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第55話 どうだ?〝面白い〟だろ?

 *************************


 ベリアルとの2度目の戦いは、呆気なく終わった。

 城の自室に戻ったレオナルド。

 そこには、ティアナが、2人の赤ちゃんと待っていた。


「この子達が俺の子?嘘でしょ?神界の天使より可愛い……

 パパでちゅよ〜」

「あなた今、神界って言った?まさか……

 貴方、神様のところに居たの?」

「そ、連絡出来なくてごめんね、ティアナ。……心配したよね?

 下手に連絡しようとして魔力飛ばしたら、

 ベリアルに、気付かれそうだったから、連絡出来なかったんだ」

「神様の元で、力を付けていたって事?」

「うん……まあ……そう?……」

「なんか歯切れ悪いわね?」

「うん……よく考えたら、1年も神界で訓練しなくても、

 良かったんじゃないかって、気がしてきたから……

 でもそれに気付いたのは、つい最近……

 これならば勝てるかなって、自信が持てる様になった、最後の方で、ふと気付いちゃった」

「何に気付いたの?」

「あの、〝メテオ〟……俺にも異空間に飛ばせたんじゃないかって……」

「ベリアルと、同じ事が出来たんじゃないかって事?出来たの?」

「あの爆発の瞬間、ぼろぼろになりながらも、

 異空間に自分を飛ばして、何とか難を逃れて助かったんだけど……」

「ああそれ、聞きたかったのよ?

 あの爆発から、どうやって助かったのかを……

 貴方の異空間に、逃げたのね?

 前からあそこで、良く訓練してたものね?

 あの瞬間に、良く思いついたじゃない」

「そうなんだ。だけど、後で思えば、自分じゃなくて、

 〝メテオ〟を飛ばせば、良かったんじゃないかって……

 それに考えたら、あいつ一度も攻撃してきてないんだよね。

 俺、自分の攻撃を、自分で受けて負けちゃった訳で……

 もしかして普通に接近戦でも、勝てたんじゃないか?って……」

「貴方が居なくて寂しかったし、

 心配で、夜も眠れない日が続いて、苦しかったけど……

 レオは、更に強くなれたんでしょ?

 この先、何があるか分からないんだから、

 それはそれで、無駄にはならないわよ」

「うん。神様達もそう言ってた。

 今話した事、神様達には最初から、全部分かってたみたい。

 それを言わずに、神界に呼んで訓練してくれてたんだよ」

「フフフ……貴方、成績も歴代1位で、凄く頭がいい割に、

 家族や友人を守る事となると、一点ばかりに目がいって、

 周りが見えなくなるものね」


「で、スフィアとアリエルは?」

「私は、今日、子守の当番だからここに居るけど、

 2人は、貴方に代わって執務よ?

 今回の事で、かなり、被害が出てるからね」

「そうか……1年間留守にした俺に代わって、

 3人共頑張ってくれていたんだ……ありがとな」


「アリエルは、すごい子よ?あの子が居なければ、

 私達、貴方の後を追っていたかも……」

「後を追うって……俺死んでないし……

 でも……そうか……そんな事になっていたら、この子達に会えなかったな……」

「アリエルが……あの子が、絶対貴方は生きてるからって……」

「……アリエルに、感謝だな」


「レオナルドさん!」

「お、アリエル。噂をすれば……だな……

 ん?アリエル……なんか大人っぽくなったんじゃないか?」

「そ、そうでしょうか?……」

「ああ、背も伸びて……もう立派なレディーだな」


「お帰りなさいレオ」

「おお、スフィア、娘のライラは、嫁にやらないからな?」

「何いきなり馬鹿なこと言ってるんですか?

 もう、悪魔達は大丈夫なんですよね?」

「ああ、もう心配ないぞ」


 *************************


「ちょっと待ってて。こいつ片付けちゃうから」

 魔剣……いや、神剣クラウ・ソラスを、異空間から取り出すレオナルド。

「〝片付ける〟? バカめ。その剣では、我を倒す事は出来んと言ったはず……

 学習しない奴だな……」

「うるさい……黙れ……」


 〝ズシャッ!〟

「ギャァワァ〜〜!わ、我の腕が……」

「サクッと斬れたな……どうだ?〝面白い〟だろ?

 神を名乗っても、痛みは感じるのだな?面白い……」

「そ、そんなバカな……

 何故、神剣で、神である我を斬る事が出来る?」

「さあな?やっぱりお前、神じゃないんじゃないか?」

「くっ……馬鹿にしおって……」

 〝ズシャッ!〟

「グギャァ〜〜! なんてスピードだ……反応出来ん……

 いつ斬られたかすらも、分からなかった……」


 〝ズシャッ!ズシャッ!〟

「ギャァ〜〜!み、耳が……鼻が……

 何故だ〜何故神剣で、神である我が切れる?」


「ハハハ……教えてやるよ。

 〝あいつは神ではない〟と言い聞かせたんだよ?この剣にな……

 魔剣……じゃなくて神剣だったな……

 クラウ・ソラスは、神剣であるが為に、

 神を傷つけられないと言う呪縛が掛かっている……

 それを解き放ったのさ」

「言い聞かせただと?そんな馬鹿げた事が、出来るわけない」

「ま、確かに。俺も出来た時は笑っちゃったよ」


「だとしても……お前の、そのスピード……

 我をもってしても、影すら見ることが出来ん……

 何故だ?どうやってそこまでの力を手に入れた?」

数ある作品の中から見つけ出し、お読みいただき、ありがとうございます。

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