カレーうどん食べ損ないました
この話は前書き・後書き含めてふざけます!みなさんも、コメント欄とかでふざけてもらって大丈夫です!みんなでふざけよー!
「…真実?」
「君が信じている『仲間』のことさ」
ダルクは私の手を掴むと、まるで散歩でもするように歩き出した。
「だ、大丈夫ですっ」
無理やり手を離そうとするけどダルクの力が強くてびくともしない。
「えーいいじゃん。君も退屈でしょ」
「退屈じゃありません!出来立てのカレーうどんまだ食べてません!」
「……カレーうどん?」
ダルクの足が止まった。
私は置いていかれたルミナ炉とカレーうどんの入った丼を指差す。
「さっき私が食べようとしていたやつです。カレーうどんってのは、カレーに東の国のうどん入れた食べ物で……って、勝手に食べないでください!」
気づけばダルクの姿が消えていた。いつの間にか私が指さしていた場所に立っている。
「ならこっちまで来いよー」
ひらひらと手を降ってるダルクにムカついて、私は思いっ切り走った。
「絶対にそれは食わせない!私の昼飯を返せ!」
が、どんなに走ってもカレーうどんのところにつかない。それどころか魔王城の方へ近づいている気がする…。
「え…なんで……」
「おっそーい」
涼しい顔で私の横を飛んでいるダルクを睨みつけた。
「楽しいでしょ」
「まったく…楽しく、ない!!」
叫んだ瞬間、ダルクがパチンと指を鳴らした。視界がぐにゃりと歪み、私の体は空へと飛ばされた。
「うわぁぁぁああ!!」
地面が遠い。それに、あんなに大きく見えていた魔王城もちっぽけだ。
ん?てかこれ落ちてってない?やだやだ死にたくない死にたくない!
「…っと。人間はか弱いな。そんなことで叫ぶとは」
安心しなよ、と耳元で囁かれた。
「へ?」
目を開けると、ダルクの顔が超至近距離にあった。
やばい。ちょーイケメンにお姫様抱っこされてる。心臓バクバクなんだけど。
「楽しいでしょ」
「楽しくはないです」
「まあいい。ついでに真実を見に行こう」
ダルクは私を抱えたまま魔王城に向かって飛び始めた。
「羽生えてたんだ…」
行き場を失った視線が、ダルクの背中に生えている黒い翼を見た。
「かっこいいだろ?ほら、着いたぞ」
ダルクは魔王城の扉の前に降り立つと、片手を扉に差し出した。ダルクの人差し指に嵌った指輪が光った気がする。
『こりゃあ主様。正式のルートで入られるのは1万年と28日ぶりですねぇ。おっと、そちらのお嬢さんは主様のお妃様ですか』
と、扉が喋った…?その前に妃ってどういうこと!?
「違いま…むぐっ」
「えー分かっちゃう?そーコイツ俺の嫁」
「なんてこと言うんですか!だいたい私達さっき会ったばかりですよ!」
「扉。コイツと俺をさっき入っていった人間のところに飛ばしてくれ」
『あいよぉ。しっかりと掴まってってくださいねぇ』
扉?がそう言うと、魔王城の扉がひとりでに開いた。
「行くぞ、嫁」
「…嫁じゃないです」
「だって名前知らないし」
「リリアンです!」
「へぇ」
ダルクは振り向くことなく、扉の先に広がる暗闇の中に入っていった。
「〜〜〜〜っ待ってください!」
リリアンが夢女子にいそうな女になっちゃった
夢女子って何か知らないけど




