滅してきました。なのでわざわざこんなところまでお疲れさまです。」

「そうか。ゴブリンを殲滅…はぁ⁉殲滅ぅ⁉まさかさっきの爆発ってのは…」

「あ、私ですね。空からズドンと爆撃を…ちなみに王族ゴブリンがいた証拠出せますけど。」

「…ちなみに聞くが…王族ゴブリンってのは?」

「キング、クイーン、エンペr…」「もういい。みなまで言うな。頼む。んな重要事項聞きたかねぇよ…」


食い気味に言われましたね。そんなストレスためているといつかハゲますよ?アルドさん。

「なんつーこと言いやがる…!はぁ。まあいい。こりゃ、ギルマス案件だな。嬢ちゃん、とりあえず戻るぞ。一応確認だが、スタンピードは終わったって認識でいいのか?」

「30分くらい待機しましたけどゴブリンの気配しないので大丈夫かと…」

「よし!何も言うことなし!偉い人達にあとは丸投げだな!うん。ギルドに戻ったらフェルンにも顔見せてやれよ?心配してたからな。」

アルドさん現実逃避体制入りましたね。


「はい。そのつもりです。あ、でも私がやったって広げないでほしいんですけど。絶対面倒事になるのが目に見えてるので。例えば信じられないとか言って絡んでくる輩とか嫌ですからね。」

「まぁその手の輩は一定数いるだろうなぁ。特に嬢ちゃんがやったとなると余計に多いだろうな…女ってだけで絡んでくるバカも多いからな気持ちはわかる。」

「噂が広まってるの知ったら、ラッチさんとは二度と会話しません。」

「とんだとばっちり⁉」


「好感度最低wブフッww(ಡ艸ಡ) プクク 」

「あの、アルドさん。グエスさんってもしかしなくても笑い上戸ですよね?」

「…ラッチのやつに関してだけはな…それ以外だとそうでもないぞ。まぁああ見えてこいつら仲はいいんだ。ラッチも明日にゃ懲りずにお前に構いに行くぞ…」


「大変そうですね…アルドさんは。」

「嬢ちゃんが来てからはさらにな…」

「そんなまるで人が問題起こすみたいに言わないでくださいよ(≧◡≦) 」

「たった2日で嬢ちゃんに驚いた回数は既に4,5回は超えているが?」


んもう。細かい人ですねぇ。凄んでますけど大人気ないと思いません?

「なんか態度が生意気になってきてないか?嬢ちゃん。」

「それは私の親しみの証ですよ。」

「嫌な証だな…さて、無駄話しちまったな。さっさと引き上げるぞ。」



はい。おとぼけリンちゃんです。ちなみにラッチさんは喋り方が固まってないけどロリコンなのは決まっていました。

次回はアルドさん視点…かな?どういう状況だったのかな?っていう説明。

次回もよろしくです。m(_ _)m

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