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第53話 我は全能の神べリアル

 転移魔法で王都に戻ると、あちらこちらから火の手が上がっていた。

「何で俺の造る街は、完成すると、直ぐに攻撃受けて、

 めちゃくちゃになるんだよ?

 あんまり酷いと、リカバリーも、追いつかないじゃないか……」

 

「レオ〜!あいつらよ!お祖父様もお祖母様も戦ってくれてる。

 テイラーの軍も頑張って入るけど、

 悪魔達は、すぐ蘇生して、なかなか死なないの……

 かなり苦戦してるわ。それに信じられない程の数で……」

「心配するな。後は俺に任せて、お前達は、城のシェルターに避難するんだ。

 あそこは、俺の最大結界が張ってある」

「でも…… 私ここにいる……レオが心配」

「危ないからダメ!それに、皆んなを気にしながらじゃ、戦えない。

 シェルターには、外の様子が見える、魔道具(モニター)があるからそれを見てて」

「お婆様が作られた魔道具ね。分かった。気を付けてね」



「街中じゃ、大魔法は使えないな……魔剣クラウ・ソラス。能力全開放……

 いくぞ!相棒!」

 〝ザンザンザン!バシュバシュ!〟


「動きが早過ぎて、目で追えないが……あれはレオだよな?……」

 もはやレオナルドにとって、重力は関係ない。

 上に下に、斜めに……超速で飛び交い、悪魔族を切り刻んでいく。


 〝ザンザンザン!バシュバシュ!〟

「魔剣クラウ・ソラス、さ〜いこ〜〜!」

 蘇生が早く、なかなか倒せない悪魔族を、

 一撃で殲滅していくレオナルドの魔剣。

「俺たちが苦戦している悪魔族を、(いと)も簡単に……

 何をしているんだか、まるで目で追えないけど、あれは間違いなくレオだよな?

 初めて見る……あれがレオの、本気なのか……とんでもないぜ……なんか震えてきた……」


「フゥ〜……大方片付いたかな?あっ、じいちゃん」

「レオ……凄まじかったの……見惚れてしまったわい……」

「じいちゃん、背中……血が出てる……今、治すから……」

「レオ……」

「どうした?ばあちゃん?」

「あ……あれ……」

 顔を歪めながら、上空を見つめるメリーアン。

 そこには数万の悪魔が、悠然と浮かび上がっていた。


「大方片付いたと思ったのに……どっから出て来たんだよ?」

「じいちゃんのことは私に任せな……あの数……レオの魔法でしか対応出来ないだろ……

 やつら、空に浮いているから大丈夫だとは思うけど

 間違っても、大魔法を、地上に打つんじゃないよ」

「了解! っしゃ〜!初めて100%の力で戦えるぜ!」

「レオ……さっきのは……あれで未だ全力じゃないって言うのか?」

「ん?テイラー?だってさっきは、魔法使ってないからな?

 剣と、魔法、両方駆使して100%」

「このバケモンが……頼んだぞ、レオ!」

「まかせろ!」



 浮かび上がったレオナルドの前には、数万の悪魔が立ち塞がっていた。

 中心には、少し雰囲気の違う者が5人……

「何なんだよ?お前達は?何故、俺のオースティンを狙う?」


「我は全能の神べリアル……この地を……お前さえ落とせば、後は雑魚……」

「誰がさせるか……そんな事……ん?ベリアル?どこかで聞いたなその名前……」

「ほう?我を知っておるのか?」

「いや、ただ……その名前をどこかで聞いた事ある様な…………あっ!世界樹か?

 ……ああ、今思い出したよ。堕天使ベリアル……何が全能の神だよ?

 落ちた天使じゃないか?お前が悪魔族を操っていたのか?」



「ねえねえ、あの、まんなかの奴……今、自分の事、神って言った?」

「言ったわね……なんで神が、こんな事を……」

 外の様子が見れないと、動きが取れないからと、

 メリーアンが作った、外の様子を映し出す魔道具(モニター)に、

 (かじり)り付いて見ているティアナ達。

「レオが、お前なんて神じゃないって言ってるわね……」



「我は紛うことなき神だ。この横に立つ四天王も、その力は、もはや神の領域……

 戦えば、直ぐに分かるであろう……さあ、お前達、相手をしてやれ」


 〝スタンタンタン!バシュバシュッ!〟

 ここで戦っているかと思えば、次の瞬間は50m離れた場所に現れ、

 見えないが、剣を交わしている様だ。

「ほう?2人の剣を(かわ)すか?面白い……

 動きが早過ぎて、残る2人の魔導神も魔法を撃てないと?いやいや……これは面白い……」


「〝魔導神〟?勝手に神を名乗るなよ……

 大して面白くもないな……こいつらの額……冷や汗で濡れてるぞ?」

「ほ〜 お前……息一つ乱れておらんな?面白い……」

「だから面白くないって……

 いくぞ……魔剣クラウ・ソラス……能力全開放……」


 〝ズシャ!ズシャ!ズッシャ〜ズシャッ!〟

「誰が神の領域だって?次はお前だ……」

 〝ズバッ!〟

 ベリアルの肩から横腹に、最も簡単に魔剣が通り過ぎる。

「クッ……なんと言う早さ……ん?なんともないぞ?どうなっている?」

「〝どうなっている〟ってのは俺のセリフ……確かに俺の魔剣で切り裂いたよな?」

「魔剣?……フッ……ファッハハハ……そうか……そう言う事か……

 ファッハハハ……お前は、思い違いをしている……

 そいつは魔剣などではない……」

「思い違いをしているだと?……この剣が魔剣じゃない?どう言う事だ?」

数ある作品の中から見つけ出し、お読みいただき、ありがとうございます。

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