表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大人ロリとノコギリお姉さんの話  作者: 多賀まりあ
5/5

ノコギリお姉さんと逃避行

おねロリラブコメ完結です

「本気かね?」


「うん、本気よおばあちゃん

私を龍にして」


祖母が困惑しながら止めようとする


「あんなあんたを殺そうとなんかした女のために自分の将来決めることないよ、よく考え直した方がええ」


「私本気よ、龍にならないと閉じ込められている拘置所の場所が分からないし万が一死刑にでもなったら、殺した数的に特例としてすぐに執行されたりするかもしれない」


「考えすぎよ、そんな事ない…

いや、もう無駄か

未来を見る能力が身についてしまったんやね」


少し笑って肯定する


「そうよ、もう見えてしまったの

時間が無いの、私の決意は揺るがないわ

あんなでも私を…いや私と一緒に楽しんでくれた大切な人なの」


祖母は少し黙ったあと、引き止める材料を思い出したように口にする

必死なのがとても伝わってくる


「そうだ、お前から消した兄の記憶と情報を戻してやるから

もっかいそれ見て考え直せ

アイツが龍になった先に手に入れたもの見てみるといい」


その瞬間脳に消えていた兄の記憶と情報が一斉に戻ってくる



-ある場所に一人の男がいた

男は常に美少女になる事を夢見ていた、馬鹿にされると思い常に隠していた


しかし高校生の夏、彼は女装コンテストが学祭であることを知り自分はどこまで美少女にちかづけているのか気になりエントリーして出場した


結果は予選落ちの惨敗だった

審査員は全員他の出場者に買収されていた

が、その事を知る由もなく

彼は絶望に打ちひしがられ夢半ばにして折れそうになったがふとあることを思いついた


「龍になれば、きっとあるいは…」


彼は祖母を、龍になりまだ見ぬ龍の世界へ旅立ってみたいという理由で欺き、儀式を得て龍へと変化した

龍はそれぞれ人型へ変化した時理想の姿になるのに加え、鱗が変異する服装がそれぞれを象徴するものになると言われていた

そして人型になった姿を見た祖母はそこで自分が欺かれていたことに気づく

見た目は金髪碧眼の美少女で、服装は黒いメイド服であった


龍同士となってはもう止める術を持たない

男はメイド喫茶へと働きに行き、人気ナンバーワンのメイドとなった




-「これを見てもお前は龍になるって言うのかい?」


私は笑って答える


「素敵な事じゃない、夢を叶える

その為に人間捨てるなら私も彼同様本望よ」


祖母はそれでも負けじと止めようとしてきたが私はこんな時にしか使えないと思い、好きなPCゲームのセリフをパロって終止符を打つことにした


「答えは得た

大丈夫だよおばあちゃん俺もこれから頑張って行くから」


「俺?」


「いや、わたしわたし」


「いまRyugle(検索サイト名らしい、アウトでしょ)でググッたけど、あんたのセリフゲームの感動シーンのパクリじゃない

原作ファンが聞いてたら怒るわよ

それに雰囲気で押し切ろうとしてるけどよく考えたら状況全然あってないねぇ

…はぁ、兄妹揃って祖母泣かせだねぇ…」


懇親の一撃をボロカスに言われて泣きそうになったが呆れたとはいえ、必死さが伝わって折れてくれたようで良かった


「じゃあ儀式に必要なものを言うよ、一つだけだ

自分の大切なもの

例えばお前の兄の場合だと髪の毛だったよ

お前のはなんだい?早く持ってきなよ」


私はすぐに自室に戻り、机の引き出しを開けて''チケット''と''オムライスの写真''を取り出すとすぐに祖母の元へ戻った


「なんだい、そんな遊園地のチケットとオムライスの写真が大切なものなのかい?

まぁいい、じゃあ始めるよ」


儀式は直ぐに終わった

祖母が呪文を3分程度唱えると、私の体はみるみる大きく細く鱗におおわれた4メートル程の龍と化した

そしてすぐ人型へと戻る

服装と容姿は…


「はぁ、兄妹そろって謎な服にすごいかけ離れた見た目選ぶねぇ…」


鏡で確認してみると、私の体はスラッとしたモデル体型に大きな二つのふくらみを貼り付けた感じで金髪の長髪に碧眼になっていて、服装はDTを殺すセーターだった

なんでさ

やはりエロg…PCゲーのやり過ぎがいけなかったかもしれない


ともかく時は一刻を争うので、私は祖母から適当に魔法の出し方を襲わり

魔導書も貰って魔法を使い、拘置所の場所を探り当て…たが

龍になって精神が変化し人でないものになったので、慢心とお姉さんが恐怖に震えているというぞくぞく感(性癖の発現)から助けに行くのをわざと死刑執行直前にすることにした




-月日は流れ、死刑執行直前となったので急いで死刑執行場へ全身防護服でワープしてさらに直前になるまで透明化して一緒に待機することにした


そこには、震える雪さん…

ではなく煙草をくわえたノコ姉が居た


「ちっ」


思わず舌打ちしたが透明化しているので音だけ聴こえる状態になった


「また看守が舌打ちしてル!

そんな事したらいけないんだゾ!」


今度は看守が舌打ちした

殺人鬼が言うな


そこからとりあえず、魔法使うのも面倒なので脳内に語りかけて会話することにした


「やっほ!元気してた?」


「元気に見えル?勿論さぁ!

最後だからってタバコ貰えたしね」


脳内会話でもうるせえなって、送ってやろうとしたけど思いとどまった


「私は雪さん助けに来たの

でも一体化してるから不本意ながらあなたも助けてあげるわ」


「やっタ!まだ生きたいって思ってたとこ〜」


普通は思わなくても叶うはずだぞ


「ところで、お互い別人格だってもうわかってるよね?」


「モチのロン!

ちなみに、私が生まれた理由は人を甦らせる黒魔術に必要な心臓集めが形骸化して人殺しの概念になった為だよ〜」


「わぁ、そこまで説明してくれるのね

助かるわ」


「じゃ、早く出して!」


「え?いやよ、死刑執行手前まで見守るわ」


「いじわる〜、そんな事して何が楽しいノ!」


「やっぱ取り消し、ウザイから今出してあげる」


私は即座に龍の世界にある無人島へとワープした


「わぁ、ここキレイな景色!

1面海だ〜

アレ?殺人衝動が湧かない」


私は自慢げに答える


「ここは時間の進みが止まった異世界よ

私がここに連れてくるにあたってあなたを眷属にさせてもらったわ、そうしたから感情コントロール思い通りよ、こうしないと分離した雪さん殺しかねないもの

今にだって無感情のデクアマにしてやれるわ

ついでにバグってた喋り方も鼻につくから正常の範囲内に戻したわよ」


「こわーい、やめてね〜」


「ここは…?どこなのでしょう?」


少し遠くで倒れている魔法で''分離''させた雪さんが目を覚ます


「ここは人の手の届かないところです

私姿形は変わってしまったけれど咲です、覚えていますか…?

何とかあなたを助け出せて良かった…うっ…」


雪さんがヨシヨシと抱きしめて大きくなった体を受け止める


「事情はわからない事だらけですが、おいおい説明してくださいね

それにしても咲さん…短時間で大きくなりましたね〜

私嬉しいです〜」


このゆるふわ加減がとても堪らない


「2人でイチャつくのやめてー!

というか何その格好(笑)誰堕とそうとしてるの(笑)

後ちょっと雪、咲ってばわざとギリギリまで…」


「ちょっと黙ってなさい」


「は〜い」


感情を消される危機を感じとったノコ姉は素直に黙った


「現実世界に戻ったらまた捕まってしまいます

ここで私と一緒にゆっくり暮らしましょうね」


雪さんは少し考えてから返事した


「とりあえずもうあんな暮らしはしたくありませんので仕方ありませんね

でも、私は咲さんが一緒なら全然平気ですよ

私こそこれからもよろしくお願いしますね!」


堪らない、このお姉さん可愛すぎる


顔を魔法で変えて現世へ?

そんなのとんでもない!2人ともこのままが1番!




-こうして3人は咲経由で現世から色々持ち込んで快適に楽しく時に一人ハブってイチャつきながら暮らしましたとさ

ここまで読んで頂きありがとうございます!

また次回作を書いたらぜひ読んでいただけると嬉しいです!

今回は、初めてのラブコメだったので…

というかラブコメ…ですよね?(不安げ)

うん、そうだきっとそうだ

という事でかなり四苦八苦しましたが何とか完結させられて良かったです!

というかこれもう終盤ギャグだな

では!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ