第55話 どうだ?〝面白い〟だろ?
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ベリアルとの2度目の戦いは、呆気なく終わった。
城の自室に戻ったレオナルド。
そこには、ティアナが、2人の赤ちゃんと待っていた。
「この子達が俺の子?嘘でしょ?神界の天使より可愛い……
パパでちゅよ〜」
「あなた今、神界って言った?まさか……
貴方、神様のところに居たの?」
「そ、連絡出来なくてごめんね、ティアナ。……心配したよね?
下手に連絡しようとして魔力飛ばしたら、
ベリアルに、気付かれそうだったから、連絡出来なかったんだ」
「神様の元で、力を付けていたって事?」
「うん……まあ……そう?……」
「なんか歯切れ悪いわね?」
「うん……よく考えたら、1年も神界で訓練しなくても、
良かったんじゃないかって、気がしてきたから……
でもそれに気付いたのは、つい最近……
これならば勝てるかなって、自信が持てる様になった、最後の方で、ふと気付いちゃった」
「何に気付いたの?」
「あの、〝メテオ〟……俺にも異空間に飛ばせたんじゃないかって……」
「ベリアルと、同じ事が出来たんじゃないかって事?出来たの?」
「あの爆発の瞬間、ぼろぼろになりながらも、
異空間に自分を飛ばして、何とか難を逃れて助かったんだけど……」
「ああそれ、聞きたかったのよ?
あの爆発から、どうやって助かったのかを……
貴方の異空間に、逃げたのね?
前からあそこで、良く訓練してたものね?
あの瞬間に、良く思いついたじゃない」
「そうなんだ。だけど、後で思えば、自分じゃなくて、
〝メテオ〟を飛ばせば、良かったんじゃないかって……
それに考えたら、あいつ一度も攻撃してきてないんだよね。
俺、自分の攻撃を、自分で受けて負けちゃった訳で……
もしかして普通に接近戦でも、勝てたんじゃないか?って……」
「貴方が居なくて寂しかったし、
心配で、夜も眠れない日が続いて、苦しかったけど……
レオは、更に強くなれたんでしょ?
この先、何があるか分からないんだから、
それはそれで、無駄にはならないわよ」
「うん。神様達もそう言ってた。
今話した事、神様達には最初から、全部分かってたみたい。
それを言わずに、神界に呼んで訓練してくれてたんだよ」
「フフフ……貴方、成績も歴代1位で、凄く頭がいい割に、
家族や友人を守る事となると、一点ばかりに目がいって、
周りが見えなくなるものね」
「で、スフィアとアリエルは?」
「私は、今日、子守の当番だからここに居るけど、
2人は、貴方に代わって執務よ?
今回の事で、かなり、被害が出てるからね」
「そうか……1年間留守にした俺に代わって、
3人共頑張ってくれていたんだ……ありがとな」
「アリエルは、すごい子よ?あの子が居なければ、
私達、貴方の後を追っていたかも……」
「後を追うって……俺死んでないし……
でも……そうか……そんな事になっていたら、この子達に会えなかったな……」
「アリエルが……あの子が、絶対貴方は生きてるからって……」
「……アリエルに、感謝だな」
「レオナルドさん!」
「お、アリエル。噂をすれば……だな……
ん?アリエル……なんか大人っぽくなったんじゃないか?」
「そ、そうでしょうか?……」
「ああ、背も伸びて……もう立派なレディーだな」
「お帰りなさいレオ」
「おお、スフィア、娘のライラは、嫁にやらないからな?」
「何いきなり馬鹿なこと言ってるんですか?
もう、悪魔達は大丈夫なんですよね?」
「ああ、もう心配ないぞ」
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「ちょっと待ってて。こいつ片付けちゃうから」
魔剣……いや、神剣クラウ・ソラスを、異空間から取り出すレオナルド。
「〝片付ける〟? バカめ。その剣では、我を倒す事は出来んと言ったはず……
学習しない奴だな……」
「うるさい……黙れ……」
〝ズシャッ!〟
「ギャァワァ〜〜!わ、我の腕が……」
「サクッと斬れたな……どうだ?〝面白い〟だろ?
神を名乗っても、痛みは感じるのだな?面白い……」
「そ、そんなバカな……
何故、神剣で、神である我を斬る事が出来る?」
「さあな?やっぱりお前、神じゃないんじゃないか?」
「くっ……馬鹿にしおって……」
〝ズシャッ!〟
「グギャァ〜〜! なんてスピードだ……反応出来ん……
いつ斬られたかすらも、分からなかった……」
〝ズシャッ!ズシャッ!〟
「ギャァ〜〜!み、耳が……鼻が……
何故だ〜何故神剣で、神である我が切れる?」
「ハハハ……教えてやるよ。
〝あいつは神ではない〟と言い聞かせたんだよ?この剣にな……
魔剣……じゃなくて神剣だったな……
クラウ・ソラスは、神剣であるが為に、
神を傷つけられないと言う呪縛が掛かっている……
それを解き放ったのさ」
「言い聞かせただと?そんな馬鹿げた事が、出来るわけない」
「ま、確かに。俺も出来た時は笑っちゃったよ」
「だとしても……お前の、そのスピード……
我をもってしても、影すら見ることが出来ん……
何故だ?どうやってそこまでの力を手に入れた?」
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