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第23話 サウザー杯

「レオ。お前大きくなったな?15歳か?身長どれ位だ?」

「もうちょっとで、180cm位かな?スチュワート叔父さんを越したね?」

「そうか……頼もしいな……そろそろ学園都市も完成と聞いたが?」

「そうだよ。都市は、ほぼ完成したよ?学園の方はもう開校3年目になるかな」

「人も増え、ずいぶん賑わっているそうだが、

 今の人口は、どれくらいになったんだ?」

「38万人を超えたところかな」

「そんなにか?王都の2倍近いじゃないか?

 学園都市と言うが、産業も既に国1番になったし……当たり前か?

 お前も、何かと忙しくて大変だな」

「アイルドベルは、クリスが見てくれてるから、凄く助かってる。

 学園の卒業生も、早速、各分野で活躍してくれてるからね。

 で、俺を呼んだのはその事?」

「レオも〝オレ〟が板について来たな。

 まあ、なんだ……あ〜……まあ、そんなところだ」

「変なの?〝あ〜〟〝ん?〟〝んん〜ん〟みたいな……コロコロ落ち着かないで……

 なんかあった?」

「……ん?いや何もないぞ?

 そう……都市完成祝いの準備は、順調かなと思ったのもあってな……」

「そう?都市の完成祝いの件は、

 スミスが、宰相のエドマンドさんと詰めてるから、心配ないよ?」


「あら?レオ?レオもお城に来てたんだ?」

「あ、ティアナ。ティアナはスフィアのとこに?」

「そう。今から帰るところよ。レオは?」

「うん、じゃあ、俺も帰るとするか。スチュワート叔父さん、じゃあ、またね……」


「陛下なんか変だったな?」

「そうなの?私には、いつもと変わらない陛下に見えたけど?なんだろね」


「レオナルド殿」

「ああ、エドマンドさん。こんにちは。クリスがいつもお世話になってます」

「陛下のところですか?」

「そうです。今帰るところです」

「サウザー(カップ)の件ですな?出場されるのですかな?」

「ん?何それ?じいちゃんの名前の……(カップ)?」

「ん?その件で陛下に呼ばれたのでは?」

「何も聞いてませんよ」

「……左様ですか……」

「何です?そのサウザー(カップ)って」

「毎年、世界の剣技No1を決める大会ですぞ?ご存知なかったのですか?」

「初めて聞きましたね。何で、じいちゃんの名前が……」

「No1を決める大会だからでは?」

「ハハハ……単純明快ですね……そのサウザー(カップ)が、どうかしたのですか?

 なんか陛下の様子が、少しおかしかったのですが?」

「今年も、アルセルタ王国で開催されるのですが、

 何でも200年ぶりに、アルセルタに現れた勇者が、出場されるらしいのです」

「へ〜勇者が……で?」

「あの王国のナイジェル王と、陛下は犬猿の仲でして。

 いつも何かと口論が絶えなくて……」

「それって大変じゃないですか?戦争の危機ですか?」

「いえ、何時も子供の口喧嘩の様で、それ以上は発展しませんな……」

「ああ、なんだ……それって仲が良いって事ですね?」

「今回も、〝秘密にしていたけど、

 我が国には、勇者などよりも、はるかに強い少年が居る〟と……」

「あ〜〜そうですか……張り合っちゃったんですね?」

「それで、レオナルド殿に出てもらえないかと……」

「何も言ってなかったですね?ハハハ……陛下らしいですね……

 俺に頼みにくくて、あんな、落ち着きのない様子だったんですね」

「〝その少年は、娘婿の第1候補なんだ〜〟って……」

「そんな事まで言っちゃったんだ……子供か?」



「ねえ、レオ?どうするの?」

「スフィアと婚約はしないよ?」

「じゃなくって、剣の大会よ」

「さあ?どうしよう……正直、陛下の頼みなら、出ても良いんだけど……

 それに……勇者とか、他にも世界中から猛者が集まって来るって言うなら、

 強い奴と戦ってみたくはあるんだよな。

 ここ何年も、全然全力で闘えていないから、ストレス溜まってるし……

 陛下が、出てくれって言うなら、

 もうそろそろ、実力を隠す必要がないって事だろ?」

「だったら出なさいよ。私もレオの全力見てみたいわ」

「エントリー明日までだったな。もう少し考えるよ」

「スフィアの事も、もう一度考えてあげてくれない?」

「何で?ティアナは、本当にそれで良いのか?

 俺がティアナを幸せに出来るとして、その幸せが半分になっちゃうかもよ?」

「そんな事ないと思うけど……スフィア、ちょっと困った事になりそうなのよね」

「何それ?どうしたんだ?」

「リンドヴァルムって分かるわよね?」

「あの軍事大国って言われてる国か?」

「そうそれ。前々から、あそこの王家、スフィアを、嫁に出せって言ってきていたのね。

 でも子供はスフィアだけ……息子も居ない1人娘だからって、断って来たんだけど……

 いつまでもスフィアの婚約が決まらないと、

 それじゃあ、こっちから婿を出してやるって言ってきそうなんだって。

 あの国の人達、乱暴だし……女性を下に見ているし……

 貴方と婚約していれば、逃げられるでしょう?

 だからもう一度考えてみてあげて?私は本当に嫌じゃないのよ?」

「そうか……分かったよ」

「じゃあ⁉︎」

「ああ、理不尽なこと言ってきたら、そんな国、俺が滅ぼしてやる」

「……そっちか……でもリンドヴァルム帝国って、

 剣神様クラスが、ゴロゴロ居るって言われてるのよ?」

「益々、面白くなってきたな?」

「何ワクワクしてるのよ……サイ⚪︎人か?こいつ……」

数ある作品の中から見つけ出し、お読みいただき、ありがとうございます。

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