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遙かなる望郷の地へ-74◇「公都攻防戦4」

■ジョフ大公国/公都/公都前防衛陣地


☆☆☆ 二時間経過 ☆☆☆


「成る程。陣地戦で誘き寄せ、周囲から挟撃きょうげきして包囲殲滅ほういせんめつという策ですか」


 ツィーテン達と分かれた後。レアランとカイファートは、突貫工事が大車輪で行われている公都前防衛陣地の状況を視察していた。

 黙って工事を見守るレアランの傍らに立ち、カイファートは先刻のツィーテンの作戦説明を思い起こして唸った。


寡兵かへいであるのに、果敢に攻勢を取る──古代の兵法書にも述べられていましたが、『攻撃こそ最大の防御』と申します。大戦士殿、レスコー殿やツィーテン殿がやられていることは、まさしく兵法に則った行動、ということが言えましょう」

「はい。本当に素晴らしい方々ですわ」


 小さく、だがしっかりと頷いたレアランは、一つ息を吸うとこれまで考えていた決意を述べた。


「カイファートさま。わたくし、明朝を以て飛翔軍に索敵の指示を出そうと思いますの」

「空中からですな。それは、非常に効果的でしょう。

 但し、相手方にも飛行戦力があるやも知れません。ケイセルとパリスには十分に気を付けるように言いましょう」

「彼ら二人だけではありません」

「なんですと?」


 カイファートは、微かに眉を寄せた。

 だが、レアランの端正な表情には、微塵の動揺の色も浮かんではいない。

 真っ直ぐ前を見ながら、レアランは毅然として言った。


「わたくしも、ケイセルとパリスと共に、索敵に出ようと思います」

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