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りんごサラダの場合

 りんごサラダ。


 それは野菜の中に何故かフルーツのりんごが紛れ込んだ、好き嫌いの激しく分かれるフルーティーなサラダである。


 そしてここにも、心底このサラダが嫌いな奴がいた。




「おい」


 目を覚ますとそこは……。


「なんじゃこりゃあああ!!」


 野菜の草原だった。



 辺りをどんなに見回しても、野菜! 野菜! 野菜!


(クソ……草臭ぇ)


 りんご王子は思い切り眉間に皺を寄せた。


 りんご王子。口癖は『野菜は嫌いだよ、りんごよこせ』

 野菜嫌いのワガママ王子である。


 この王子、かなりの偏食家で有名だった。

 嫌いな食べ物数知れず。そしてその中でも、この世で最も許せないもの――それが料理の中に入るフルーツである。


「酢豚のパイナップル? マジありえねー」


「りんごサラダ? なんでこの俺が、野菜と戯れなきゃなんねーんだよ」


 りんご王子のイライラはMAXに達していた。


 そんな王子に救世主が現れた。



『なんかこのりんご変色してない?』

『つかなんでサラダにりんご乗ってんの? 普通にいらなくね?』

『どかしちゃえば~?』

『そうする~』



「お、なんだ? 助かった!」


 りんご王子は無事に(?)野菜の草原から抜け出す事が出来た。

 そして大好きなりんごの森へと帰るのだった。


 こうして普通のサラダが出来上がりました。


 どうぞ、召し上がれ。


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