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行動するには理由がある。

フィクションです。

ネガティブ要素があります。

苦手な方はご遠慮お願いします。


 人それぞれ、生活環境、価値観、経験、思考が異なる。自分に対して相手が、共感してくれる者、理解してくれる者、軽視する者、体験しなければわからない者、批判する者、そしる者、考える事を放棄する者等がいる。逆もしかり。


 挫折ばっかりの人生。

過去の出来事で、性別関係なく、人が苦手になった。

きっかけがあると、嫌な記憶を思い出し、動けなくなってしまう。

人間関係に嫌気がさす日々。結婚もしなければ、女性と手を繫いだ事は覚えてない。自分一人で、行動に移すことも決めれない。

自分の行動が誰かに迷惑をかけてしまうのではないか。

いつも、人のいいなりになる。誰かに頼れると断れない性格に自分に嫌気がさす。

だまされたりもした。犯罪の被害にもあった。相談すら出来ないこともあった。相談しても解決できない時もあった。結局、我慢してしまった。


 現実と将来の事が考えられなくなっている。不安がつのる。

行動が出来なく、自分で悩みを抱えてしまう。行動をしなければ、自分や他にも被害が及ぶ。わかっていても、行動に移せない自分。


 今もそうだ。嫌なことが起きている。




 昨日。昼。

 実家で、一人生活をしている主人公、真部マナベリョウ。

今日は、大好きな漫画を買って、読んでいた。


 リョウは、自宅に戻りテレビをつけた。

ニュースで『35歳女性。自殺か。』が目ついた。


リョウ「嫌なニュースだな。これで何人目だ?」


キャスター「昨夜、〇〇県在住の35歳女性が、ビルの屋上から落下。搬送先の病院で死亡が、確認されました。これで今月で全国318人目になりました。」


 リョウは、テレビの電源を消して、ベッドに入り、寝た。



 夕方。

 リョウは、お腹が空いて、目を覚ました。起き上がり、テレビをつけた。

冷蔵庫に冷やし中華の材料あった。テレビを聞きながら、冷やし中華を作った。

椅子に座り、卵とハムとキュウリ入りの胡麻ダレの冷やし中華を食べた。食べ終わったら、流し台に食器を置いた。

テレビをみていたら、速報が流れた。


アナウンサー「海外で、人が次々と仕事を放棄する事態となっています。現場と中継が繋がってます。」

現場のキャスター「今、現場は大変なことになっています。労働者が、次々と精神を病み仕事を放棄。病院では医師、看護師も精神を病み職務を放棄。これにより、経済と医療が崩壊しつつあります。それにより、株価が下落しています。」


リョウ「凄いことになっているな。」


アナウンサー「国民の何割占めていますか?」

現在のキャスター「現在調査中です。少なくとも3割は超えています。」

アナウンサー「各国の政府は、対策していますか?」

現場キャスター「現在確認中です。わかり次第、連絡します。」

アナウンサー「引き続きお願いします。」


 アナウンサーは、隣にいた女性に話しかけた。


アナウンサー「大変なことになりましたね。」

女性「はい。」

アナウンサー「本日は精神科医の渡辺薫ワタナベカオルさんがおこしております…」


 リョウは、テレビ番組をかえた。今夜は、観たい映画があった。

映画の途中で、速報のテロップが流れた。先程のニュースと同様の内容だった。

映画の終盤で、ニュースにかわった。


リョウ「はぁ!ついてねー。」


 リョウは、テレビをかえようと、リモコンに手を伸ばす。

その時、テレビの画面にくいついた。

 ニュースの内容は、日本も、海外と同様に起きていること。

政府は、事態を重くをもち、記者会見をした。

10代から年配の方が、発症しているとの事。

労働者の約1割が、発症。2割以上が、発症の疑いあり。

現在は、労働者不足。そして、過去最大の不況になる恐れがある。今後の対策は、検討している。

 家の電気が消えた。


リョウ「えっ、嘘だろ。」


 リョウは、窓の外を覗いた。自家発電している建物以外は、ついていた。それ以外の家の灯り、電灯も消えてしまった。

リョウは、懐中電灯を探し、電源をいれたが、つかなかった。仕方がなく、歯を磨き、寝ることにした。



 翌朝。リョウは、家の電気がつかない事と水道が流れる事を確認。

 リョウは、買い物の為に外出すると、異変に気がついた。車の行き来が多く、渋滞となっていた。店の中では、店の定員が以前より少ない。店内は、電気がついてなくて、暗い。客同士の商品の取り合いになっていた。

 リョウは、電池、長期保存できる食品、カセットコンロ、ガスなど次々とカゴにいれた。会計は、現金で支払いした。

 一度、帰宅して荷物を置いた。今度は別の店に行った。

先程の店よりも商品が少なかった。目についた絆創膏とお茶500mlを購入した。絆創膏をポケットにしまい。お茶を飲みながら歩いて帰った。


 帰りの道中で、リョウは、家の近くにいた。大きな音が、聞こえた。

音の方向に進むと、多くの人集りと壁に衝突して車が大破していた。

運転手と助手席はわからない。後部座席には、二人が、血を流している。

片方は、20代男性が意識不明。もう片方は、顔見知りの女性が、泣いている。

 顔見知りといっても、学生時代のクラスメイトだった。あまり会話したことがなかった。

 声をかけたり、駆け寄って助ける勇気が、リョウには持てなかった。気づけば、近くにいた30代男性が、救急車を呼んでいた。

リョウは、ただ遠くで、眺めるしかなかった。自分は、何もすることが無いだろうと、現場を後にした。



 リョウは、家にいた。

顔見知りの女性が、気にかかった。彼女だけは、誰に対しても関係なく、優しく接してくれたことを思い出していた。

事故が発生して、1時間経っても、救急車の音が聞こえないことに、心配になった。

 家にあった未開封の水2Lペットボトル、包装されたタオル2枚、バスタオル2枚、絆創膏を袋に詰めた。


 リョウは、袋を持って、事故があった現場へと向かった。



おわり。 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

初めての投稿です。

文章構成がつたないけど、

今後ともよろしくお願いします。

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