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人生  作者: ビターチョコ
1/1

たくさんの友達

この物語は一人の少女の人生を描いています。


はじめての小説ですのでぎこちないところや、うまく表現できてないところがあるとおもいますが暖かい目で読んでいただけたら幸いです。

 `キーンコーンカーンコーン`とチャイムが鳴っているのに関わらず、教室を走り回っている艶のある名札をつけた子供達。

チャイムが鳴り終わって数分、`ガラガラ`と、誰かが窓を覗きながらドアをゆっくり開ける。


「みなさんチャイムは鳴ったはずよ~、席に座りなさ~い?」


と、笑いながらしわを作る。


「今日からピッかピカの一年生ね!担任の北野と申します、よろしくお願いします!、、、えーっとー、そしたら、みんなのことをは

 やくたくさんのことを知りたいから、一人ずつ自己紹介をしていってもらいます!出席番号一番の方からどうぞ~!」


生徒達が無言で見つめることに動揺したそうだ。

私の番が回ってくるまで胸がドクドクと鼓動が速くなるのを感じた。何を言おうか、明るく振る舞おうか、言葉がつまったらどうしようか、あれ、いま何番までいったのだろう。


 「14番の方~?何してるの~?」


はっと直ぐに立ち上がる。結局なにを言ったらいいのか。こんなことを思っていても仕方ない、切り替えよう。


 「美山幼稚園から来ました!佐藤 芹花と言います、よろしくおねがいします!」


必要最低限のことしか言えなかった。これでよかったのか?もっと他のことも言えばよかった、と反省しながら自分の席に戻る。

 全員の発表が終わり、みんなほっとしたのか体を横に向けたり、友達と喋ったりしている。

そうだ、ここの小学校の隣が美山幼稚園だから、ほとんどの子はこの美山小学校に入学なのだ。

 

休み時間


 「芹花!一輪車しに行こうよ!」

幼馴染みの佳音ちゃんだ。幼稚園の頃からずっと一緒で仲が良い、それに家も隣で、産まれた病院も一緒なそうだ。


 「いいよ!あと7分しかないから急ごう!]


足は遅いながら息切れをしながら全力で走った。


 「どーやって芹花みたいに上手にのれるの?」


と、一輪車に乗るものの、がっしり柱につかまったままだ。


 「勇気をふりしぼって、何回も練習するんだよ~。そうしているうちに、いつのまにか乗れるようになっているから!」


私が一輪車を乗れるようになったのは最近のことなんだけどな。私も最初は転けるのが怖くて柱につかまったままだったけど、いつのまにか乗れるようになっていたのだ。ただ、私の場合はママとパパにたくさんお願いして、家に一輪車を買ってもらったからたくさん練習できたのだ。

 

`キーンコーンカーンコーン`


結局、佳音は柱につかまったまま終わってしまった。


三ヶ月後


 学校生活もずいぶん慣れてきて、沢山のお友達もできた。

最近は道路にもやもやもできるようになって、とても暑い。理科の授業で事件が起きました。


 「トマトが沢山実になっているわね~!そしたら、今日はこのトマトのスケッチをしていきましょう!」


よし、私は絵が描くのが得意で、絵が好きだ。にしても太陽がずっとこっちを見ている。

うん~、この艶や、葉っぱの線はどー描けばうまく描けるのだろうか、、。

ついついつま先立ちになるくらい前のめりに葉っぱを観ていると


 「わあ!!」


私はビックリしすぎて声もでず、三秒停止した。目を見開けて後ろを振り返ってみると、卓也だった。


 「そんなにびっくりした?(笑)一人だったから声をかけたんだよ」

 「やめてよ!真剣にかいてたのに!」


びっくりしたと共に、安心してついつい怒ってしまった。

だけど、話しかけてくれたのはうれしかった。


 「ごめんごめん(笑)てか、バッタ好きなの?」


いきなり何を言っているんだこいつは。


 「バッタついてるよ」

 

え、どこにどこに。焦って視野がせまくなり足元ばかりみていた。どこにもついていないし、感覚もない。

落ち着いて、卓也の視線をみてみると、頭の、、、、上?!


 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!、とってよ!ねえ、はやくとってよ!」

 「俺もバッタ苦手なんだ」


こいつはバッタが嫌いな癖にどうして冷静でいられるんだ!、絶対嘘ついてるだろ、うん、絶対嘘ついてる。

神様お願い、今後なんでもしますから、このバッタを私の頭からはなしてください。お願い。

無我夢中に頭を横にも縦にも振っていると。


 「芹花さんどうしたの?」

 「バッタとってください~(泣)」


半泣きになりながら先生に訴えかけると。


 「バッタ?なにもついていないわよ?」


え、さっきついてた。絶対ついてた。緑だったもん。先生目が悪くてみえてないんだ。どうしよう、誰か頼む、頼む!


 「さっきどっかいってたよ」


こいつはどうにかしてるよ、教えろよ。あ、また嘘をついているのか?どっちなんだ。


 「どうして教えてくれないのよ」

 「言うタイミングわかんなかったんだ」

 「いつでも言えたじゃない!」

 「ごめんごめん(笑)次はそうするよ」


次ってなによ、私はいま危機的状況だったのに。


 「一緒にスケッチ描こうよ」


切り替えはやすぎだよ、もう驚かしたりしないでしょうね。あ、いいこと思い付いた、いつかやり返してやろう。

あと15分しかないし、


 「あと15分しかないから、急いでかこう!」


~小学2年生~


 「芹花!ドッチボールしにいこうよ!」


声をかけてくれたのは里夏だ。小学三年生になって、もっともっと友達も増え、外で遊ぶのがすきになった。特にドッチボールがすきだ。外は冷たい風が吹き、気を付けないとすぐ突き指をするくらい寒いけれど、そんなのは気にしなかった。

 チームは7vs7だった。


 「手加減はしないからな~!」


尾田はそう言うけど、正直そんなに強くないし、いつも外野にいるイメージだ。


 「卓也くんが仲間だからこっちの勝ちね!」


と瑛瑠、もしかしたら瑛瑠は卓也よりも上手いかもしれない。けれど、何故か弱いふりをする。


 「よーい、はじめ!」


と共にボールがすぐに投げられる。次々に外野に送り出されるなか、やはり、瑛瑠と卓也はのこりつずけていた。

そして私は、気が緩んでいたのだろう、まさかの尾田に当てられ外野に。


 「やったー!俺が芹花を当てれたぞー!」


俺がって、弱い自覚あるんだ(笑)とても悔しい。絶対に当ててやる。

チャンスが来たときには尾田をねらうが、とてもすばしっこい。それに顔面がうざい。


 「おい、ノーコントロール、がんばれよっ!」


 「ノーコントロールじゃなくて、よけるのが上手なんだよぉ」


ため息をつきながら言った。煽られているのに何故褒めてしまったのだろう。


`キーンコーンカーンコーン`


 時間を忘れていた。結局尾田を当てられずにおわってしまった。

はやく教室にかえらないと次の授業はテストだ!

人混みのなか小さい身体でうまくすり抜けながら走っていると。ドンッとだれかにぶつかってしまった。


 「あっ!ごめんなさい!」


ぶつかってしまった~、でも相手はびくともしなかったぞ。


 「大丈夫?そんなに急がなくていいでしょ~(笑)」


私がぶつかってしまったのに、先に心配してくれた。それに背も高くて、服もとてもかわいいし、カチューシャもにあっている。たぶん高学年だろう。かっこいいなぁ。そこからはきちんと歩いて教室に戻った。


~教室~


 「では、はじめ」


いっせいにプリントをめくる音が響いた。なんだこの漢字は。まったくわからない。それに、さっきのドッジボールのせいで指がかじかんで鉛筆をうまく持てない。

鉛筆がはしる音がするなか、一人で焦っていた。

 そうして50分間指がうまくつかえないなか、わかるところだけは汚い字だが書いた。


 「やめ」


テストが終わると、みんなほっとしたように


 「次の休み時間なにする?」

 「今日おでかけするんだ~!」

 「ヒーローっていうアニメしってる?」


喋りまくる。間違いなく今回のテストはみんな点数が悪いだろうと確信した。


 「今日公園で遊ぶんだけど芹花こない?」


 「遊ぶー!何か持っていくものある?」


 「うーん、、、なにもいらない!」


 「わかった!」


いまのテストはどうでもよくなったくらい楽しみだ。みんな家が近いから、公園といえば四角公園だし、何時集合って言われなくても、家の前だからみんなが揃ったのを確認できたら行くんだ。


~家~


 [ただいま!」


帰ったときには防犯のために大きな声でただいまと言うようにいわれている。


 「おかえり~!」


お母さんはいつも玄関まで来てくれて、マフラーや手袋をあずかってくれる。優しいお母さんだ。


 「今日、友達と遊ぶ!」


 「どこで?だれと?何時から?」


おかあさんはとてつもなく心配性だ。そらそうだ、だってまだ二年生だから。

とりあえず重たいランドセルを置きたいのに、


 「四角公園で、友達がきたら行く、何時かわからないから!」


 「いいな~わたちも行きたい~」


妹の青だ、幼稚園児なのでまだそとで遊ぶには危ないからつれていけないや。それにまださしすせそが言えないんだ。


 「青は小学生になってからね~、また今度ままと行きましょう!、芹花は5時には家に帰ってくるのよ?」


もう冬で日が暮れるのがはやいから仕方ないけど、一時間程度しかあそべないよ。


 「は~い」


すこしふてこく返事をする。

友達はいつくるだろう。はやくきてほしいなぁ~、それまで布団にはいって暖まっておこう。


 「あれ、遊びにいかないの?」


やばい、寝てしまっていた、どうしよう。寝坊したかのようにいきおいよく布団からでて窓を確認する。

滑り台をすべっている子がいる。友達だ!時計を見る、あれ。目をこすってみる、あれ。30分しか遊べない。

絶望だったが、落ち込んでいる暇はない!急いでマフラーを下手くそながらに巻き、手袋も一本に二本指がはいっている。


 「いってきます!」


 「ゆっくり降りるのよー!それに車には気を付けるのよー!」

なにかおかしいところや、アドバイス、正直なコメントをいただけたらうれしいです。読んでいただきありがとうございました。

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