134.第15章<空蝉の鳴く季節>「生徒会監査人」
生徒会本部役員選挙は2期目に突入する生徒会長、叶美香の圧勝で幕を閉じた。
その日の夕方、平安高校職員室内、応接室。
西日が射し込む応接室、古文担当教師枕草子先生、日本史担当教師江頭中将先生が向かい合う。
話題は6月最後の授業で返却された、古文と日本史の小テストの話題。
先に口を開く江頭中将先生。
「枕先生、いかがです?」
「古文の小テスト。満点を取れた生徒はS2クラスで3人」
「ほう」
「そのうち1人は彼です」
「それはまた興味深い。やはり?」
「いえ、テスト問題は直前で作り直しました、間違いなく今の彼の実力です。江頭先生の日本史の方は?」
続いて話題になる、選択科目日本史直近の小テストについて。
文系科目を履修する特別進学部3クラスの生徒の結果を共有する2人の教師。
「職員室内でも漏洩対策に万全を期しました。テスト問題の漏洩はありえません」
「彼の結果は?」
「満点です、今の彼の実力と言って宜しいでしょう」
「なるほど」
テスト問題の漏洩防止対策を継続していた2人の教師。
「彼も含めて生徒たちは良く頑張っております」
「これまでありがとうございました江頭先生、理事長には私から報告しておきます。理事の中には野球部の地区予選目前に神経質になられていた方も多い」
話題は変わり、平安高校を支えてきたある教師の話題に。
「藤原先生のご勇退も間近ですな」
「そうですね江頭先生。引き継ぎはやはり、橘則光先生でしょうか?」
「当然でしょう、先月の中間テストも担当されています。枕先生といい、叶先生といい、我が平安高校教師陣もいよいよ世代交代の時期ですかな?」
「江頭先生にはまだまだご指導賜りたい」
「老兵はただ去るのみ……ですかな」
「これはご冗談を」
(トントン)
「入りなさい」
職員室応接室に入る、平安高校の制服を着た男子生徒の姿。
「失礼します」
「すまないね右京君」
「いえ」
生徒会メンバー、右京郁人。
枕草子先生と江頭中将先生の座る応接室に入る。
「彼はどうだい?」
「変わりません」
「なるほど。生徒会室の様子はどうだったかな?」
生徒会室での出来事を報告する右京郁人。
「ははは。さすが叶先生の妹君、やる事が大胆だ」
「生徒会監査人は本来顧問の教師1名から選ぶのが通例です。校則に記載があるからと言って、1年生の無名の生徒を2人も選任するのは前代未聞です」
平安高校のこれまでの歴史を塗り替える生徒会長の判断。
誰もが想定していない奇策であった事が職員室内で話題となっていた。
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翌日、朝。
平安高校に登校。
雨の降る御所水通り。
2つの傘が並んで歩く。
俺の隣には、蓮見詩織姉さんの姿。
「お勉強は?」
「やってます」
「英語能力検定3級、10月」
「え~」
「許しません」
詩織姉さんには絶対服従。
姉さんの次の課題は、英語能力検定の上位資格。
「一緒に住みませんか?」
「うっ」
「わたしが一緒じゃ嫌?」
心は揺れる。
突然現われた新しい母親と姉。
「ごめんなさい」
「姉さんには感謝してます、姉さんが嫌いなわけないじゃないんです」
平安高校に入学してから2カ月が経つ。
実家に移れば、優しい姉さんも妹も待ってる。
心は揺れる。
詩織姉さんと一緒に平安高校の正門をくぐる。
見慣れた姉妹。
1人は緑色の傘をさす姉。
1人は藍色の傘をさす妹。
姉の方に歩み寄る、紫色の傘。
「おはようございます神宮司先輩」
「おはよう詩織さん」
詩織姉さんが楓先輩に一礼。
すぐに楓先輩もお辞儀をする。
2人が生徒会に入っていた事実を最近知った。
経緯は分からない。
そもそも生徒会が何をやっているのか、俺は知る由もない。
「弟がいつもお世話になっております」
「お世話になっているのはこちらの方よ詩織さん」
姉さんたち同士が俺の話をしてる。
俺に英語の勉強を教えてくれるようになった詩織姉さん。
中間テストに向けてもがいていた俺を、妹の神宮司葵を巻き込んでまで勉強を教えてくれるようになった楓先輩。
2人が勉強を教えてくれるようになった時期は重なる。
すべての出会いが白い未来ノートのせいだとばかり考えていた俺。
「シュドウ君、お世話になっております」
「なに真似してんだよ神宮司。ちょっと良いか?」
「なに?」
詩織姉さんと楓先輩が話をする。
その隣にいた妹の神宮寺葵に声をかける。
「うちの姉ちゃん……そこにいる蓮見先輩、お前知ってるのか?」
「知ってるよ」
「なんでだよ」
「う~ん……よくおうちに来るから?」
「よく来る?お前の姉さんに会いにか?」
「そだよ」
知らなかった。
詩織姉さんが神宮司家に出入りしてたなんて。
今、俺と妹の目の前で、楓先輩と詩織姉さんは旧知の仲といった様子で会話をしている。
「シュドウ君は……弟?」
「そうだよ」
「ふ~ん」
「俺は桃から生まれたから似てないんだって」
「そっか!」
「いつも真に受けるんじゃないって、冗談だよ冗談」
「冗談?」
神宮司葵は俺の言う事をなんでもかんでも肯定する。
俺が桃から生まれていると、神宮司楓先輩が俺に歩み寄って来る。
緑色の手さげ袋を差し出す楓先輩。
「守道君、これ」
「なんですこれ?」
(ズサッ!)
「ちょっと楓先輩、なんですこれ?」
「日曜日の試験」
「日曜の試験って……これ漢字技能検定4級の過去問じゃないですか!?」
英語能力検定の時もそうだったけど、もう1週間切ってる今週日曜日の試験直前で過去問が突然空から降ってきた。
「お勉強、足りないかしら?」
鬼だこの人。
「シュドウ君、わたしも4級頑張る!」
「おい光源氏、お前過去問勉強したのか?」
「もう全部覚えたよ」
「聞いた俺がバカだったよ」
勉強したをぶっ飛んで、この子はとっくに4級の過去問の漢字全部覚えたらしい。
小学生も受ける試験、この子が合格して俺が落ちたら、目の前にいる詩織姉さんと楓先輩に合わせる顔が無い。
「守道さん頑張って」
「もう1週間無いんですけど詩織姉さん」
「シュドウ君なら絶対合格できます!」
「勝手にハードル上げるなよ光源氏!」
「ふふっ」
楓先輩が笑うと、普段無表情の詩織姉さんの顔も緩む。
俺の手には受験票。
漢字技能検定4級の受験票には、高木守道の名前がしっかりと印字されていた。
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第一校舎3階、S2クラスに入る。
先にクラスに入っていた結城数馬の席に女子たちが群がっている。
きっと数馬が、生徒会のメンバーに入った事でモテているのだろう。
氏家翔馬と朝の挨拶。
「おはよう翔馬」
「よう守道。聞いたで、お前も生徒会に入ったんやな」
「気づいたら入ってた」
「何やそれ?」
翔馬と話をしていると、S2クラスメイトの女子から声をかけられる。
「おはよう高木君」
「おはよう」
「見たよ掲示板。高木君、生徒会の役員なったんだね」
「一応」
「凄いよね高木君」
凄い。
普段話さない女子から声をかけられる。
若干モテてる。
これが生徒会のブランドの力なのか?
(バァァーーン!!)
「ひっ」
「ちょっとあんた」
俺の机に激震。
岬れなにパーで俺の机をぶっ叩かれる。
「なに?」
「なにじゃねーし。生徒会の話しだっつーの。朝から散々一緒に居たのに、ちょっとそれはないっしょ」
「俺もいつの間にかああなっててビックリ仰天なんだって」
「死ねし」
朝バイト先が一緒の岬れな。
聞かれてないので当然報告なんてしてない。
岬のやつ……茶髪が校則違反とか生徒会女子とやり合ってたな。
生徒会アレルギーの岬が、俺の生徒会加入を超怒ってる。
「岬」
「なに?」
「俺は生徒会の監査人として、お前の茶髪を容認するぞ」
「は?なんで?」
「超似合ってる」
「その可愛ければ何でも良いみたいに言ってるいい加減なあんたが、どうやって生徒会に入れたのかをさっきから聞いてるっしょ」
「それは俺にも良く分からん」
「死ねし」
午前中の授業が終了する。
岬もそうだが、どうして俺が生徒会に入れたのかクラスメイトから何度も聞かれる。
一番理由を分かっていない俺。
生徒会長選に立候補した数馬に巻き込まれた。
叶会長が最初に生徒会入りを指名したのは結城数馬であって俺ではない。
もはや未来ノートの呪いとすら感じている。
当然そんな理由は誰にも答えられない。
(キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン)
昼休憩の時間が来る。
お昼休憩の時間。
S2クラス。
教室の一番後ろの俺の席に、結城数馬が近づいてくる。
「数馬、飯?」
「おっと、お迎えみたいだよ守道君」
「お迎えって……」
(「生徒会副会長じゃないあの人?」)
(「2年生の蓮見詩織先輩よ」)
教室の後ろ、廊下を見ると蓮見詩織姉さんが立っていた。
姿勢が超良い。
俺と視線が合うと一礼される。
ますます俺と詩織姉さんの関係を知らないクラスメイトから好奇のまなざしが向けられる。
「副会長からお呼び出しだよ守道君」
「数馬、お前も一緒に来てくれ」
「どうしてだい?」
「監査人だろお前も、副会長ちゃんと監査しろって」
「監査かい?じゃあ行こう」
俺が1人で詩織姉さんについて行ったら、何を噂されるか分からない。
数馬と一緒に廊下に出る。
黙って歩く副会長の詩織姉さんの後ろを、2人の1年生の監査人が付き従う。
「守道君、監査は順調かい?」
「姿勢が良い、綺麗、髪超サラサラ」
「どこを見てるんだい?」
詩織姉さんの監査を継続しながら、着いた先は学生食堂。
いつも生存競争を繰り広げている購買部の総菜パン販売コーナーを素通りする。
どういうわけか生徒会の役員に名を連ねる俺。
「守道君」
「数馬」
「僕たちの改革の一丁目一番地は」
「この男子専用コーナーで決まりだな」
一瞬だが生徒会としての血が騒ぐ。
ここの改革は生徒会長候補、結城数馬の公約の場所。
蓮見詩織姉さんは素通り。
事の重大性を生徒会副会長は認識されていない由々しき事態。
後でちゃんと姉さんに報告をしなければいけない。
ってマジかよ、姉さんがどんどん先に進んで、ついに学生食堂の列に並んでしまう。
学生食堂の奥には拷問部屋が待っている。
ここには、並びたくない。
「数馬、やっぱり俺」
「すまない守道君、右手が痛む」
「俺がお前の分も持ってやるって!」
「すまない」
数馬がお腹を空かせている。
木製のトレーを取り、数馬の分も一緒に運ぶ事にする。
「数馬なに食べる?」
「君と一緒で良いよ」
「じゃあラーメン」
前を行く詩織姉さんがきつね蕎麦をチョイス。
この前もあれ食べてなかったっけ?
「数馬大盛?」
「頼む」
「トッピングは?」
「コーンましましで」
「あとデザート付けたら良いんだろ?」
「すまない」
結城数馬の妻が務まりそうな俺。
甘党の数馬にデザートは欠かせない。
トレーにデザートまで乗せきれなかったので、デザートとスプーンは自分で持たせる。
姉さんがどんどんと学生食堂の奥へ奥へと進んでいく。
「守道君、今どこへ向かってるか知ってるかい?」
「拷問部屋だよ数馬」
「拷問部屋?」
学生食堂の一番奥。
小さな観葉植物が無造作に並んだ一角。
小さな観葉植物の境界線。
全面ガラスのサッシで陽の光がとても心地よい場所。
右手にある畳の敷かれたお座敷のスペースに招かれる。
(「副会長があの子たち連れて来たわよ」)
「噂されてるね守道君」
「数馬、あの人たちって」
「生徒会の人達の集まりだねここ」
以前来た時は気付きもしなかった。
左手にある洋風作りの席には、右京郁人やパン研に会計監査に来た女子2人も交じってる。
俺が生徒会副会長に指名した子が遠くから俺をにらみつけている。
なんか、超怒ってるよあの子。
「守道さん、こちらへ」
「は、はい」
フードコートにあるような畳のお座敷に、俺と数馬が並んで座り、向かいには詩織姉さんが座る。
謎のお食事会がスタート。
周囲に座る生徒会メンバーたちが、しきりにこちらの様子をうかがっている。
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蓮見詩織生徒会副会長と新任の監査人2人を観察する3人の男女。
右京郁人、一ノ瀬美雪、明石沙羅。
「見て見て郁人。S2の2人、蓮見先輩に呼び出されてるんですけど~超気になる~」
「どうして蓮見先輩はあの2人を……」
「あれ~郁人、もしかして嫉妬?」
「そうじゃない。おかしいと思わないか一ノ瀬?」
「郁人の言う通りよ。あの蓮見先輩が男子を呼び出すなんて絶対おかしいわ。私だって……まだ1度もご一緒した事無いのに」
「2人とも嫉妬してるじゃん~」
「うるさいぞ明石」
「お黙りなさい明石さん」
「2人とも怖い~」
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(チュル)
「守道君」
「何だよ数馬」
「蓮見先輩はどうしてお話しないんだい?」
「姉さんは無口なんだよ基本」
きつね蕎麦を食べる詩織姉さんをただひたすら監査し続ける。
指で髪を耳にかけながら、お蕎麦をすする詩織姉さんをただひたすら観察する。
不思議な時間が流れる。
ここにいる理由は不明。
姉さんに呼ばれた理由はさらに不明。
食事が終わる間際に事件発生。
(ブルブル~ブルブル~)
「ひっ」
「守道さん。スマホかしら?」
『姉さんがしゃべった』
終始無言で食事をしていた3人の静かな時を切り裂く、俺の紫スマホがバイブレーション。
詩織姉さんがその振動音を逃さない。
「出しなさい」
「あの」
「早く」
「はい」
制服のポケットに入れていた元は姉さんの紫色のスマホを提出。
「守道君、浮気して無いだろうね?」
「浮気!?なんだよ浮気って」
「僕たちは生徒会監査人だろ?」
「俺が監査されてんじゃん!?」
「そういう事」
うっそだろ。
あっ。
ちょっと待って姉さん。
さっきまでマッタリ動いてた詩織姉さんが、指でシュシュっと俺の紫スマホを監査し始めた。
監査人の俺がなんで生徒会副会長から監査されてんだよ。
逆だって逆。
「だ、大丈夫だよ数馬。俺は浮気なんて絶対してない」
「当然」
「誠意大将軍だぜ俺?」
「もちろん」
絶対の自信。
詩織姉さんにいくらでも見せてやる、俺の紫スマホのすべてを。
(ズズッ)
『姉さんがお茶をすすり始めた』
「守道君、誰か来たよ」
「誰だよあの子」
「蓮見先輩、お茶です」
「どうも」
(ズズッ)
お座敷スペース、蓮見詩織に温かいお茶を配膳する1人の女子生徒。
「あの、この子たちのお茶は必要でしょうか?」
「結構です」
「か、かしこまりました」
副会長の威圧に、そそくさと退散する女子。
綺麗な姿勢で背筋を伸ばして正座する詩織姉さん。
おそらく下級生が運んでくれた温かいお茶を1口すする蓮見詩織。
「守道さん」
「は、はい」
「最近、神宮司先輩とはお会いになられていますか?」
「楓先輩ですか?はい、しょっちゅう」
「しょっちゅう?」
「た、たまにです、たまに」
「そうですか」
(ズズッ)
「ね、姉さん。なんか怒ってます」
「私は怒ってなどいません」
超怒ってる。
「守道君、正座。こっち座って」
「なんで正座なんだよ数馬」
「守道さん」
「は、はい」
「夜、会ったりされてます?」
「はは、何言ってんですか副会長。楓先輩と夜会うわけ……」
ちょっと待て。
なんか俺。
超忘れてる大事な事があるような。
(ズズッ)
さっきから、姉さんのお茶が止まらない。
まるで気持ちを落ち着けるかのごとく、次々とすすられていくお茶。
「私へ嘘をついても良いと?」
「嘘!?滅相もございません」
「隠し事はありませんか?」
「なにもありません」
「そうですか。そういう事にしておきましょう」
「本当なんです副会長」
(ズズッ)
正座したまま、さらに1口お茶をすする詩織姉さん。
詩織姉さんが食べ終わったきつね蕎麦の容器が乗せられたトレーを、どこからともなく現れた男たちが片付けていく。
誰だよあいつら。
詩織姉さんの手取り足取り動く生徒会。
「守道君、大丈夫かい?」
「夜に楓先輩と密会なんてするわけないだろ?」
「浮気はすぐにバレるよ。謝るなら早い方が良い」
「なんだよ浮気って?」
「守道さん」
「は、はい」
別に姉さんに怒られるような事は何もしてないはず。
(ズズッ)
お茶無くなったよ。
「蓮見先輩、お茶です」
「どうも」
どこからともなく、お茶のおかわり持ってきてるよ、誰だよあいつ。
気が利き過ぎる周りの全力サポート。
詩織姉さんが突然笑顔に。
良かった、詩織姉さんのご機嫌うるわしゅう。
「守道君、早く謝って」
「え?え?なんでだよ数馬、姉さん超機嫌良くなって」
スマホの画面をこちらに見せてくる詩織姉さん。
「守道さん」
「は、はい」
「これは一体どういう事かしら?」
「はい?」
――――― ラインメッセージ―――――
既読 守道:『楓先輩、家にいらっしゃいますか?』
既読 楓:『いますよ』
既読 守道:『あなたに会いたい』
既読 楓:『明日じゃダメかしら?』
既読 守道:『あなたに会いたい。今すぐに』
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学生食堂の一番奥。
蓮見詩織と監査人を上方から観察する男女3人。
「あははは。見て見て美雪、また土下座してるよあのバカ~あははは~お腹痛~い」
「ぷっ、ふふふ」
「くくく」
「監査されてんのあっちじゃん~超面白いんですけど~」
蓮見詩織の指がさらに動く。
神宮司楓とのラインメッセージの上段には、神宮司葵の寝顔写メがUPされていた。




