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35.第4章最終話「ノートに咲く赤紫の花」

 夜9時。

 朝日太陽の実家の呼び鈴が鳴らされる。



(ピンポ~ン)



「は~い」



 朝日太陽の家を訪ねてくる女性が1人。

 成瀬結衣の姉、平安高校3年生、成瀬真弓。



「ご無沙汰してますお母さま」

「まあ~真弓ちゃん。今日はうちの太陽どうしちゃったのかしらね~」

「あはは。太陽君っていうよりは、高木君って感じなんですけど」

「えっ、そうなの?」

「そうなんです。うちのゆいちゃん来てます?」

「ええ、今2階に3人でお勉強中」

「まあ、なんのお勉強中でしょうか」

「それもそうね」

「おほほほほ」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






「いや~シュドウ、英語の勉強してたなんて、もうビックリビックリ。俺はお前を信じてたぜ」

「なに言ってんのか分かんないよ太陽」

「ふふっ」



 1時間ほど太陽の部屋で、成瀬先生と一緒に英語のレッスン。

 本日英語2発目の授業。

 もう頭の中、告白シーンで一杯になってるよ。


 詩織姉さんから去年のラジオ英会話1年分セット、しかも毎週姉さんの家庭教師セット付き。

 成瀬先生から2年前のラジオ英会話1年分異世界セット、しかも毎週成瀬先生の家庭教師セット付き。


 絶対に終わらない英語スケジュールが一瞬にして確定。

 もうかなり余裕ない。

 マジ死ぬ。



(トントン ガチャ!)



「失礼~」

「お姉ちゃん~」

「あら~こんな真夜中にチョコレートケーキで男の子2人餌付け中?我が妹ながら信じられない~」

「ふざけないでよお姉ちゃん、も~」

「真弓姉さん、うっす」

「朝日君今日も練習お疲れ様です。苦しゅうない、表を上げよ」

「うっす」



 3年生。

 野球部のマネージャーをしている成瀬の姉さん、成瀬真弓。

 野球部1年生、朝日太陽が運動部先輩への模範を示す。



「高木~うちのゆいちゃんにお触りしてないでしょうね~」

「シバかれたのは俺の方ですよ姉さん」

「え~その話詳しく聞かせてよ~」

「ちょっとお姉ちゃんうるさい~」

「はいはい。ほらゆいちゃん、お父さんたち心配するから、女の子はもう帰る時間」

「え~」



 時間は夜9時。

 塾に通ってる高校生だって、さすがに夜の授業は終わる時間だろう。

 ここまで俺に英語のレッスンをつけてくれた成瀬先生には感謝しかない。



「ありがと成瀬。9時から太陽と勉強する約束だったから、今日はもう俺十分だよ」

「本当?」

「凄く嬉しかった。本当、サンキュー成瀬」

「高木君」

「ちょっと、なにいい雰囲気になっちゃってんの~」

「本当お姉ちゃんうるさい!」

「はいはい。もう、むきになっちゃって。ラジオ英会話か……高木」

「はい?」



 真弓姉さんが、俺の前に立ち視線を合わせる。

 成瀬の家族とも、小学生の時からの付き合い。

 この前、S1クラスの神宮寺葵を泣かせて半殺しにされたが、根は良い人なのを俺はずっと前から知っている。



「学力テストの結果、残念だったわね」

「はい……」



(ギュ)



「ええ~~!?」

「キャーー!?」

「な、なにしてんすか姉さん!?」

「ちょっと、3人とも本当にウブなんだから。ゆいちゃんも大げさ。男の子を慰める時は、グダグダ言ってないでさっさとこうすれば良いの。元気出たでしょ高木?」

「ふざけ過ぎですって姉さん!」

「あはは、元気で宜しい」



 いきなり真弓姉さんに抱きしめられた。

 もう俺、頭、超パニック。



「はいはい、もう夜だからお静かに。わたしたちは2人の邪魔しちゃダメだから帰るわよ、ゆいちゃん」

「ちょっとお姉ちゃん~」

「じゃね~高木~勉強はほどほどにね~」



(ガチャン!)



「勉強……始めるかシュドウ」

「お、おう」







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「ただいま~って、誰もいないか」





 深夜、自宅アパートに帰宅。

 成瀬先生に続き、太陽を講師とした勉強は2時間近く続いた。

 野球部の太陽、スポーツ推薦でSAクラスに入った太陽だが、得意科目は意外にも理系男子。


 数学に加え、中学時代3年間、特に理科において右に出る者は無かった。

 英語が得意な成瀬と違い、あのスポーツ馬鹿が俺より全科目勉強できるうえ、数学と理科は毎回100点近くを連発するのが本当に信じられなかった。


 スポーツと勉強、文武両道の朝日太陽。

 俺の明日の授業科目を確認して、『物理』と『化学』の特訓を俺に仕込んでくれた。


 正直、物理や化学なんて、生活になんの役にも立たないと勉強に身が入っていなかった俺。

 授業も上の空。

 太陽は自分がやっている通信教育の教材を俺に示して、今後の小テストに備えた暗記を強く迫ってきた。



『おいシュドウ、元素記号は穴があくほどノートに書いて書いて書きまくれ』

『こんなの覚えてどうすんだよ太陽』

『馬鹿野郎!そんな甘ったれた考えだから赤点取ってんだよおめえは!』

『うっ、うっす……』



 嘘か本当か分からないが、『化学』の元素記号は覚え方が存在した。

 太陽がやっているDZ会の通信教育の教材にはこう書かれていた。



 水素H、ヘリウムHe、リチウムLi、ベリリウムBe……BCNOFNe……NaMgSiAlPSCIAr……KCaScTiVCrMn……鉄FeコバルトCoニッケルNi銅Cu亜鉛ZnガリウムGa……。


 水平リーベ僕の船……ナナマガールシップスクラーク、クカスコッチ暴露マン……白柳鉄子にはどうせ会えんがな……本当かこれ?



『シュドウ、書いて書いて書きまくれ。書く事で脳にインプットするんだ。お前はすぐ忘れる、書いて書いて書きまくれ』

『分かった、分かりました。真弓姉さんのさっきのあれ、お前絶対怒ってるだろ』

『そうだよ』

『そうなのかよ』



 今日太陽が教えてくれた化学の元素記号の覚え方。

 なるほど。

 こういう歌詞みたいな呪文みたいな覚え方。

 みんなこうやって色々な単語とか記号とか覚えてたんだな。

 俺、今まで知らなかった。

 そういえば、英語の成瀬先生も言ってたな。



『高木君。映画とかいつも英語と日本語吹き替えどっちで見てる?』

『断然日本語吹き替え派。タイタニックとかマジ感動』

『う~今後日本語吹き替え禁止。歌も映画も全部英語の字幕で聞くように』

『ええ!?それ感動半減するって先生』

『日本語、ダメ、絶対。タイタニックは先生も好きです』

『俺も超好き』

『今度一緒に見ます。お勉強です』

『は?』



 あれ絶対嘘だって。

 成瀬先生が俺を映画鑑賞に誘ってきた。

 しかも英語字幕スーパー、拷問かよそれ。

 もう今日一杯ラジオ英会話聞いたし、異世界のレナのところにも行ってきたからもうお腹一杯だって。


 今日は成瀬、いきなり特大のチョコレートケーキとか奮発してきたし、さらにお腹も超一杯。

 

 俺が赤点取ったショックで、成瀬姉妹が暴走したに違いない。

 真弓姉さんまでハグしてきたし、俺の学力テスト赤点が俺の周りの人間にとんでもない影響を与えてしまったのは間違いない。


 諸悪の根源は俺。

 未来ノート使ってたのは話してないけど、未来の入試問題知っていたのがバレた詩織姉さんまでおかしくなった。


 今日は、本当に色々な事があり過ぎた。

 とても1日の事とは思えない。

 早く荷物を片付けて、明日の朝バイトあるからもう寝る事にしよう。


 太陽の家に持って行ったカバン。

 太陽の家から帰ってくる時、逆に荷物がたくさん増えてしまった。


 机の上に、詩織姉さんからもらった去年のラジオ英会話のテキスト1年分。

 テキストの近くに、紫色のスマホ。

 このスマホの中に、去年姉さんが1年間毎日聞いていたラジオ英会話の音声データが録音されている。


 テキスト、1年前の4月号を手に取る。

 詩織姉さんからもらったラジオ英会話のテキストブック。

 パラパラとめくると、途中まで読んだ後だろうか、紫色のしおりがテキストに挟まっていた。

 紫色……やっぱり姉さんの好きな色なのかな。


 太陽の家から帰ってきたカバンを手に持ち、机の近くまで持ってきて、中からたくさんのテキストを取り出す。


 そして机の上に、今度は成瀬からもらった2年前のラジオ英会話の異世界テキスト1年分を並べて置く。

 テキスト、2年前の4月号を手に取る。

 テキストの間から、紫色の花のしおりが出てくる。

 ブックマーカー、紫色のラベンダーと小さく刻印されたしおり。


 どうやら自作のようだ。

 中学校3年間、美術部だった成瀬らしい小さな絵の作品。

 今度会ったら、大事な作品、成瀬にこれはちゃんと返しておこう。

 

 成瀬姉妹が太陽の家から帰宅したのが9時。

 もう夜の11時。


 あ!?

 しまった!?

 思い出した。

 また俺、忘れちゃってた、未来ノート見るの。


 いくら勉強を始めたとはいえ、自分の今の実力は赤点取った学力テストでこれでもかと言う程に思い知らされた。

 未来ノートの力が無いと、今の俺はこの特別進学部で生き残る事は不可能だ。


 もう夜の11時。

 ノートに何か問題が出ていないか、確認しないまま寝るわけにはいかない。


 慌てて白いノートを取り出す。

 そういえば最近の小テストで、未来の問題が分かる未来ノートが壊れてしまった事も思い出す。


 そう。

 前回の小テスト。

 俺は未来ノートに映し出された英語の問題を、すっかり普通の『英語』の授業で実施される小テストの問題だとばかり勘違いしてしまっていた。


 前回の小テスト。

 1限目の現代文、2限目の英語の授業の並びから、未来ノートに表示された1ページ目と2ページ目と同一の並びだった事もあり、先入観ですっかり未来の小テストもこの順番で映し出されたものだとばかり勘違いしてしまっていた。


 結果は大外れであり、大当たりだった。

 1限目現代文、2限目の英語の授業の次、3限目の授業で実施された『英語コミュニケーションⅠ』。


 ローズ・ブラウン先生。

 クラスのみんなが本場カナダ人の先生だと言っていたネイティブの英語の先生。


 突然まくし立てられ、突然始まった英語の小テスト。

 そう、未来ノートは。



――俺が予見していなかった授業で実施される小テストを、突然見せてくるようになった。



 未来ノートを見る人間がポンコツの俺だから、俺は2限目の英語の小テストだとばかり、すっかり勘違いしてしまっていた。


 結果は大外れであり、まぐれの大当たり。

 未来ノートが『英語コミュニケーションⅠ』、ペーパーテストではなく、口頭で実施されるリスニングの授業のテスト問題まで映し出してくれた。


 ペーパーテスト以外の問題まで表示してくれるなんて、夢にも思わなかった。

 そして俺は、裏切られたと思っていた未来ノートに、再び救われた。


 『英語コミュニケーションⅠ』で、S2クラスのクラスメイト達から拍手を送られた。

 学力テストで赤点を取った俺だが、思い返してみても、あれだけは本当に救われた気持ちになった。



――未来ノートは俺を見捨ててはいなかった。



 もう一度信じる。

 未来ノートのページをめくる。



 嘘だろ?



 絶句する。

 すぐに明日の授業のスケジュールを確認する。

 明日は金曜日。

 平日最後の授業。

 入学後、ようやく訪れる週末。


 あった。

 未来ノートに該当する授業の並び。

 1ページ目に『化学』の小テストと思われる元素記号の問題。

 明日金曜日の『化学』の授業は2限目。


 未来ノートの2ページ目、『英語』の小テストと思われるA4サイズの紙1ページ分の分量の問題。

 文法や短いが文章問題もある。

 ローズ先生の『英語コミュニケーションⅠ』は週に1度だけ、明日金曜日は『英語』の科目が4限目に実施されるのみ。

 この4限目の『英語』の授業でこの小テストが実施される可能性が極めて高い。


 時間はもう夜の11時30分。

 明日の朝はバイトが5時からある。


 未来ノートの1ページ目の『化学』の問題。

 いける、太陽に教えてもらった魔法の呪文で何とか答えを導き出せそうだ。


 それに引きかえ、未来ノート2ページ目に映し出された『英語』の問題。

 文法問題も解答は調べないとすぐには分からない。

 今日ラジオ英会話を始めたばかりの俺。

 学校の図書館も、御所水通りの中央図書館も、当然もう閉まっている。

 

 俺の家には辞書すらない。

 スマホも無い。

 英語の問題は分かっていても、教科書を見たところで調べようがない。

 化学の元素記号を調べるのとは訳が違う。


 ダメだ。

 調べられない。

 くそっ。

 せっかくみんなが中間テストで赤点取らないように、太陽だって成瀬だって、真弓姉さんだって、詩織姉さんだって。

 紫穂も俺に肉じゃが作って勉強頑張れって応援してくれてるのに。


 俺はまた明日の英語の小テストで。

 このままじゃあ、学力テストと同じように。

 また壊滅的な点数取るしかないのかよ。


 みんなが応援してくれてるのに。


 情けない。

 本当に、情けない。




 あれ?



 

 おかしい。

 未来ノートの1ページ目を開いて気付く。

 目に付く色。

 なんで突然。


 化学の小テストの空欄だった四角い黒枠。

 空欄だった、白かったただの設問の空欄の中に。



――真っ赤に浮かび上がった、答えのようなものが浮かび上がっていた。



 赤い。

 赤い文字で、はっきりと空欄だった枠の中に映し出されている。

 語群選択じゃない筆記式の設問。

 選択肢は存在しない、全部自分の暗記力と理解力で覚えておかないと埋められない筆記式の化学の問題。

 


水素「H」、ヘリウム「He」、リチウム「Li」、「ベリリウム」Be……BCNOFNe……NaMgSiAlPSCIAr……KCaScTiVCrMn……「鉄」Fe「コバルト」Co「ニッケル」Ni銅「Cu」亜鉛「Zn」「ガリウム」Ga……。


 真っ赤に。

 答えが真っ赤に映し出されてる。


 太陽に教えてもらった。

 さっき太陽から教わったばかりの、通信教育の教材で習った並びと同じ解答。

 

 だからこそ、これが答えだと確証が持てた。

 だって、ついさっき、太陽から特訓を受けた化学の問題だったから。

 太陽にこの並びを覚えるための魔法の呪文を教えてもらった。


 水平リーベ僕の船……ナナマガールシップスクラーク、クカスコッチ暴露マン…白柳鉄子にはどうせ会えんがな……。


 どうしようもない、くだらない魔法の呪文かも知れないけど。

 これで。

 この魔法の呪文で。

 俺は。

 明日の化学の問題と実力で戦える。


 これならもう、教科書を見るまでもない。

 大丈夫、俺がさっき太陽と特訓した元素記号の並びに間違いない。

 たくさんノートに書いたから。

 太陽が見てる前で、必死にたくさん書いた元素記号。

 これなら勉強しなくても、明日の小テストは大丈夫。

 

 ん?

 おかしい。

 未来ノートの1ページ目の後ろのページ。

 

 2ページ目に色が付いてる。

 なんだ。

 白いはずの、真っ白のはずの未来ノート。


 さっき見た未来ノートの2ページ目。

 英語の小テストの問題が映し出されていただけ。


 当然、模範解答は載ってはいなかった。

 答えが分からない英語の問題が表示されていただけ。


 唾を飲み、のどがゴクリと鳴る。

 指が震える。

 2ページ目、未来ノートを震える手でめくる。




 ……未来ノートの2ページ目





 ………空欄だったはずの、答えが載っていなかったはずの、明日の小テストのものと思われる、未来の問題






 …………紫色の答えのような英語が、空欄だった問題の設問に、紫色にハッキリと、浮かび上がっていた。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



(ぐつ ぐつ ぐつ)



 翌日。

 早朝。

 どこの家か分からない台所。



(トントントントン)



 包丁がまな板に当たる、心地の良い音。



(トントントントン)



 誰とも分からない、女の子の背中。

 


(トントントントン)



 平安高校の制服を着た、女の子の上着には、紫色のカーディガンが羽織られていた。






第4章<まな板の上の恋> ~完~



【登場人物】



【主人公とその家族】



《主人公 高木守道たかぎもりみち

 平安高校S2クラスに所属。ある事がきっかけで未来に出題される問題が浮かび上がる不思議なノートを手に入れる。


高木紫穂たかぎしほ

 主人公の実の妹。ある理由から主人公と別居して暮らすことになる。兄を慕う心優しい妹。


蓮見詩織はすみしおり

 平安高校特別進学部に通う2年生。主人公の父、その再婚を予定する、ままははの一人娘。主人公を気遣う、心優しきお姉さん。




【平安高校1年生 特別進学部SAクラス】



朝日太陽あさひたいよう

 主人公の大親友。小学校時代からの幼馴染。平安高校特別進学部SAクラス1年生スポーツ万能、成績優秀。中学では野球部に所属し、3年間エースとして活躍。活発で明るい性格の好青年。




【平安高校1年生 特別進学部S2クラス】



結城数馬ゆうきかずま

 平安高校特別進学部S2クラス1年生。野球部入部テストにて朝日太陽と競い合う。




【平安高校1年生 特別進学部S1クラス】



成瀬結衣なるせゆい

 主人公、朝日とは小学校時代からの幼馴染。平安高校特別進学部S1クラス1年生。秀才かつ学年でトップクラスの成績を誇る。




【平安高校 教師・職員】



神宮司道長じんぐうじみちなが

 平安高校理事長、実質トップの地位に立つ権力者。平安高校教師陣を束ねる扇の要。


叶月夜かのうつきよ

 平安高校特別進学部S1クラス担任教師。


藤原宣孝ふじわらのぶたか

 平安高校特別進学部S2クラス、主人公のクラスの担任教師。


枕桑志まくらそうし

 平安高校特別進学部SAクラス担任教師。


江頭中将えがしらちゅうじょう

 平安高校特別進学部日本史担任教師。


《ローズ・ブラウン》

 平安高校特別進学部、英語コミュニケーションⅠを担当。

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