表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/62

もしかして、迷惑?

今回は、短めです。

「堅苦しい挨拶は無し。…で、部屋はどうしようか…」

なんか、機嫌が良いみたいだ。

「優基の部屋でいいですよ」

遠慮がちにそう答えたオレに。

「でも、歩くのが辛いでしょ?一階の客間を使って。そうとなったら、片付けなきゃね」

そう言うとリビングを出ていく、お母さん。

「ゴメンね。お母さん、護の事好きだから、何でもしたくなるんだよ」

詩織が、苦笑しながら言う。

「嬉しいよ。でも、迷惑じゃないかな?」

本当によかったのかなぁ?

迷惑かけてるんじゃないか?

そう思った。

「迷惑なんて、思ってないよ。私も嬉しいし……」

詩織が、照れながら上目遣いでオレを見る。

そこで、それは無いだろう。

「それなら、いいんだが…」

オレの気にしすぎ?

「こらこら、そこでイチャつくな」

隆弥さんが、苦笑を浮かべて口を挟んだ。

「はーい。あっそうだ。部屋から護の制服下ろさなきゃ」

詩織は、突然思い出したかのようにリビングから出ていった。


「護。お前、詩織からチョコ貰ったか?」

そんな詩織を目で追ってたオレに隆弥さんが聞いてきた。

「いいえ。それどころじゃなかったんで……」

オレは、首を横に振って答えた。

朝の事を思い出す。

詩織がソワソワしてたのは、今日がバレンタインデーだったからか…。

「そっか…。言わない方がよかったか…」

隆弥さんが、意味深な言葉を呟く。

「じゃあ、俺バイトだから…」

そう言ったかと思うとリビングを出ていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ