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生産したい冒険したい全部やっちゃえ  作者: 青猫菜
第1章 最初の一歩
46/51

番外~弟 初日~

スズハが白虫に絶叫してる頃

その弟も諸事情により遅れてではあるがプレイしようとしていた




川辺 棗  自宅


現実時刻19:30  ゲーム時間21:00








…98...99...100%










…Link完了










…Another World Colorの世界へようこそネコメ様








始まりの町 ブラン

ゲストが最初に訪れる地 噴水広場にて

身長178cmのやや細身で長身の影人族が降り立った




「おおー本当姉ちゃんが言った通りだな」




見渡す限りの人、人、人、人、人


異国風の建物


読めない文字で書かれた看板




「異世界に来たって感じだな~

 

 あ、ステータス確認しなきゃ」


そういって彼はそそくさと隅によりステータスを開く





PL名    ネコメ

種族    シャドウ(影人)

職業メイン 剣士   STR+3 CON+2 AGI+1 

  サブ  魔法使い POW+2 INT+2


ステータス (装備補正)

HP 25/25

MP 25/25 

STR(筋力) 10 (+2)

CON(耐久) 5 (+3)

POW(魔力) 5

AGI(俊敏) 3

DEX(器用) 0

INT(知識) 9 (+1)

LUC(運)  2

満腹度   100 

残りポイント 0


スキル

剣術1 小盾1 回避1 水魔法1 

土魔法1 影魔法1 魔力操作1 暗視1

スキルポイント 0 


右手 素人の剣

左手 

頭  

上身 麻上着

下身 麻ズボン

足  駆け出し靴

装飾 木の腕輪


所持金 5,000R


特性

破壊者(クラッシャー)

細かい作業なんて無理

不器用だが力さえあればなんとかなるさ

STR、INTに大きな補正。DEXは最低値以下で制限もつく。

武器、攻撃魔法習得、熟練度に補正あり、生産、一部の魔法技能、スキルに制限がつく。


影の者

闇と共に生きるもの達

彼にとって闇は恐れるものではなく安寧をもたらすものである

スキル暗視を習得。

闇系統魔法に補正。光系統魔法に制限がつく。


スキル 

暗視 

パッシブ 

暗闇でもみえる。

突然の光を見ても目はつぶれませんよ








「にしても種族補正強いなまさか8点も多いとは」



ステータス上ではわからないが種族基本値が8点も多かったのだ

ただしDEXつまり器用値は死んでてなんと0(-4)表記

初めて見たとき意味がわからなかったがなんとスキルポイント5点振らなければ器用値を1にできないという

しかもレベル毎に-1されるから自由に振れるポイントを犠牲にして生産職につくという変人でもない限り器用値は+にならないのだ




「そもそもシャドウは器用値に上限があるらしいから無理だな」




まあマイナスな分他に分配されるわけだから器用値がいらない戦闘職になれば気にならないどころ実質1点余分にもらえるのだから歓迎ものであるだろう

(プラスにするにはマイナス分のポイントがいるが、システム上では0なのでどれだけマイナスが増えようが戦闘には問題ない、どじっ子属性はつかないのである)




「まあ、俺は0キープするために自由ポイント犠牲にしたし、これからもするつもりだけど」



プラスはつらいけどキープならなんとかなる

あわよくば種族進化先に特殊なもの、例えば苦手なもの克服しているようなものがあればそれになりたい

だってカッコいい感じするし(中2病じゃないよ!?)


「見た目も好みだし大満足」


ちらりと窓ガラスに映る自分をみて笑う

ガラスには黒髪、黒目の黒1色の顔

手を見れば影人族の特徴であるらしい、肘まで肌が真っ黒である。

いまは見えないが足も同じく膝まで黒いのだ



「いい感じいい感じ(笑)


 さて、ギルド行って登録、依頼受注して、消耗品と小盾買って、南草原でひたすらレベルあげして…」


今回現実時間で3時間、ゲーム時間で18時間しかプレイできないため効率よくするため、口に出して自分のなかでやることを整理する。

そして目指せ魔法剣士、目指せ追加サブ職と言いながら意気揚々歩き出した。

しかし、彼は忘れていた。


現在時刻は21時、そうゲーム内でも今は夜なのだ。

通常ならすぐにわかりそうなものが影人族の基本スキル、暗視で彼の目には昼のように明るくみえるのだ

そしてスズハも知らなかったことだがGランクは夜に町から出ることができないうえ、夜間の依頼受注もできないのである。



この仕様のせいでギルドに登録は出来たものの、レベルあげや金稼ぎが出来ず、仕方がなく朝まで買い物ついでの町探索に予定変更

しかしさらに不運なことに妹夫婦に遭遇、捕まり6時間以上砂吐きレベルの会話、惚気を聞かされたうえ、連れ回され疲弊

最低限のことだけやってログアウト、精神疲労、テスト週間中という理由もありそのまま不貞寝したのだった。


結局彼が初日に出来たことはギルドの登録と消耗品、装備の購入、そして知りたくもない恋人達御用達スポットの情報取得のみ。






妹に逆らえない哀れな弟君に合掌


この時点で種族、メイン職レベルが7のスズハと攻撃力がかわらないといういかに最初がつらく感じるかが伝われば幸いです。

夜目だと10m以内しか見えないうえ暗視ほど明るくないです。


シャドウ限定スキル

影魔法、暗視、???

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