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書店での立ち読みマナー

作者: 木納技嗣

 書店の本は、商品です。

 当たり前の事ですが、言わせてもらいました。

 本には、多数の人物が関わっています。

 行き成りですが、マナー講座とさせて頂きます。


(取れねー。新刊のラノベが取れねーよ!)

 彼が、3日前に書店に並んだラノベを取ろうとしたら。2人のお兄さんに邪魔をされ、新刊のラノベを手に取ることができない。

「お兄さん!」

 彼は、ミスを犯した。

 ここでは、腕を入れながら「失礼」または、「すいません」か「ごめんなさい」と言うべきだった。

 2人のお兄さんは思った。

『こいつ大丈夫か? うん。まさかな……』と。

 

 マナーその1。

 本を手に取りたそうな人がいたら。気を使って、避けてあげましょう。

 また、よく見る立ち読みの人がいても気安く声を掛けないよう、気をつけましょう。



 外は大雨だった。

 梅雨。家にいてもつまらないのか、彼は(ぼう)書店に来ていた。

「あちゃー。びしょ濡れだ……」

 彼が、服についた水滴を手で払いのける。

 彼の両手に、水分が付着した。

『どの異世界を読もうかな……』

 彼が濡れたままの手を、服でふき取り。異世界小説を掴んだ。


 マナーその2。

 本を濡らさないでください。本を汚さないで!

 手に水分が付いたら、ハンカチ等で拭きましょう。手を水で洗って拭き取るのが一番良いです。

 


 読書が終わり彼が、本を戻す。

 彼が立ち去った。

 新しく来た彼が、おもむろに本を手に取り。本を移動させ始めた。

 平積(ひらづ)みにさっき置かれたVRMMO小説の本を、棚差(たなざ)し。

 新刊の異世界小説。なぜか棚差しにあっていたので平積みでまとめられていた場所に戻した。

 いつの間にか時間が経過し……。

達矢側(たつやがわ)。帰るぞ」

「まじか」

 父親が、レンタルの入ったビニール袋を右手に持っていた。

「まじか……」

 本棚に綺麗に刊数通りに並べられた小説がその場に、残されたのだった。


 マナーその3。

 手にとって確認した本や読んだ本は元の場所に戻しましょう。

 個人的にこの本を売りたいからといって、面陳列(めんちんれつ)や新刊の平積みされてあるものを退()かしたり、入れ替えたりしないようにしましょう。

 書店員に怒られる恐れが、御座います。



「もうこの本売り物になりませんね」

「しょうがない。取次(とりつぎ)に渡そう」

 彼らが持っていた本は。

【日本でヒモやってた者ですけど。異世界に転生させられたらハーレムになってしまって】

【著者。酸怒馬苦(さんどばく)


 マナーその4。

 できるだけ本は丁寧に扱ってもらえると嬉しいです。

 

 他の作品も拝読していただけると、ありがたいです。


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