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私の猫の話。

作者: 楚歌

こんにちは。


楚歌です。


リクエスト、お題、募集してます。

おばあちゃんの家には、たくさんの野良猫がやってきます。今日はその中の一匹、我が家にやってきた、るうという猫についてお話したいと思います。


元野良猫で、女の子で、ちょっとベンガル猫に似ている子でした。自転車に轢かれて倒れていたところを、おばあちゃんが助け出しました。

近くに、るうのお母さんが居たため、お母さんに返そうかまよったみたいですが、足を骨折してしまっていたのと、そのお母さんがよくおばあちゃんの家にご飯を貰いに行くので、そのまま引き取ったそうです。


しかし、残念ながら、彼女の住んでいる地域には良い動物病院がなかったので、メッセージを残して、るうと新潟の美味しいお米を私たちの家の玄関先に置いていきました。実はこの時、私の母とおばあちゃんは喧嘩中だったのです。


後で聞いた話ですが、るうのお母さんはとても綺麗だったそうです。娘のるうは、来た当初は毛並みが少し悪かったのですが、しっかりご飯を上げて、ブラッシングを丁寧にすると、、すぐに美しくなりました。


るうが少し大きくなった頃、、もともと猫1匹と犬1匹だった我が家に、もう1匹猫が増えました。名前はイワン、ロシアンブルーの男の子です。1歳近くまでペットショップに居たのですが、あと3ヶ月であまり良くない環境に引き取られるところだったのを、母が(おばあちゃんと喧嘩中)、おばあちゃんのために貯めていたお金でイワンを買いました。イワンは、今では私の立派なストーカーになっています。たまに、お邪魔です。


るうとイワンはとても仲が良く、まるで夫婦のようでした。いつも一緒にました。もちろん、他の猫や犬とも仲が良く、彼女達のことを、お姉さんのように思っていたようです。イタズラも、沢山していました。


るるが2〜3歳になった頃、段々、左目がとろんと上手く開かない日が続きました。お医者さんに相談しましたが、何も問題は無いと、その時は言われました。


それから、2ヶ月後。


るうの、とろんと閉じた目は、病気にかかっている事がわかりました。


それから、すぐ。

るうの目の病気が悪化し、脳にまで進行してしまったようで、寝ている日が増えました。。最後に会った時は、私の手からマグロの刺身やチュールというおやつをおいしそうに食べていて、まったく病気には見えませんでした。


るうの最後の2日間。コロナが流行っていた時期だったので、弟と私は彼女の死に目に会えませんでした。人数制限で、狭いるうの治療室には父と母が交代交代で入っていきました。


最後の日。

私はどうしても習い事に行かなければならなかったので、行きたくなかったけど、行きました。


ようやく家に帰れたのは、12:00。

それでも、急いで帰ったんです。


そこには、綺麗なお花に埋もれている、るうの姿と、そのそばに寄り添うように座るお姉ちゃん猫とお姉ちゃん犬の姿、その周りに寝ている目が真っ赤に腫れたママとパパと弟、そして、いつもるうと一緒に寝ていた冷蔵庫の上に座る、イワンの姿がありました。


私達も分かっていました。

るうは、元野良猫で、元々体も弱かったし、小さかった。そんな体で、よく頑張っていたことも。最後あまり苦しまないですんだことも。




いまでも、るうは時々、家にいるような気がします。お風呂場が大好きだったからか、「るう、どうしたの?」と声をかけちゃうくらい気配がする時。イワンがいつも一緒に立っていた冷蔵庫の上を見ていた時とか。


るうは、1人で空まで行くの怖いんだよ、イワンやお姉ちゃん達と一緒に行きたいんだよ。

母は言いました。


ママが行くまで行かないさ。ママの膝はるうの特等席だったんだから。

父は言いました。


きっと、るうはまだ遊びたいんだよ。

弟は言いました。


じゃあ、長生きして、るうが待てないくらい長生きして、早く帰ってきてもらおうよ。

私は、そう言いました。


後、何年も待たないといけないのは、耐えられません。

今でも、これを書いているだけで、涙がボロボロ出てきます。


一つだけ、言えるなら。


ーーーーー。


きっとまだ遊んでいたい、るうへ。

ほぼ実話。


うちのお母さんとおばあちゃん、よく喧嘩してます。


先日、新しい猫が来ました。

名前はがぶりーぬです。この子についても、お話を書こうと思います。るうと、少し似てるところがあります。

お姉ちゃん猫、イワンについても、書くと思います。

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